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低インフレのミステリー!FRBもお手上げの謎を考察!

rogo-インフレ率推移


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

突然ですが、9月のFOMCでFRBイエレン理事が以下のような発言をしました。

「経済が好調で賃上げも進んでいるのに、インフレ率が目標の2%に届かないのは我々にとっても「ミステリー」だ」

本日は、FRB理事に「ミステリー」と迄言わしめた米国の低インフレについて
インフレ目標2%としている理由や、なかなかインフレ目標を達成できない原因について見ていきましょう。

目次
1. なぜインフレ率2%を目指すのか
2. なぜインフレ率2%を達成できないのか
3. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. なぜインフレ率2%を目指すのか


インフレ目標2%というのは、実は米国のみならず、
日本をはじめ世界の先進国の標準目標となっております。

日銀黒田総裁は、これには以下の理由があると述べております。


① 物価の安定
まず、金融政策の目的は、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」で、どこの国でも同じです。
物価が安定しないと企業の業績が安定せず、我々の給料も安定せず、消費も安定せずというように、
経済全体が不安定になってしまうため、物価の安定というのは各国中央銀行の最大の責務といえるでしょう。

② 景気悪化時の金利引下げ余地確保
これは危機対応手段としての側面ですが、経済が急激に悪化した時には金利を下げることで景気を刺激することができるので、
その下げ幅を確保するために経済が良好な時に十分な水準まで金利を上げておきたいという中央銀行の思惑です。
消費が良好でインフレが進んでいる時は、企業が積極的に設備投資を行いやすい環境であり、
資金調達にも積極的である為、金利を上げやすい地合いにあります。


金融政策において、①物価を安定させたい一方で、②金利は十分な水準まで上げたいという、
二つの要素のバランスがとても重要であり、そのちょうどよいところが世界的に2%といわれているということです。

では、次に経済が絶好調の米国においてなぜインフレ2%を達成できないのか見ていきましょう!


2. なぜインフレ率2%を達成できないのか


まずは、リーマンショック以降の米国のインフレ率を見てみましょう。
インフレ率推移

確かに直近4年間ではインフレ率が2%を下回っておりますね。。

連日ダウが史上最高値を更新し、好調な経済が長期化している米国において、
賃上げも進んでいるのに、なかなかインフレが思うように進まないのはなぜなのでしょうか?

この理由として、FRBは携帯電話料金の値下げがあったことを理由の一つに挙げておりますが、
本質的な理由としてネットショッピングの急速な拡大という要因があるといわれております。

ネットショッピングがインフレを抑える要因は大きく以下二つです。

① 最安値での購入が簡単に
ネットショッピングが普及すると、買いたいものをどこのネットショップで買えば最安値で買えるかは、検索すればすぐわかりますよね。
日本でいえば価格.comとかで調べれば一発です。これがインフレを妨げる大きな要因になっております。

② 衝動買いの減少
商品が陳列されているスーパーなどで買い物すると、ついついあれもこれも買ってしまいますが、ネットショッピングだと他の商品に目移りするということがほとんどないので衝動買いが減ります。これも消費を抑える一つの大きな要因といえるでしょう。

このように、世界的にネットショッピングが急速に拡大してきた中、
昔よりも物価が上がりにくい構造になってしまっているというのが本質的な原因といえます。

消費者にとってはとても便利な世の中になってきていますが、
一方で各国の中央銀行は頭を抱える状況となっております。

中央銀行は世の中の流れを変えることはできないので、
この世の中にあった新たな金融政策手段を生み出す必要があります。

金融政策も日々進化が必要ということです。

そういった意味で、現時点でこの問題に直面している米FRBの今後の政策には要注目です!


3. NYダウ銘柄理論株価一覧


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Untitled spreadsheet
NYダウ銘柄
企業名(時価総額順)
※カッコ内はS&P格付
※企業名クリックで
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理論株価
(ドル)
現在株価
(ドル)
(2017/10/17)
割安度
割高度
連続増配
(5年以上のみ)
時価総額
(百万ドル)
(2017/10/17)
最新決算年
純利益
(百万ドル)
実績PER
Apple (AA+) 138 159.88 16%  高 5年 810,889 45,687 17.75
Microsoft (AAA) 36 77.65 116%  高 15年 596,847 21,204 28.15
Johnson & Johnson (AAA) 104 136.12 31%  高 54年 366,178 16,540 22.14
Exxon Mobil (AA+) 36 82.81 130%  高 34年 349,180 7,840 44.54
JP Morgan Chase (-) 79 97.84 24%  高 6年 332,605 24,733 13.45
Walmart (AA) 122 85.74 -30%  安 44年 256,123 13,643 18.77
Visa (A+) 33 108.30 228%  高 9年 247,657 5,991 41.34
P&G (AA-) 77 93.14 21%  高 61年 237,253 15,326 15.48
Chevron (AA-) (※1) 120.13
29年 225,809 -497 NA
Pfizer (AA) 36 35.98 0%  安 7年 216,127 7,215 29.96
GE (AA-) 16 23.36 46%  高 198,960 8,831 22.53
Coca Cola (AA-) 33 46.62 41%  高 54年 196,972 6,527 30.18
Verizon (BBB+) 56 48.09 -14%  安 12年 195,240 13,608 14.35
Home Depot (A) 68 164.22 142%  高 7年 193,880 7,957 24.37
United Health (A+) 136 193.20 42%  高 7年 186,797 7,017 26.62
Intel (A+) 35 39.76 14%  高 186,409 10,316 18.07
Merk (AA) 55 63.34 15%  高 6年 172,887 3,920 44.10
DowDuPont (-) (※2) 70.93 - - 166,858


Cisco Systems (AA-) 42 33.54 -20%  安 6年 165,742 9,609 17.25
Boeing (A) 155 259.75 68%  高 6年 154,119 4,895 31.48
Walt Disney (A) 51 98.13 92%  高 151,462 9,391 16.13
IBM (AA-) 213 146.83 -31%  安 21年 137,088 11,872 11.55
McDonald (BBB+) 74 165.01 123%  高 41年 133,949 4,687 28.58
3M (AA-) 107 218.72 104%  高 58年 129,928 5,050 25.73
United Technologies (A-) 55 119.01 116%  高 23年 95,036 5,055 18.80
Goldman Sachs (A+) 241 242.41 1%  高 6年 92,282 7,398 12.47
Nike (AA-) 34 51.37 51%  高 15年 83,175 4,240 19.62
American Express (BBB+) 73 91.96 26%  高 5年 82,086 5,408 15.18
Caterpillar (A) 49 131.47 168%  高 23年 77,246 -67 NA
Travelers (-) 192 128.82 -33%  安 12年 35,547 3,014 11.79
(※1)シェブロンは過去対象期間のフリーキャッシュフローがマイナスの為理論株価計算不可
(※2)ダウデュポンは2017年9月設立のため理論株価計算不可









NYダウ平均株価 16,674.27 22,956.96 38%  高 - 6,474,331 286,410 22.61
(※)シェブロン及びダウデュポンは現在株価を使用。


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:2019年にセミリタイアし現在は専業投資家。
元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【家族】:妻、子供2人
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

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