
こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!
このブログではあらゆる企業の財務分析及び理論株価を広く共有し、
「どの銘柄を、いつ買えばいいのか?」の判断材料の一つとしていただくことを目的としております!
今回の銘柄は、検索エンジンとして知らない人はいないであろう
Googleです!
Googleは1998年に設立されたインターネットサービス企業で、
現在の時価総額ランキングはアップルに次いで
世界2位です。
Googleの共同創業者であるラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンは、
スタンフォード大学博士課程在籍中、に共同で
検索エンジンに関する論文を書き、
それをサービス化することを目的としてGoogleを設立しました。
そのような経緯もあり、Googleは検索エンジンにものすごい力を入れており、
ユーザーが探し求めている情報を的確に提供することに莫大な労力を費やしてきました。
だからこそ、検索で何か探す時はどうしてもGoogleを使う人が多いのではないでしょうか?
「ググる」や「グーグル先生」という言葉があるのも、Googleの検索技術の裏付けがあります。
そんなGoogleの直近10年間の株価推移は以下の通り(Yahooファイナンス抜粋)。

今回も以下の順でGoogle株を分析していきます。
目次
1. 財務分析2. 理論株価3. 結論4. NYダウ銘柄以外理論株価一覧
1.財務分析
(1)売上高・純利益推移

Googleが有名になってから、もう10年以上たつと思いますが、
未だに売上・純利益はぐんぐん伸びておりますね。
これは単純にGoogleサービスの
ユーザー数増加に伴う広告収入が増えている為です。
インターネットの普及が発展途上の地域もまだありますので、今後も売上を拡大できる余地はまだまだありそうです。
次に売上高構成比率を見てみましょう。

各構成要素の具体例は以下の通りです。
Googleサービス: 検索エンジン、Google Map、Gmail、Youtube
第三者サービス: Google AdSense等(例えばブログ等第三者のメディアにGoogleの広告を張り付けてもらうもの)
その他: アプリ販売、ライセンス収入、ハードウェア等
Googleは自身のサービスに広告を張り付けることで
広告収入を得るというビジネスモデルです。
売上の7割はGoogle自身のサービス経由での広告収入となっております。
確かにGoogleで検索すると、検索結果の上から2~3個は広告だったりしますよね。
確かな技術に裏付けされた検索エンジンゆえ、既に世界的にも
強力なブランド力を有しており、
既存のユーザーを離さないだけでなく、今後も新たなユーザーを獲得し続けていくことでしょう!
次に地域別売上高を見ていきましょう!

米国での売上げが
半分を占めます。
Googleほど世界的企業でも売上の半分が米国というのは少し驚きです。
これは逆に、海外ではまだまだ伸びしろがあるということでもありますので、
今後も業績拡大余地はまだまだありそうですね。
(2)配当金・自社株買い推移
Googleは現時点で
配当を出しておりません。
Googleのような成長段階の企業では、稼いだお金を新規投資して
事業拡大を優先するというのはので、
当分は株主還元はほとんどないかもしれませんね。
その分、業績拡大が株主の期待を上回ればさらに企業価値を増加させ、
株主としてメリットを享受できるでしょう!
2.理論株価
それでは、お待ちかねの理論株価です!
理論株価の計算には、
M&Aのファイナンシャルアドバイザーなどがメインで使用するDiscounted Cash Flow(DCF法)を使います。
Googleの過去3年間のフリーキャッシュフローの平均が、
今後も永久に続くと仮定した場合、
DCF法による理論株価は、
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
なんと
378ドルとなります!!(2017年10月15日現在1,007.87ドル)
※1 DCF法の概要説明は
こちら!
※2 リンク先記事と本記事の理論株価が異なるのは計算前提が異なるためです。リンク記事では、2016年時点のフリーキャッシュフローが今後永久に2%ずつ成長していく前提で計算しておりますが、今回は本サイトで他銘柄にも適用している保守的な計算前提(直近3年間のフリーキャッシュフロー平均、成長率0%)を使っております。
FANG銘柄を買ってはいけない理由これが適正株価だとすると、
現在の株価は
167%割高ということになります。。
但し、上記※2の通り、理論株価の計算前提はかなり
保守的な前提を使っておりますので、
今後も順調に成長していくであろうことも加味すると、理論株価はもっと大きくなります。
3.結論
・Googleは確かな技術に裏付けされた検索エンジンを中心として、オンライン広告ビジネスを展開
・2016年は売上90,272百万ドル、純利益19,478百万ドル。
・成長フェーズゆえ配当はゼロ。
・理論株価は378ドル(2017年10月15日現在1,007.87ドル)で167%割高。。但し、Googleの成長を織り込むと理論株価はもっと高くなるはず。
とてもインターネットサービスの中では絶大なるブランド力を構築しておりますので、
割安感が出てきたら買いたい銘柄ですね♪
4. NYダウ銘柄以外理論株価一覧
(NYダウ銘柄の理論株価一覧表最新版は
こちら!
スマホで御閲覧の方はトップ画面から最新記事をクリックいただき最下段ご参照ください)
Untitled spreadsheet
以上
りろんかぶお
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にほんブログ村※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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これって、「PERだけ見てりゃOK」て話でない?
理論株価と呼べるようなシロモノなのか・・・?