
多くの人は「幸せ」になりたいと思っていることでしょう。
一方で、「幸せ」とはなにか?
と問われたときにこたえられる人はほとんどいないのではないでしょうか?
私自身も、社会人になってから「幸せ」とは何か?ということを長い間考えてきたように思います。
この問いは、2000年以上も前からアリストテレスやゴータマシッダールタ等の各時代の賢人によってずっと考えられてきた、
人類最大のテーマの一つです。
一方で、過去の賢人たちの見解はあくまで自身の経験や思考の結果辿り着いた「幸福論」です。
つまりそれが正解かどうかはわからないのです。
その思想に触れた人がしっくりくるかどうか次第といった側面がありました。
これに対して近年では科学が発達してきたので、「幸せ」について科学的な見解が示されるようになってきました。
今回は、「幸せ」を最新の科学で分析した「精神科医が見つけた三つの幸福」という本を紹介します。
1.幸福の正体単刀直入にいうと幸福とは「いくつかの脳内物質の分泌」という現象です。
人が幸せを感じるときには、実に100種類以上の幸福物質が出ているといるそうです。
そして、私たちの日常的な幸福感を構成する主たる幸福物質は以下三つ。
①セロトニン
②オキシトシン
③ドーパミン
次に、それぞれの幸福物質がどのような幸福感を表しているのかを説明していきます。
2.セロトニン的幸福これは一言でいうと「健康の幸福」です。
体調がいい
癒される
集中力が高い
運動して気持ちがいい
自然の中にいてさわやかな気持ち
といったことを感じるときは脳内でセロトニンが分泌されております。
3.オキシトシン的幸福これは一言でいうと「つながりと愛の幸福」です。
好きな人といて幸せ
子供と過ごして楽しい
友達と飲みに行って楽しい
といったことを感じるときは脳内でオキシトシンが分泌されております。
4.ドーパミン的幸福これは一言でいうと「何かを得る、達成することによって得られる幸福」です。
お金、地位、名誉、社会的成功
目標達成や学びなどを通じた自己成長
褒められる、認められる、フォロワーが増える
物欲、金銭欲、名誉欲
というような状態のときに脳内でドーパミンが分泌されております。
5.幸せには優先順位がある三つの幸せがあると述べましたがこれらには優先順位があります。
この優先順位を間違うと、三つを同時に充足させることが困難なのです。
その優先順位とは
セロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福、の順です。
例えば、
成功(ドーパミン)を健康(セロトニン)より重視すると、仕事を頑張りすぎて体を壊す、というようなことが起こります。
成功(ドーパミン)を人とのつながり(オキシトシン)より重視すると、仕事を頑張りすぎて、家族との時間を持てず離婚する、というようなことが起こります。
人とのつながり(オキシトシン)を健康(セロトニン)より、重視すると人付き合いで頑張りすぎてメンタルを壊す、というようなことが起こります。
よってセロトニン的幸福→オキシトシン的幸福→ドーパミン的幸福、の順になるわけです。
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次回へ続く。
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