
自動車社会において確実に到来する未来とされているのが自動運転車。
自動車の世界市場は超巨大故に、投資の世界において自動運転車というのは最も重要なテーマの一つです。
2020年代後半には自動運転車が普通になる社会が訪れるとされており、今自動運転社会で最も必要とされる企業に投資できれば、大きな果実をもたらすでしょう。
そういうことで、「自動運転社会で最も必要とされるのはあの企業」について、複数回に分けて探求していきたいと思います。
第一回は以下↓
自動運転社会で最も必要とされるのはあの企業①第二回は、自動運転車において何がコアな技術となるのかについて分析していきます。
4.自動運転車におけるもっともコアな技術前回、自動運転に必要な技術として以下7つを挙げました。(詳細は前回記事参照)
①ローカライゼーションとマッピング
②パーセプション(認識技術)
③プレディクション(予測機能)
④プランニング
⑤コントロール
⑥コーディネーション
⑦外部ヒューマンマシンインターフェース(e-HMI)
そしてこの中でも最も難しいとされているのが②パーセプション(認識技術)です。
パーセプションは、カメラ、LIDAR(光を使った検出・測距技術)、レーダー、GPS(全地球測位システム)、慣性航法ユニット(INU)などを含むデータから、車両の状況と周辺環境と位置関係情報を認識・判断します。
そしてこれには、他の車両、歩行者などあらゆる障害物の位置と動きが含まれ、解析に複雑かつ膨大な量のデータを要することから、自動運転の実現において最も難しいステップとされています。
人間でいうと、
周辺状況を感知するための、カメラ、LIDAR(光を使った検出・測距技術)、レーダーが「目」、
それら情報を基にどのようなアクションをするかを判断をするAIが「頭脳」
と言った感じでしょうか。
5.”目”の役割を果たすカメラ、LIDAR、レーダー①カメラカメラでは画像の認識を行います。
画像の認識においては、物体認識やトラッキング、白線の検出、信号の認識、標識の認識、走行可能エリアの識別などです。
一方、カメラでは光を受けて、その波長や強さなどを解析して画像を認識するため、直射日光や対向車のヘッドライトが直接カメラにあったってしまう場合に機能しなくなってしまいますし、物体の形状を立体的に把握することは困難です。
よって補完的な機能を果たすLIDARやレーダーが必要になってくるわけです。
②レーダーレーダーは、電波を送信するアンテナと受診するアンテナから構成されその時の発信した電波と対象物に反射し帰ってきた電波の差分から対象物までの距離を算出しています。
レーダーは電波なので、トンネルや対向車のライトが当たるなどのように明るさが急激に変化する条件でも、明るさに左右されず検出できることが強みです。
③LIDARLiDARは、「Light detection and ranging(光による検知と測距)」から由来した名前を持っています。
このLiDARは光を飛ばし、帰ってきた光を受光機で受け取りその時の時間差から距離を算出するというのが基本的な原理となります。
短い波長のレーザー光を利用することで高い精度で位置や形状などを検出できるのが強みです。
例えば、レーダーとカメラによる検知は、対象物までの距離計測は可能ですが、正確な形状や位置関係を検知することは現状では困難です。対するLIDARは、先行車・歩行者・建物などの距離や形状、位置関係を三次元で把握することが可能です。
ちなみにLIDARの技術自体は新しいものではなく、地質学や気象学の分野では古くから用いられてきました。例えば、飛行機にLiDARユニットを搭載して、地形調査を行うといった使い方です。
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こう考えると、目の役割だけでも、大きく三つの技術が使われており、自動運転とはまさに人類の知能を結集した商品になるということがうかがえます。
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