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メディアでは報じられないロシアによるクリミア併合の真実!

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2014年に、元々ウクライナの一部であったクリミア半島がロシアに併合されました。

このニュースは当時多くのメディアで報じられ、多くの方が耳にしたことがあると思います。

但しメディアでは、ロシアによる軍事介入の映像等のみが多く報道され、
世間に、ロシアがウクライナから非合法的かつ強硬的にクリミア半島を奪ったというイメージを植え付けました。

一方でマスメディアの報道だけを見てロシアを非難するのはお門違いで、しっかりと真実を丁寧に見ていく必要があると思います。

今回はロシアによるクリミア併合について詳しく見ていきます。

1.ロシアによる併合はクリミア人が望んだもの

まず、一番のポイントは、ロシアによる併合はクリミア人が望んだものであるということです。

事実、クリミアは2014年3月16日に住民投票の結果、ウクライナから独立し、その後自らロシアに対し併合を求め、ロシアもこれを承認したことで併合が行われました。

では、なぜクリミア人はウクライナから独立したかったのでしょうか?

それには大きく以下二つの理由があります。

①クリミア半島にはロシア人が多い

クリミア半島は18世紀以降実質的なロシアの影響下に入り、20世紀にソ連が成立して以降は、ソ連の一部であるロシア共和国の一部となっていました。

よって、クリミア半島は比較的温暖な気候ということもあり、ソ連時代はロシア人が多く移住し、クリミアの住民を構成するようになりました。

1954年に、クリミア半島はロシア共和国から同じくソ連の一部であったウクライナ共和国へ両国の友好の証として割譲されましたが、当時はソ連内での割譲ということもあり、特に何も問題にはなりませんでした。

そして、1991年にソ連が崩壊し、ロシア人が多く住むクリミア半島はそのままウクライナの一部として独立国としてのウクライナの一部となったのです。


②2014年のウクライナの政変

2014年にウクライナでは重大な政変が起こりました。

元々、親ロシア派のヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領政権であったウクライナだが、
国内経済の不調などを理由にEUに歩み寄りたい勢力が育ち、そのような勢力が大規模な反政府デモを行い、
結果的にヤヌコーヴィチ大統領は隣のロシアに亡命し親EUの政権が誕生。

これが、合法的な政権交代だったかどうかはかなりグレーで、多くがロシア人で構成されるクリミア半島はこの動きに反発。

「こんなウクライナなら、我々はロシアになりたい!」

ということで、クリミア半島の住民たちは住民投票で大多数の賛成を経て独立し、自らロシアへの併合を願ったのです。


2.なぜロシアは非難されるのか?

上記の経緯を見ると、ロシアは何ら悪いことをしていないように思えますが、
クリミア半島併合後、ロシアは国際社会から非難され、経済制裁まで受ける羽目になりました。

それはなぜなのでしょうか?

国際社会の視点でいうと、クリミア半島の併合は非合法的に行われたと解釈されたからです。

なぜならウクライナ憲法では、

「領土変更は国民投票によってのみ議決することができる」

と定められており、ウクライナの一部であるクリミア半島が、その地域の住民投票のみで独立を強行したのは明らかな憲法違反なのです。

国際法的には、クリミア住民の意志でウクライナから離脱したい場合、1:非軍事化、2:民主化、3:非過激化という三つのルールを守ったうえで国連の管理の下で住民投票が行われれば、国際法的には独立が認められるが、
当時のクリミアには既にロシア軍が介入しており(ロシア主張では、親EU政権からクリミアのロシア人たちを守るため)、
「非軍事化」のルールが守られておらず国際法的にも非合法ということである。

このように、クリミア半島のウクライナからの独立、そしてすぐそのあとのロシア併合派、「非合法的に行われた」と国際社会には解釈され、EU諸国、米国、日本などからロシアは経済制裁を受けることになった。

STOP

<コメント>

・上記の経緯だけを見ると、一方的にロシアが悪いと判断するのは軽率だと思います。ロシアは、クリミア半島にすむ多くのロシア人のために行動したとも考えられるからです。

・ロシアにはロシアの主張があり、ウクライナ・国際社会には彼らの主張があるということです。

・ロシアやクリミア半島の言い分としては、「併合は国際法の観点で合法的に行われた」と主張していますが、それが非合法的と主張するウクライナ・国際社会に対し、「そもそもの発端は非合法的に行われたウクライナの政権交代でしょ?あれはどうなの?」という言い分もあるはず。

・クリミア半島をめぐる攻防に関しては、ウクライナ、ロシアの裏にある意図が存在するかもしれませんが、そこは我々にはなかなかわからないところ。クリミア半島の人がハッピーであることが一番では?とも思ったり。(つまりロシア政権下の今の状況)

・ここで心に留めておきたいのは、メディアの情報というのは非常に偏りがあるということ。我々はメディアの報道だけを見て「ロシアはけしからん」と考えるのではなく、特にこのような政治的なニュースはしっかりと客観的事実を見つめる必要があります。(あと歴史)

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りろんかぶお

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2021/08/26 19:00 ] 8.企業研究 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

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【名前】:りろんかぶお
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【出身】:千葉
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【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
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