近年、急成長しているクラウド市場について、米調査会社のCanalysのレポートを以下の通り要約します。
原文:https://www.canalys.com/newsroom/global-cloud-market-Q121
・クラウドのマーケット規模は2021年1Qで前年同期比35%増加して$41.8billionに達した。

出典:Canalys
・コロナによるリモートワーク普及、ビジネスプロセスの変更等、企業でのデジタルトランスフォーメーションの加速がクラウド需要を押し上げた。
・マーケットシェアの上位三社は以下。
1位:アマゾン(AWS)。2021年1Q売上高は前年同期比32%増
2位:マイクロソフト(Azure)。同50%増
3位:グーグル。同56%増

出典:Canalys
・Canalysのアナリストによれば、「2020年はクラウド化が急速に進んだ年だが、まだ多くの企業はクラウドに移行していない。今後もクラウド化はますます進むし、昨年延期された巨大プロジェクトが2021年に制約されるだろうし、新たな利用シーンも市場規模を押し上げるだろう。」とコメント
・今後クラウドの活用が見込まれる分野は、5G、自動運転、産業ロボット、AR・VR等の先端技術エリア。
STOP
・ちなみに、ジェフベゾスはかつてAWSの競争優位性について以下の通りコメントしています。
「AWSは競合他社よりも7年早くクラウドサービスを開始してきたという大きなアドバンテージがある。その結果、AWSのサービスは最も発達していて、最も機能性に富む」
・上位三社の中ではAWSの売上の伸びが一番鈍いようにも感じますが、AWSはそもそもの売上規模が大きいため、純粋な売上の増額幅でいえばAWSがトップとなります。つまり、新規顧客獲得においてもAWSが最も競争力を発揮しています。
・行政機関や大企業でクラウドが使われる時、やはりセキュリティ面も重要であり、そういう意味で過去の実績というのは大きな付加価値になります。
・最も実績があるという意味でもやはりAWSは今後も強いでしょう。
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