バフェット部 FIRE達成の東大卒元商社マンの米国株情報サイト

M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はFIREを達成し専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!(平日毎日12時更新)

3Mが2018年の高値から30%も低い株価で低迷している理由

logo-3M-2016.png


化学品大手の3M。

ダウ銘柄の一つであり、ビジョナリーカンパニーの代表的企業ともされ、
超優良企業として知られています。

そんな3Mですが、実は2018年の1月以降、株価はずっと低迷状態にあります。








3M株価は2018年1月26日に259.77ドルの高値を付けて以降、
3年半経過した現在181.72ドル(2021年10月18日終値)と約30%も低い位置で低迷状態にあります。
その間S&P500(以下)は2872.87(2018年1月26日)から4486.46(2021年10月18日終値)に56%上昇しているにも関わらず、
MMMが下落低迷している理由は何なのでしょうか?

もしその理由がわかれば、今が3Mへの投資のチャンスなのかどうかがわかります。



原因分析① 1/27日以降数日間の内に何か3M固有のネガティブなニュースがあったのか?

3Mのプレスリリースを見ると2018年の唯一のネガティブに見えるニュースは、
水質汚染でミネソタ州に訴訟されていた件につき850百万ドルで和解したニュースのみです。

これは巨額のコストを負うことになったものの、問題が解決したという意味ではポジティブなニュースともとれます。

株価は先行き不透明な状態を最も嫌い、そのような不透明要因がなくなることはむしろ好感されるので
3Mの長期低迷の原因とは考えられないと思います。

S&P500のチャートを見てみると2018年1月26日を境に同様に下げ局面入りしているので、
このあたりでの下げはマクロ環境によるものと考えられます。


原因分析② 業績はどうか?

以下が3Mの四半期業績の推移です。




出典:マネックス証券

これを見ると、2018/2Qをピークに、2019年3Qごろまで、売上高、営業利益、EPSともに下落局面に突入しております。


原因分析③ 将来への期待を表すPERはどうか?

次に直近5年間のPERを見てます。



出典:マネックス証券

2018年1月には実績PERは最大31.6倍あったものが、
現在では17.4倍になっています。よってPERの縮小だけで、株価は45%下落していることになります。



2018/2Q~2019年3Qの間に、業績が下落局面に入り、それに伴ってPERも剥落していき、
その後業績は改善方向に動いておりますが、PERは元には戻らずで、現在の長期株価低迷を招いていると言えます。

それでは、2018/2Q~2019年3Qになぜ業績が悪化してしまったのか、
そして、それがどのようにして投資家の3Mに対する将来の見方を変えてしまい、PER剥落に至ってしまったのかを次に見ていきます。

STOP

次回へ続く。

応援ボタン↓を押して頂けますと励みになります。
にほんブログ村 その他生活ブログ FIREへ
にほんブログ村

りろんかぶお

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
関連記事


[ 2021/10/19 12:00 ] 8.企業研究 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


プロフィール詳細はこちら

PR
株式投資本の王道
















米国株人気ブログ紹介
ブログランキング
その他人気ブログはこちら