
ネットフリックスが2021年4~6月期の決算を発表。
結果は以下の通りでした。
<決算結果>1.2021年2Q実績NFLX | | | |
| 予想 | 実績 | 前年同期比 |
売上高 | 7.32B | 7.34B | 19% |
調整後EPS | 3.15 | 2.97 | 87% |
次Q予想売上高 | 7.48B | 7.477B | 16% |
次Q予想EPS | 2.17 | 2.55 | 47% |
<コメント>
・EPS実績のみ予想を下回る結果に。
・売上は有料会員が11%増加したこと、会員当たり単価が8%増加したことが主因
・前四半期対比では営業利益が6%減。コスト増が売上増を上回る。
2.有料会員数データ下表は、年別の12か月間の会員の伸び具合を表したグラフ。

出典:ネットフリックス決算説明資料
下表は地域別の会員数推移

出典:ネットフリックス決算説明資料
<コメント>
・2021年は例年に比べて伸び具合が悪い。2020年に需要の先食いをした感はあり。
・そしてなんといっても、最も単価の高い北米の有料会員数は前四半期対比で減少。ここ数年で初めての減少。
・次に単価の高いEMEAの有料会員数の伸びも鈍化。
・Netflixは事業展開しているそれぞれの国の俳優と言語を用いたオリジナルコンテンツ制作に力を入れ始めており、今後はまだ会員獲得の期待できる欧米以外が注力エリア。但し、それらエリアは単価が低い傾向あり。
3. 競争環境以下は、米国のTVスクリーンで視聴される動画に占める各サービスの割合。

出典:Nielsen、ネットフリックス決算説明資料
<コメント>
・米国のTVスクリーンで視聴される動画の内、ストリーミング動画の占める割合は27%、Netflixは7%。視聴時間としてはシェア拡大の余地あり。但し、有料会員増につながるかは別問題。
・DiscoveryとWarner Mediaの合併や、AmazonのMGM買収等、ストリーミング業界では再編が相次ぐが、これらはNetflixの成長を妨げる脅威にはならないと考えているとのこと。
・Netflixも買収機械は常に模索しているが、今のところ魅力的な機会は見つかっていない模様。
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