
こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!
このブログではあらゆる企業の財務分析及び理論株価を広く共有し、
「どの銘柄を、いつ買えばいいのか?」の判断材料の一つとしていただくことを目的としております!
今回は、以下のテーマについて3連載で考えていきたいと思います!
「果たして米国株は割高なのか?」本日は、3連載の内の2回目で、このテーマに関して
バフェット指数の観点で見ていきたいと思います。
① NYダウ理論株価 by りろんかぶお (
1回目記事ご参照)
② バフェット指数③ シラーPER (
3回目記事ご参照)
目次
1. 背景2. 評価方法3. 結果-②
1. 背景
2016年中旬に著名投資家の
ジョージソロスが、2016年内に米国株が
大暴落することを予想し、
米国株の大量ショート(売りポジション)、
かつ株価とは逆相関にある
”金”に大量のロング(買いポジション)を仕込んだことは有名です。
結果としては、トランプ相場でNYダウは史上最高値を更新し続け、ソロスは大損をしましたが、
現在多くのアナリストが米国株はバブル状態であり、近いうちに
リセッション(景気後退)が訪れる、と警鈴を鳴らしております。
以下がNYダウの過去10年間の推移ですが、2008年のリーマンショック以降上昇を続けており、
歴史的に見ればそろそろ大きなリセッションが訪れてもおかしくありません。

こういった状況下、米国株長期投資をするりろんかぶおとしても、現在の米国株は果たして割高なのかどうか、
データを見ながら分析してみようと思います。
2. 評価方法
本日は②の評価方法で割高有無を見ていきます。
バフェット指数とはその名の通りバフェットが
株式の割高感を測る際に
使用しているといわれる指標で、計算式は以下の通りです。
バフェット指数=国全体の株式時価総額÷GDPバフェット指数が
100%を超えている場合は割高と判断できるというものです。
バフェットは2001年のフォーチュンマガジンのインタービューで、この指数に関して
「いかなる時代においても、株式の評価をする上で最も優れた測定方法といえるだろう」と発言しております。
これは、企業価値は経済成長と共に同じような成長率で拡大していくという考えに基づくもので、
正直理論的な根拠は乏しいのですが、歴史的にみればこの考えは多くの場合において当てはまるといえそうです。
3. 結果-②
(2017年11月現在)

出典:Advisor Perspective
表のように、現在のバフェット指数は
134%であり、
バフェット指数の考えに基づくと、現在の米国株式市場は
非常に割高水準であるといえるでしょう。
過去を見てみても実際に
ITバブル崩壊の直前は151.3%、
リーマンショックの時には110%と、直近の二つの株式市場大暴落期の指標は共に100%を超えております。
現在の水準はリーマンショックの時の水準を超えるレベルであり、
かなり過熱感が高いと考えられそうです。
次回はシラーPERの観点から米国株の割高有無を見ていきます!
※1回目の記事(果たして米国株は割高なのか?~NYダウの理論株価の観点から~)は
こちら。
※3回目の記事(果たして米国株は割高なのか?~シラーPERの観点から~)は
こちらNYダウ銘柄理論株価一覧は
こちらご参照ください!
以上
りろんかぶお
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にほんブログ村※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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