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クラウド関連企業にも終わりが近づいる

クラウド企業終焉_20200910


現在、株式市場で大きな注目を集めているクラウド関連企業!

但し、巨額の利益を上げ、株価も暴騰するという今の状況は終焉に向かっていると思います。

<なぜクラウド企業が注目を浴びてきたか>

まず、なぜクラウド企業が注目を浴びてきたかというと、企業の急速なデジタル化という追い風もあると思いますが、やはりクラウドでサービスを提供するということに一種の革新性があったからだと思います。(この革新を支えたのは通信環境の向上)

企業の社内システムで考えると、従来はどこかのシステムベンダーからシステムを購入して、その会社に適したシステムを構築するというものでした。

しかしシステムを導入した会社は、日々のテクノロジーの進化に置いて行かれないためには定期的な更新(買替え)が必要でした。

一方で、クラウドは社内にシステムを構築するのではなく、クラウド企業が持っているシステムに利用者がネットを通じてアクセスしにいって、その利用料を定期的に支払っていくというものです。

クラウドの場合は、社内にシステムをもつわけではなく、クラウド企業側で適宜アップデートした最新のシステムを常に利用できるので、従来のように買替で巨額のシステム購入費を払う必要もないですし、急にシステム利用が不要になっても損をすることがありません。

このような利便性もあり、クラウドの最先端を走るアマゾンやマイクロソフトはクラウド事業により巨額の利益を手に入れてきました。

<クラウド企業の躍進は今後も続くのか?>

ただ、巨額の利益を手に入れられたのは、クラウド事業に特有のことなのでしょうか?

実はそんなことはありません。

資本主義というのは非常によくできていて、楽に儲け続けるというのは簡単ではないのです。

革新的な技術が登場する初期は、競争相手が従来の技術を基にした企業です。

アマゾンやマイクロソフトは革新的な技術により、従来の企業より大幅にコストを抑制できる一方、価格設定は従来企業の提示価格を少し下回る水準に設定すれば集客できるので、大きな利益を確保することができます。

これが2010年代のアマゾンやマイクロソフトです。

一方で、最近の米国のIPOを見てると、とにかくクラウド企業ばかりです。
既存のIT企業もどんどんクラウドに進出しています。

つまり、今はクラウドがスタンダードになった時代なのです。

すると、今度はコスト構造が同じであるクラウド企業同士の競争になるので、競争の結果、価格設定はコストをやや上回るレベルまで下がっていき、これまで得ていた巨額の利益を確保することは難しくなっていくのです。

よって、クラウドであれば何でも儲かるという時代は終焉しつつあり、今後は各社の熾烈な価格競争が始まります。

当然既に市場シェアを押さえているアマゾンやマイクロソフトは競争上優位ではありますが、新手のクラウド企業がどんどん安くて便利なサービスを提供していくことを考えれば、両社の利益も近年のようなうなぎのぼりは見られなくなることは火を見るよりも明らかです。

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2020/09/10 11:18 ] 7.企業研究 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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