
<2020年12月16日FOMC 5つのポイント>1.経済は回復を見せるも直近回復ペースは減速気味で特にサービス業が弱い。失業率は依然6.7%(11月時点)。
2.ワクチン緊急承認はGood Newsだが、接種可能時期、大量生産・配送の実現可能性、異人種への有効性などには懸念が残り、感染状況に関しては今後数か月は厳しい状況が続くだろう。
3.政策金利は、雇用最大化及びインフレ率2%超達成まで0.00%~0.25%据え置き。
4.資産購入に関しては、毎月少なくとも国債$80bil、住宅ローン担保証券$40bilを買増す方針。
5.FRBメンバー及び連銀総裁の経済予測平均値は以下
| 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 長期 |
GDP成長率 (前回) | -2.4% (-3.7%) | 4.2% (-4%) | 3.2% (3%) | 2.4% (2.5%) | 1.8% (1.9%) |
失業率 (前回) | 6.7% (7.6%) | 5.0% (5.5%) | 4.2% (4.6%) | 3.7% (4.0%) | 4.1% (4.1%) |
インフレ率 (前回) | 1.2% (1.2%) | 1.8% (1.7%) | 1.9% (1.8%) | 2.0% (2.0%) | 2.0% (2.0%) |
政策金利 (前回) | 0.1% (0.1%) | 0.1% (0.1%) | 0.1% (0.1%) | 0.1% (0.1%) | 2.5% (2.5%) |
<著者コメント>・今回の新しい点は、資産購入額を明記したこと。やや緩和方向。
・経済予測に関して全体的に上方修正しており特に、GDP成長率、失業率に関しては改善幅が大きい。
・米国では足元毎日20万人以上の新規コロナ感染者が出ており深刻な状況ですが、中長期的に見れば今後の経済は楽観視してもよさそうですね。
<FRBバランスシート推移>
出典:FRB
※単位は百万ドル(7M百万ドルは100円/ドル換算で700兆円)
以上
いつもありがとうございます。参考になったと思って頂けた方は応援ボタンを押して頂けますと励みになります。
にほんブログ村りろんかぶお
※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
- 関連記事
-