<日経平均 vs S&P500(円ベース)>
出典:
日経平均:https://billion-trillion.com/nikkei225-data/
S&P500(ドルベース):Yahoo Finance
ドル円:
1949年~2015年 https://stooq.com/q/d/?s=usdjpy&c=0&d1=19600101&d2=20170921
2015年~ Yahoo Finance
今回は、日米市場平均の過去チャート比較を通して、
日本株投資と米国株投資のどちらに優位性があるかを見ていきたいと思います。
条件を統一するために、S&P500は円換算しております。
1.1960年を基準年とした場合
この場合、なんと
日経平均のリターンがS&P500(JPY)を上回っております!!1960年時点で既に大国であった米国に対し、
日本はまだまだこれからの国でした。
1960年を基準とした場合、
日本の高度経済成長期をまるまる享受できる為、S&P500(JPY)に勝ることとなっています!
2.1970年を基準年とした場合
このケースでは、日経平均とS&P500(JPY)のリターンが
だいたい同じくらいになってます。
1970年ですと高度経済成長の終盤であり、
日経平均もそこそこの価格水準まで上がってきたことが主要因と考えられます。
3.1980年、1990年、2000年、2010年を基準年とした場合
この4つのケースでは、
円高の影響を跳ね返しS&P500(JPY)が日経平均を圧倒しておりますね!!
日本では高度経済成長が終わり、徐々に内需及び国内成長が飽和状態となり、
ここで初めて米国株と
平場の勝負ということになります。
超グローバル企業がずらりと並ぶ米国株は、
好調を続ける内需に加え
世界経済の成長も取り込んでいっておりますので、
平場の勝負では日本株はまだまだ歯が立たない状況といえるでしょう。
また、心配していた為替(円高)の影響も
米国株の上げの強さが飲み込んでしまってますね!
まとめ
上述の通り、高度経済成長期以前を基準年とした場合を除いて、
平場の勝負では
為替の影響を加味してもS&P500(JPY)が日経平均を圧倒していることがわかりました!!
グローバルでの地位を確立した企業が多数存在する米国株は、
今後も円高の悪影響を吸収して余りある上昇を続けると考えられます!
また以下の記事では、長期的には「為替変動」と「物価変動による株価増減」は相殺されるため、
長期投資の場合為替リスクは大きなリスクではなくなることを説明しております。
米国株投資における米国インフレ vs 円高NYダウ銘柄理論株価一覧は
こちらご参照ください!
以上
りろんかぶお
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