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【IBM】 IT業界の巨人の理論株価は?(2021年12月期)

ろご

<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★☆☆☆☆

1. 企業概要

・IBM社は長年IT業界を牽引してきた企業です。多くの方がご存知の通り近年、ハードウェア中心のビジネスから、AIやクラウドといったより付加価値の高い分野に軸足を移しております。

2.   個別企業競争力

・IBMと言えば投資家の間では、バフェットに「IBMへの投資は失敗だった」と言わしめたあまりいけていない企業として有名なのではないでしょうか?バフェットは、IBMが注力するAIやクラウドの分野では、Google、Amazon、Microsoft等の超優良企業が大規模な投資や研究開発をしており、そのような競争が激化している分野でIBMが競争優位性を発揮できるかどうかという点に疑問を持ち、IBMから撤退しました。実際にクラウド業界では以下グラフの通り、上述三社とアリババの後塵を拝す結果となっています。

Cloud market_IBM_2022

・一方IBMは、長年法人顧客向けに業務システム等の企業内ITインフラの構築をしてきて、上述三社と比較しても法人顧客の抱える業務プロセス上の課題やニーズに対する知見が豊富で、顧客ネットワークも強いのではないかと考えます。実際にIBMは法人顧客に特化して、既存の基幹システムも有効活用した上でのクラウドやAIも組み入れた最適なITプラットフォームの構築を提供するサービスに注力しています。

・ただ、実際にはIBMのクラウドの成長力は競合他社と比べて弱く、更にIBMはクラウドの普及により、元々のメインビジネスであったITインフラ部門などはどんどん縮小していくとみられ、全体的には今後も厳しい業績展開が予想されます。

<理論株価>
185.37ドル(2021年12月31日時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

1.Software
・IBMが保有する有名なAIであるWatsonが、言語、画像、音声データなどを、機械学習を通して大量に解析し、顧客の業務上の課題やニーズに対してソリューションを提供するサービス。
・ハイブリッドマルチクラウドという、既存基幹システムも有効活用しながらのクラウド化及び他のクラウドサービスとの組み合わせのシステムに関するオペレーションに必要なオペレーティングシステムやプラットフォームソフトウェアの提供。
・企業内で独自に構築するITインフラに対する各種ソフトウェアの提供。

2. Consulting
業務の自動化やデジタル化、効率化を志向する顧客に対するコンサルティングやソリューションを提供するサービス

3. Infrastructure
サーバーやストレージ、ソフトウェア等の、ITインフラ構築に必要なハードとソフトの提供。

4. Financing
ITインフラ構築の初期費用を抑えたい顧客に対するファイナンスプランの提供。


<決算情報>

・売上は57,350百万ドルと前年対比3.9%増。Kyndrylの売却益・Red Hatの二桁成長などが牽引しSoftwareが5.3%増収、Consultingも好調で9.8%増収、 Infrastructureは生産サイクルの影響もあり-2.4%減収。

・純利益は5,743百万ドルで前年対比2.7%増。売上増に加え、昨年計上していた人員削減費用2,035百万ドルが今年は181百万ドルに減少したことを、昨年の税メリットがなくなったこと、Kyndrylの売却に伴う利益減少が一部相殺。

<財務情報>
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りろんかぶお

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2022/04/19 15:05 ] 7.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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