
長らくウォーレンバフェットの相棒となってきたチャーリーマンガーですが、彼はバークシャーの副会長であるとともにDaily Journalという新聞などを発刊するメディア企業の会長も務めます。
マンガーは2月24日のDaily Journalの年次総会に出席し、視聴者から寄せられた質問に答える形でマンガーの投資哲学を披露しましたので一部を紹介します。
質問:バリュー投資はGDPが減少していく世の中でも有効か?マンガー:バリュー投資が時代遅れの投資手法になることはない。
私にとってのバリュー投資の定義は、株式の取得価格以上の価値を求めることだからだ。
多くの人はバリュー投資というと、お粗末なビジネスをしているがキャッシュをたくさん持っている会社に投資することだと思っているが、私はそれをバリュー投資とは定義していない。
全ての”良い投資”はバリュー投資であると考えている。
強い企業にバリューを見出す人もいれば、弱い企業にバリューを見出す人もいる。
但し、全てのバリュー投資家は自分が支払った金額よりも多くの価値を求めていることで共通している。
質問:パッシブ(インデックス)投資は有効か?マンガー:多くの人が、4~5銘柄に投資するよりも、100銘柄に広く分散投資している方が、プロフェッショナルな投資をしていると思っている。
この考えは全く持って狂気の沙汰だと思う。
私にとっては、優良企業を100社見つけるよりも、5社見つけるほうがはるかに簡単だと思うからだ。
私はこのようなdiversification(投資対象を分散すること)をdiworthification(価値を低下させること)と呼んでいる。
私は、自分自身が理解できるビジネスで、自分自身にアドバンテージがあると思える企業を2~3社を保有している方がはるかに安心だ。
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