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FRBの利上げペースは遅すぎる?慎重すぎるFRBに迫る影

イエレン議長


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

今回は、米国の政策金利について過去のデータを振り替えりながら見ていきましょう。

りろんかぶおとしては、FRBの金利政策は少々慎重すぎて、
大規模な金融危機が起こった時に対処できないのでは?と心配しております。

この懸念についても以下で見ていきます。

目次
1. 政策金利と株価の関係
2. FRBの金融政策と懸念
3. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. 政策金利と株価の関係


理論的には、金利が上がると株価は下がり、
金利が下がると株価は上がる傾向にあります。

金利が上がると、企業の資金調達コストが増えるのでその分収益が圧迫されます。
株価とは理論的には企業の将来のキャッシュフローを現在の価値に割り引いた数字ですので、
金利が上がることが発表されると株価は下がります。

逆もしかりです。つまり景気が低迷している時に、
金利の下げ幅が大きければ大きいほど景気のカンフル剤としての効果は大きくなります。


2. FRBの金融政策と懸念


米国政策金利とS&P500 の推移の関係性を見ていきましょう。
SP500 vs 米国政策金利

ITバブルやリーマンショックなどの不況直後には、
景気を刺激するために金利を下げており、景気が回復し株価が上昇してくると
景気の過熱感を抑えるために金利を上げておりますね。

更にリーマンショック以降では、米国で初めて量的緩和も行っております。
FRBの国債大量購入を通して市場にお金を大量に注入することで景気を刺激するものです。

しかし問題は、S&P500 の株価推移を見てもわかる通り、ここまで米国経済が順調に回復していく中で、
FRBがようやく利上げに踏み切ったのが2015年末、資産規模縮小(量的緩和の逆)は今年の10月からです。

ITバブル崩壊後の金融政策を見ると、かなり早い段階で利上げに踏み切っていますから、
今回のゼロ金利政策期間はやはり歴史的に見てもかなり長かったといえるでしょう。
しかも現段階においても金利水準は1~1.25%とかなりの低水準です。

FRBがここまで慎重なのは、インフレ率が思うように上がってこなかったことが理由の一つといわれておりますが、
それにしても慎重すぎると思うのです。

なぜかというと、例えば今大不況を引き起こすような○○ショックが起こった時に、
FRBはそれに立ち向かうための武器(利下げと量的緩和の余地)をほとんど持っていないからです。

多方面で過熱状態にあるといわれる米国の株式市場は、いつ大暴落が来てもおかしくないといわれています。
そんな状況下、要のFRBが危機に対応する術を持たないという状況は危険すぎると思いませんか?

こちらの記事もご参照。
果たして米国株は割高なのか?~NYダウの理論株価の観点から~

そんな中、FRB理事のイエレン氏の任期が2018年2月に満了します。
次期理事候補は以下5人です。

・イエレン議長の再任
・コーン国家経済会議(NEC)委員長
・パウエルFRB理事
・ウォーシュ元FRB理事
・テーラー元財務次官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-06/OXCCIR6TTDS001

この中で、現在最も有力といわれているのがウォーシュ元FRB理事
更にウォーシュ氏は5人の候補者の中で利上げに対して最も積極的です。

今後の金融政策を左右する次期FRB議長が誰になるかは超重要ですので、
注意深く見ておきましょう!


以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

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[ 2017/10/16 13:29 ] 18.FRB | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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