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ズームの1Q決算にみるズームの競争優位性の考察

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6月1日にズームビデオが2021年2月~4月の決算発表を行いました。
結果は、相変わらずずば抜けてよい決算となりました。

<ZM 2021年2月~4月期決算概要>

予想実績前年同期比
売上高906.03M956.237M191%
調整後EPS0.991.32560%
次Q予想売上高
通期予想売上高
931.74M
3.8B
985M~990M
3.975B~3.990B
-
次Q予想EPS
通期予想EPS
0.94
3.76
1.14~1.15
4.56~4.61
-


・売上高、EPS、ガイダンスともに予想を上回る。

・売上高推移。次四半期以降は前年対比が厳しくなる。
売上推移_20210602
出典:ズーム決算資料

・顧客ベースの前年同期対比。売上は6倍以上になっているのに顧客ベースは約2倍程度。
これは売上計上のタイミングの問題。2020年4月末時点ではコロナ特需で顧客ベースは大幅上昇していたが売上は未計上であったため。
顧客推移_20210602
出典:ズーム決算資料

・各項目マージン。売上に対する費用の比率が下がり、営業マージンが上昇。SaaS銘柄らしい良い傾向。
経費比率_20210602
出典:ズーム決算資料


<コメント>

・ズームはビデオ会議の代名詞となり、ビデオ会議導入を検討する人ならまず検討するのがズームになるだろう。

・何の登録もなしにリンクにクリックさえすれば誰でもビデオ会議ができるという便利さがズームの強み。

・一方、ライバルのマイクロソフトやグーグルも、ズームと同じように自社アカウント保有者以外もビデオ会議を使えるようにオープン化したため、ズームのライバルに対する競争優位性は減少している。

・また、ビデオ会議はビジネスのコミュニケーションツールと一つであり、マイクロソフトやグーグルがメール等のツールを持つ一方でズームはビデオだけしか持っていないというのも弱点。
(こういうことから社内でずっとマイクロソフトを使ってきた会社は、社内のビデオ会議はTeams、社外用にはズームと使い分けており、二重に契約しているところが多い)

・マイクロソフトのTeamsがオープン化したため、「社外用にもTeamsでよさそうだから、ズームは解約するか」という会社も出てくる可能性はあり。

・ズームは今後、コミュニケーションツールの拡充とビデオ会議のユーザーインターフェースの継続的な改善が求められるだろう。

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りろんかぶお

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2021/06/02 12:04 ] 8.企業研究 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

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Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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