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【ボーイング】 世界最大の航空機メーカーの理論株価は?(2020年12月期)

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<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★☆☆

・Boeingは米国の航空宇宙機器メーカーです。中でも主力は民間用航空機の製造・販売となります。

・民間用航空機業界の長期的な見通しについては、従来の明るい見通しからは下方修正せざるを得ません。何といってもコロナの影響です。新型コロナの影響で失われた旅行客需要はいずれ戻ってくると思われますが、ビジネス客に関してはそうはいかないでしょう。なぜならビデオ会議の便利さを多くの人が実感したことで確実に海外出張は今後も激減することが予想されるからです。
国際航空運送協会(IATA)が2020年5月に発表した今後20年間の旅客需要は以下で、コロナ化で行動様式が変わるとは言え年率3.7%ずつ伸びていくと予想しています。
旅客需要_BA_2020
出典:IATA

・Boeingは航空機需要がコロナ以前のレベルまで戻ってくるのに3年を要すると見込んでいます。旅客が戻ってきても、Boeingの直接の顧客となる航空会社の財務が改善してくるのにはタイムラグがあるためとのこと。

・こういった業界の中で、Boeingの競争力はどうなのでしょうか?以下は、メーカー別ジェット機受注数の推移です。Boeingは最大のライバルである欧州のAirbusとマーケットリーダーを激しく争っておりますが、ほぼこの二社で90%程度のマーケットシェアを占めております。
受注機数_BA_2020
出典:日本航空機開発協会

・旅客機は大きく、主要ジェット機(100座席以上)とリージョナルジェット機(100座席以下)の二つに分けることができますが、航空機市場全体においては主要ジェット輸送機需要が占める割合が大きいです。Boeing、Airbusともに主要ジェット輸送機の製造に注力しており、同市場はこの2社の独壇場になっておりますが、その理由は、航空会社にとって現行機と異なるメーカーの機体導入はパイロット育成に時間とコストを要することや、リージョナルジェット機と比較して主要ジェット輸送機は高い開発コストを要するという参入障壁があることなどが挙げられます。一方で、リージョナルジェット機の市場シェアは混戦状態となっています。

・しかし主要ジェット輸送機に占めるBoeingの立ち位置は悪化しています。Boeingは主力の737MAXの事故で生産停止が続き、2019年は新規受注の多くをAirbusに持っていかれこれは2020年も継続しています。737MAXは2020年12月に生産再開したものの、一度シェアを奪われると航空会社側でのパイロット育成の問題などで長期的な影響を及ぼすために、今後BoeingとAirbusの競争はさらに激化していくことが予想されます。

<理論株価>
直近3年間のフリーキャッシュフローが赤字の為計算不可。

※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>
1. 民間用航空機
民間用航空機の製造、販売、及びアフターサービスの提供。
現在生産中の機体は、737、747、767、777、787の5種類。現在797を開発中。

2. 軍事、防衛及び宇宙関連
軍事用航空機、防衛関連機器、宇宙航空関連製品(衛星、スペースステーション等)の製造、販売。

3. サービス&サポート
自社製品のメンテナンスやアップグレード等のサービス提供。

4. ファイナンスサポート
自社製品購入顧客に対する融資などを通じたファイナンスソリューションの提供。

<決算情報>

・売上は58,158百万ドルと前年対比24.0%減少。主力の民間用航空機部門の売上が、以下三つの要因で半減(マイナス16,093百万ドル)したことが主因。
→コロナ禍による航空需要の激減に伴い、納入機数が激減したこと
→主力製品ボーイング737MAXの事故に伴う生産停止(一部の国では2020年12月から納入再開)
→準主力製品ボーイング787の製造上の欠陥による減産の影響

各機体の納入機数は以下。(2019年→2020年)
737:127機→43機
747:7機→5機
767:43機→30機
777:45機→26機
787:158機→53機

・純利益は▲12,767百万ドルと赤字の深堀(前年は▲1,975百万ドル)。上述の通り、様々な要因で主力の民間用航空機部門の売上が激減したことに加え、2022年に納入開始予定であった開発中の777Xの納入開始時期が2023年後半にずれ込む見通しとなり$6.5 bil規模の減損を行ったことが主因。

・受注残は金額ベースで2019年末の376,593百万ドルから2020年末に281,588百万ドルに激減。生産停止していた737MAXのキャンセルに加え、コロナ禍の影響で新規注文が激減したことが主因。

<財務情報>
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りろんかぶお

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2021/04/27 12:16 ] 7.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(2)
V
お久しぶりです。
でも毎日参考にさせてもらってます。
激下げしましたが、大丈夫ですか?
僕としてはVよもっと下がれー!とおもってますが^_^、小遣いで買うにはちょーっと高いので。(*´-`)
[ 2018/10/16 08:09 ] [ 編集 ]
Re: V
Visaはほんと最強銘柄の一つですよねー。
下がってほしいのですが、自分の買いたいレベルからは相当乖離してしまっているのでいつ買えるのやら。。

激下げでもあまり気にせず相変わらず長期投資続けてます!

> お久しぶりです。
> でも毎日参考にさせてもらってます。
> 激下げしましたが、大丈夫ですか?
> 僕としてはVよもっと下がれー!とおもってますが^_^、小遣いで買うにはちょーっと高いので。(*´-`)
[ 2018/12/16 21:17 ] [ 編集 ]
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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