
現在世界的に大きな課題として地球温暖化があります。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、科学的な根拠を基に現在の温暖化は人為的要因である可能性が極めて高い、という見解を示しております。
IPCCによると、今の状況を放っておくと、2100年までに1986~2005年の世界平均気温から最悪のケースで4.8度も上昇してしまうとのこと。
これは人間の体温に置き換えて考えてみるとわかりやすいです。
人間の体温が1度上がると体調が悪いなと感じ、2度上がると日常生活に支障をきたすほどの体調不良を感じるはずです。
人類は、今まで様々な公害問題や大気汚染問題にうまく対応して、そのような問題を迅速に対処してきました。
一方で、温暖化問題は今までの環境問題と比較して厄介な相手です。その理由は以下二つです。
①温暖化は人の寿命と比べるとゆっくりと進むため、なかなか喫緊の課題としてとらえにくい
②排出された温室効果ガスは長い時間をかけて世界中に蔓延していくため世界全体で取り組む必要のある問題だが、温暖化対策に取り組まず経済成長ばかり追い求めるような抜け駆けする国が出てくると世界全体の足並みがそろわなくなる
このような問題があるために、地球温暖化というのはなかなか対処しづらい問題です。
しかし、このまま放っておけば我々の子供世代、孫世代では甚大な影響を被ることを、全ての人が自覚し、行動を起こしていく必要があります。
著者としても、日々の生活の中で、節電、無駄な消費の排除、ごみの分別、自転車の利用、無駄な食事をしない(一日二食)、などなど、地球温暖化改善に向けた生活を心がけています。
そして、投資家としても地球温暖化問題に貢献していきたいと思います。
具体的には、地球温暖化改善に重要な技術を開発している企業などに今後は積極的に投資を行っていきたいと思っています。
また、自分のポートフォリオの中には化石燃料のビジネスをしている企業などもありますが、そういった企業は徐々にポジションを減らしていく考えです。
株式市場での投資によって温暖化に貢献するなんて無意味だ、と思うかもしれません。
但し、自分の投資によって、少しでも対象企業の株価が高まり、当該企業の資金調達コストが少しでも減るのであればそれは貢献と呼べるのではないでしょうか?
もちろん一個人投資家の規模での投資でそのようなインパクトを与えることはかなり難しいです。
但し、選挙の投票と同じで、自分の一票で結果が変わるはずがないと思って投票に行かなければ、結局政治は何も変わりません。
投資も一緒です。
結局は小さな一票の積み上げで世界は変わっていきます。
一人一人がそれを自覚して、自分の意思を持って投資をしていけば、きっと世界はいい方向に変わっていくと思います。
以上
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