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経済的自由を目的とした時のバークシャーハサウェイという選択肢

バークシャーハサウェイ


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

皆さんご存知の通り、バークシャーハサウェイは投資の神様であるウォーレンバフェット率いる世界一の投資会社です!

時価総額ランキングでは世界6位(2017年9月末時点)、
50年間の平均リターンは驚異の20.8%/年!(S&P500(配当込)は同期間9.7%/年)

投資で勝つというのはNYダウやS&P500等の市場平均のリターンを上回ることを意味しますが、
その意味ではバークシャー程の実績を残している企業はほとんどないでしょう。


このブログの読者の方の多くは、資産運用を通じて経済的自由を達成したいという目標があるかと思いますが、
今回はその観点でバークシャーが投資対象として適した銘柄であるかどうかを考えてみたいと思います。


<結論>

結論から述べますと、りろんかぶおとしては、経済的自由を目的とした場合において
バークシャーへの投資は適さないと考えております。

(但し、これは個人の考え方によるところが大きいので、あくまでりろんかぶおの個人的な見解です。
バークシャーは素晴らしい会社であることは間違いありません)

<理由1>
最大の理由は、バークシャーは安定した配当を出さないという点です。
(というかバークシャーは配当を全く出しません。)

経済的自由とは、働かなくても生活できる状態と解釈しますので、
最低限必要な生活費を賄うための安定的な収入が必要です。

安定的な収入として最も確度の高いものの一つとして連続増配銘柄からの配当があるでしょう!

米国ではリーマンショックなどの100年に1度の大不況下でも
しっかりと配当を増額させている連続増配銘柄が100社以上存在します。

一方でバークシャーといえど、不況時にはリターンがマイナスとなり資産規模が一時的にかなり棄損されることもあるので、
キャピタルゲイン目当ての投資は生活費を捻出するための確実な方法とは言えないと考えます。

どのような状況下でも高い確率で期待する金額を受領できるということは、
経済的自由を目指す我々にとって最重要事項です。


ちなみに、以下記事で配当よりも自社株買いの方が経済的には良いことを書きました。

配当 vs 自社株買!本質的なリターンの差は税金というのは間違い!

しかし、自社株買いは理論的には株価が上昇するのですが短期的には全く逆の動きをする可能性もあるからか、
米国の株式市場では配当をしっかりと出すことの方が自社株買いよりも重要視されているようで、
連続増配企業の経営者がどんなに不況でも配当は増額するのに対し、自社株買いは簡単に中断したりします。

安定的な収入という観点からは、連続増配銘柄からの配当の方が自社株買いよりも優位であるといえるでしょう!
(ちなみに、バークシャーはバフェットがバークシャー株を割安と判断したときのみしかし自社株買いしないです)

<理由2>

そもそもの話ですがバークシャーが今までのような驚異的なリターンを上げるのは
現在ではかなり難しくなってきていると考えます。
実際にリーマンショック以降のリターンはS&P500を下回っているのです

バークシャーにとっての主な利益の源泉は、
割安価格で購入した株が適正価格まで調整されたときのキャピタルゲインです。

バフェットが長年保有している、ウェルズファーゴ、コカ・コーラ、アメックスなどは既に適正価格までの調整が完了している為、
年率20%維持のためには、新たな投資先を探し続けなければなりません。

一方、バークシャーは運用資産規模が大きくなりすぎたがために投資対象が制限されてしまい、
今までのようなリターンを確保するのは難しくなってきているとバフェット自身も認めております。

更にバフェットは87歳、副会長のマンガーは93歳と超高齢であり、
近いうちに引退することは確実で、後継者が年率20%という奇跡的なリターンをはじき出せるかどうかは不透明です。

<まとめ>

以上のような理由から、りろんかぶおとしては経済的自由を目的とした場合においては
バークシャーへの投資は適さないと考えております。

但し投資する目的や方針が違えば、世界一の投資家に運用を任せられるバークシャーへの投資というのは
かなり合理的な選択肢であることは確かです!

