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バフェットはおおむね〇倍のレバレッジをかけている

バフェット2


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バフェットは借金をしないことで有名ですが、実際にバークシャーハサウェイのバランスシートを見ると、
負債の規模はかなり大きなものです。

そして負債の大きな部分を占めるのが保険事業からの”フロート”です。

フロートとは何でしょうか?

これを説明するためには、バークシャーの主要ビジネスでもある損害保険会社のビジネスモデルを説明する必要があります。

保険会社では、基本的に保険料を先に受領し、保険給付金の支払いは後で行われます。

つまり、保険料を受け取ってから保険給付金を支払うまでの期間、余剰資金が生まれ、これをバークシャーでは「フロート」と呼びます。

保険会社の規模が大きくなると、連続的に保険料の受け取りと保険給付金の支払いが発生し、次第にフロートの額が安定してきます。

そして普通の借入だと当然金利がかかりますが、フロートには金利がかからないことも大きなメリットです。

一般的な保険会社はこのフロートを使って、債権投資等のローリスクローリターンの投資を行いますが、バークシャーではその財務基盤の強さを武器に、株式等のハイリスクハイリターンの投資を積極的に行っています。

この”フロート”こそがバークシャーハサウェイの高リターンの秘密だったのです。

バークシャーにおける、フロート、有価証券投資額、債務比率の推移を表したのが以下です。

(単位:百万ドル)
フロート有価証券投資債務比率
1970年39
1980年237530
1990年1,6325,119
2000年27,87137,61953.61%
2010年65,83259,81956.23%
2020年138,000281,17048.34%

※バークシャーの年次報告書から筆者が作成

バークシャーでは有価証券投資(上場企業への投資)のみならず、非上場企業への投資や買収による子会社かも含まれるので、有価証券投資の額がバークシャーの投資の全てではないことには注意が必要です。

但し、それでも有価証券投資に対して、フロートはおおむね半分くらいあり、2000年に至っては有価証券投資りもフロートの方が大きいです。

実際の負債比率(バランスシートの負債÷総資産)を見てもおよそ50%前後です。

これらからわかることは、バークシャーではおおむね2倍のレバレッジがかかっていることがわかります。

バークシャーの平均年率リターンがS&P500のおよそ2倍なので、バフェットの驚異的リターンはレバレッジで全て説明できてしまうことになります。

但し、企業というのは元々企業自身で借入をしていることがほとんどの為、レバレッジをかけて投資をするということは二重にレバレッジがかかっていることを意味します。

「レバレッジをかけて株式投資を行うのは危険!」といわれるのはこのような理由から、ボラティリティがかなり高くなり、全損というリスクもはらむからです。

その点、バフェットは生活必需品系企業等、株価の動きがマイルドで安定した企業への投資が多く、
ほんとに強い企業に2倍程度のレバレッジをかけて集中投資してきたのがはまり、ここまで有名になったと言えます。

ここからわかるのは、大きな成功をつかむには、レバレッジと適切に付き合っていく必要があることを意味します。

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りろんかぶお

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。




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[ 2021/08/19 19:00 ] 12.バフェットの投資哲学 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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