先週VerizonとAT&Tが2021年2Qの決算発表を行いましたので、結果と両社の比較を行います。
1.Verizonの決算結果 | 予想 | 実績 | 前年同期比 |
売上高 | 32.68B | 33.76B | 11% |
調整後EPS | 1.29 | 1.37 | 21% |
通期予想売上高 | - | - | - |
通期予想EPS | 5.12 | 5.25 ~ 5.35 | 8% |
・無線通信の新規契約者数が54.6万人と前年同期比50%増加、内携帯のポストペイド新規契約者27.5万人増(前年同期は17.3万人増)。契約者数合計は1.21億人と昨年対比1.2%増加
・新規契約者増による、無線通信機器売上高が48%伸びたことがトータルの売上高増を牽引。
・ポストペイドの無線通信契約の解約率は0.94%(前年同期0.78%)で、その内、携帯が0.76%(前年同期0.58%)。解約率の上昇は要注視。
2.AT&Tの決算結果 | 予想 | 実績 | 前年同期比 |
売上高 | 42.64B | 44.04B | 8% |
調整後EPS | 0.79 | 0.89 | 7% |
通期予想売上高 | 174.39B | 175.19B ~ 176.91B | 2% ~ 3% |
通期予想EPS | - | - | - |
・携帯のポストペイド新規契約者78.9万人増と前年同期の15.1万人減から一転。
・新規契約者増による無線通信機器売上高が32%増
・Warner Mediaは米国の有料会員数が47百万人(前年同期比29%増)、全世界合計で67.5百万人(同21%増)。売上高は8.8Bで31%増。
・ポストペイドの無線通信契約の解約率は0.87%(前年同期1.05%)で、その内、携帯が0.69%(前年同期0.84%)。解約率は改善。
3.AT&T vs Verizon・重要指標であるポストペイド携帯新規契約者数はAT&Tが78.9万人増に対し、Verizoは27.5万人増でAT&Tが圧勝。解約率でみてもAT&Tが良い。
・両社ともに無線通信の業績は好調だが、AT&Tは相変わらず有線通信部門が足を引っ張っているため、全体としてはVerizonの方がよく見える。
・通信部門以外ではAT&TのWarner Mediaが好調。有料会員数もかなり伸ばしており、同部門売上高の全体に占める割合は約20%に到達。
・Verizonもメディア部門があり前年同期比50%の伸びを見せているが、全体に占める割合が6%しかなく全体への影響力はない。
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