まずは何のために投資するのか?という点を整理しておくことは非常に重要ですので、
もしまだの方がいらっしゃればどこかのタイミングで整理してみるのもいいかもしれないですね♪

以上

りろんかぶお

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NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
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理論株価 現在株価
(ドル)
(2017/10/21)
割安度
割高度
連続増配
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/10/21)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 156.25 13%  高 5年 807,067 45,687 17.67
Microsoft (AAA) 36 78.81 119%  高 15年 608,053 21,204 28.68
Johnson & Johnson (AAA) 104 142.40 37%  高 54年 382,202 16,540 23.11
Exxon Mobil (AA+) 36 83.11 131%  高 34年 352,146 7,840 44.92
JP Morgan Chase (-) 79 99.51 26%  高 6年 345,270 24,733 13.96
Walmart (AA) 122 87.44 -28%  安 44年 261,201 13,643 19.15
Visa (A+) 33 107.55 226%  高 9年 244,730 5,991 40.85
P&G (AA-) 77 88.25 15%  高 61年 224,871 15,326 14.67
Chevron (AA-) (※1) 118.64
29年 224,823 -497 NA
Pfizer (AA) 36 36.42 1%  高 7年 216,602 7,215 30.02
GE (AA-) 16 23.83 49%  高 206,319 8,831 23.36
Verizon (BBB+) 56 49.53 -12%  安 12年 202,053 13,608 14.85
United Health (A+) 136 207.49 53%  高 7年 200,614 7,017 28.59
Coca Cola (AA-) 33 46.38 41%  高 54年 197,825 6,527 30.31
Home Depot (A) 68 163.43 140%  高 7年 192,654 7,957 24.21
Intel (A+) 35 40.43 16%  高 189,981 10,316 18.42
Merk (AA) 55 63.88 16%  高 6年 174,223 3,920 44.44
Cisco Systems (AA-) 42 34.25 -18%  安 6年 169,604 9,609 17.65
DowDuPont (-) (※2) 71.18 - - 166,275


Boeing (A) 155 264.75 71%  高 6年 156,489 4,895 31.97
Walt Disney (A) 51 99.40 95%  高 152,820 9,391 16.27
IBM (AA-) 213 162.07 -24%  安 21年 150,077 11,872 12.64
McDonald (BBB+) 74 166.30 125%  高 41年 134,702 4,687 28.74
3M (AA-) 107 221.32 107%  高 58年 132,077 5,050 26.15
United Technologies (A-) 55 120.93 120%  高 23年 96,569 5,055 19.10
Goldman Sachs (A+) 241 244.73 2%  高 6年 94,681 7,398 12.80
Nike (AA-) 34 53.06 56%  高 15年 86,568 4,240 20.42
American Express (BBB+) 73 92.09 26%  高 5年 80,210 5,408 14.83
Caterpillar (A) 49 131.36 168%  高 23年 77,630 -67 NA
Travelers (-) 192 133.32 -31%  安 12年 36,489 3,014 12.11
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 17,212.36 23,328.63 36%  高 - 6,564,825 286,410 22.92
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。


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[ 2017/10/21 10:15 ] 13.投資の勉強部屋 | TB(-) | CM(2)
参考になります
何ヶ月か前から拝見させてもらっており、参考にさせてもらっています。
私もバークシャーはバフェットが高齢すぎ、かつ後継者が出てこないことは非常に今後にとって問題と思います。
[ 2017/10/21 16:00 ] [ 編集 ]
Re: 参考になります
ご連絡ありがとうございます!いつも読んでいただきありがとうございます!

バフェットは後継者にも1兆円までの運用を任せているみたいですが、
買った銘柄をすぐに売ったりと売買を繰り返すことも結構あるのでバフェットの投資哲学が受け継がれているのか謎なところもありますよね。

ただ、バフェットはかなり元気そうなので後20年くらい第一線で活躍し続けるかもしれませんが。

今後もよろしくお願いします!


> 何ヶ月か前から拝見させてもらっており、参考にさせてもらっています。
> 私もバークシャーはバフェットが高齢すぎ、かつ後継者が出てこないことは非常に今後にとって問題と思います。
[ 2017/10/22 13:03 ] [ 編集 ]
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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