バフェット部 セミリタイアした東大卒元商社マンの米国株情報サイト

M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はセミリタイアし専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!

【コカ・コーラ】世界最大の清涼飲料水メーカーの理論株価は?(2019年12月期)

rogo-2016-KO.png


<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★☆

・コカ・コーラ社は世界最大の清涼飲料水メーカーです。コカ・コーラ社は世界中で500以上のブランドを保有しており、炭酸飲料水の世界Top 5の内、4製品がコカ・コーラ社の製品です(コカ・コーラ、ダイエットコーク、ファンタ、スプライト)。そんな中、同社の競争力の源泉は、なんといってもコカ・コーラというエッジの利いた製品とそれを優れたマーケティングで世界トップクラスのブランドに仕立て上げたことだと思います。

・コカ・コーラ社のミッションは以下と定義しているのですが、同社製品を飲むことで、「さわやかだ」、「ハッピーだ」、等のポジティブな感情を抱いてもうようにうまくマーケティングをしております。よって同社は、コカ・コーラなどの製品を通じて、そういったポジティブな感情を味わってもらうという”体験”を提供しているのであり、これはたとえ同じ味のものでも”コカ・コーラブランド”の製品でなければこういった感情は味わえないのです。こういったブランドを確立したことが、他社に対する強力な競争優位性となっております。

1.世界中にさわやかさをお届けすること
2.前向きでハッピーな気持ちを味わえるひとときをもたらすこと
3.価値を生み出し前向きな変化をもたらすこと

・筆者も米国駐在中のオフィスではコーラが無料で常備されていた為、毎日ダイエットコークを飲んでいたほどコーラは大好きです。コーラの味は何となく中毒性があるというか何度も飲みたくなりますし、コーラの味に特化すればペプシ以外、他に競合がいないのでやはり強いです。コカ・コーラのレシピは超極秘扱いされていることは有名で、この時代では珍しく他社にまねできない製品を持っているという点も強力な競争優位性の一要素となってます。

・一方、近年世界的に健康意識が高まっており、糖分の多いコーラには逆風となっております。コカ・コーラ社も、糖分の少ない、或いはシュガーレスの商品を拡充させており、現に新発売したコカ・コーラゼロシュガーは大幅に販売数量を伸ばしております。

・ただ、個人的にはコカ・コーラ社を100年以上支えてきた屋台骨はやはりコカ・コーラであり、これが主力製品になりえないようであれば、コカ・コーラが他社に勝る競争優位性というのは大幅にそがれると考えます。りろんかぶおとしては、現時点でのコカ・コーラの長期的な競争優位性という点では少々疑問符がつかざるを得ず、今後、健康意識の高まった環境の中で、いかにコカ・コーラ製品を売り込んでいくかを見ていく必要があると思います。

<理論株価>
39.27ドル(2019年12月31日時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

・Concentrate Operations
飲料の原液となるシロップを卸売業者に販売するビジネス

・Finished product operations
飲料の最終製品を卸売業者に販売するビジネス

bisuness model

コカ・コーラは近年、製品開発とマーケティングという中核事業に注力すべくFinished product operations部門を縮小中。ちなみにコカ・コーラの主要ブランドは以下。

・Sparkling soft drinks:
Coca-Cola, Diet Coke/Coca-Cola Light, Coca-Cola Zero Sugar, Fanta, Schweppes, Sprite, Thums Up

・Water, enhanced water and sports drinks:
Aquarius, Dasani, glacéau smartwater, glacéau vitaminwater, Ice Dew, いろはす, Powerade;

・Juice, dairy and plant-based beverages:
AdeS, Del Valle, innocent, Minute Maid, Minute Maid Pulpy, Simply, ZICO;

・Tea and coffee:
綾鷹, Costa, FUZE TEA, Georgia, Gold Peak, HONEST TEA.

<決算情報>
・売上は37,266百万ドルと前年対比9%増。販売量の増加による影響が+1%、製品価格による値上げの影響が+5%、為替が-4%、コスタコーヒー(英カフェチェーン最大手)の買収・CHI(ナイジェリアの食品飲料会社)の買い増しによる影響が+7%。
・営業利益は10,086百万ドルで前年対比10%増。上述のとおり製品値上げと買収によるプラスの影響があったことに加え、シロップ販売が伸びたこと、コスト削減が寄与したことが要因。
・純利益は8,920百万ドルで前年対比39%増。上述の要因に加え、前年は営業外で1,674百万ドルの減損処理を行っていたことで利益が押し下げられていたことが要因。
・58年連続増配銘柄。

<財務情報>
kabuka-2019-KO.png
rev-2019-KO.png
PAt-2019-KO.png
cf-2019-KO.png
eps-2019-KO.png
seg-2019-KO.png
area-2019-KO.png
haito-2019-KO.png
seiko-2019-KO.png


以上

りろんかぶお

その他の人気記事はこちら↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

関連記事


[ 2020/03/04 10:26 ] 6.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:2019年にセミリタイアし現在は専業投資家。
元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【家族】:妻、子供2人
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

プロフィール詳細はこちら

PR
株式投資本の王道






















米国株人気ブログ紹介
ブログランキング
その他人気ブログはこちら