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M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はセミリタイアし専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!

【ホームデポ】 米国最大の住宅リフォーム店の理論株価は?(2020年1月期)

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<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★☆☆

・Home Depotは米国最大の住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーンです。

・業界の展望としては、住宅にまつわる買い物・サービスということで底堅い需要が継続すると思われる一方、伸びは限定的ではないかと考えます。Home Depotの主要顧客層の一つにDIY(Do It Yourself)顧客がいますが、彼らは家を自由にリフォーム・改造できる持家族です。一方、近年米国では持家率が減少傾向にあり(下図ご参照)、シェア社会が主流となっている中、長期的に見たときにDIY顧客というのは減少していくと考えられるからです。

米国内の持家比率(%)
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・そんな中、Home Depotの競合他社に対する競争力はどうなのでしょうか?小売業ということでなんといっても最大の競合はやはりアマゾンです。Walmart等の総合小売りではアマゾンの影響をもろに受けていますが、Home Depotの売上及び営業利益の推移(下図)を見ると、特段アマゾンの影響を受けているようには見えません。

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・Home Depotの顧客層を大きく三つに分けると、一般顧客、DIY顧客、リフォーム・改修業者となります。一般顧客の購入製品の内、特に自身で体感する必要のない製品(装飾関連、電化製品、家具など。逆にソファなどは体感が必要ですね)に関してはおそらくアマゾンに取って変わられるでしょう。一方で、DIY顧客や業者は、実物を自身の目で見て、触って、試しに使ってみて、専門知識を持つ店員に色々とアドバイスをもらいながら購入するので、こういった顧客層はアマゾンに取って変わられることはないでしょう。また、Home DepotはVR(バーチャルリアリティ)の技術を使って、店舗で実際のリフォームの方法などを体感できるサービスなども提供しており、アマゾンとの差別化を図っております。

・リアル店舗の競合である業界第二位のロウズに対しても売上高、利益水準共に大きく水をあけております。これは、Home Depotは利益率の高いリフォーム・改修業者を囲い込むことに力を入れており、業者向けのウェブサイトの開設等、IT関連に大きな投資を行い顧客利便性を高め、業者からのロイヤルティーを獲得し、顧客の囲い込みに成功している為です。また、Home Depotは自社の最大の競争力の一つとして専門スタッフによる接客を挙げておりますが、店舗での徹底したサービスによってブランドを確立していると考えられます。

・上述の点を総合すると、Home Depotの売上の一部はアマゾンにとって代わられることが考えられる一方、DIY顧客、業者からの需要は堅調に推移すると思われ、より高収益企業となると考えられます。ブランド力も高く今後も競争優位性を発揮していくと思われます。

<理論株価>
122.48ドル (2020年1月期時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

1. Building Materials
建築材料、電気、照明、木材、木工、および配管の販売

2. Décor
電化製品、装飾、フローリング、キッチン・バス、ペイントの販売

3. Hardlines
ハードウェア、屋内外園芸用品の販売

<決算情報>

・売上は110,225百万ドルと前年対比1.9%増加、顧客数及び顧客単価の増加が寄与。オンライン販売は売上の9.3%を占め、前年対比19.4%増加し。

・純利益は11,242百万ドルで前年対比1.1%増加、売上増加に伴った増益。

<財務情報>
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以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2020/05/06 15:34 ] 6.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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