
※出典:MonJa
最近注目を集めている米国株!
中でも特に注目されているのが米国の優良企業500社を集めたS&P500への投資!
S&P500は米国株式市場の平均的なリターンとして、長らく機関投資家のベンチマークとされてきました。
そしてヘッジファンドなどのプロの投資家はS&P500をアウトパフォームすることに全てを注いできたのです。
しかし、長い米国株式市場の歴史の中で、S&P500を継続的にアウトパフォームできたファンドマネージャーというのはほとんどいないことがわかっております。
株価というのは、公開情報を瞬時に織り込むので、市場を出し抜いて、他のヒトよりも優れたリターンを出すということはプロでも難しいというのが主な理由です。(効率的市場仮説)
つまり投資初心者でも簡単に始められるS&P500への積立投資が、プロをも凌ぐ最強の投資法というわけです。
※ちなみにS&P500のようなインデックスへの投資でも、日本のような衰退国のインデックス(日経平均)に投資しても、うまくいきません。あくまで米国のような成長する国のインデックスへの投資が必要です。この点に関しては以下記事ご参照。
【市場平均】 日経平均 vs S&P500(円ベース)日本人が日本円でS&P500に投資する場合は為替の影響も出てきますが、仮にS&P500に毎月10万円積立投資するとどのようなリターンがえられるのでしょうか?
1.S&P500の過去の平均円建リターンまずは過去10年間のS&P500の円建てリターンを調べてみると以下の通りとなりました。
(計測開始日はS&P500ETFのVOO上場日)
| VOO ドル (配当調整後) | 為替 (円/ドル) | VOO 円 |
2010/09/10 | 83.09 | 84.16 | 6,993 |
2020/08/20 | 311 | 105.78 | 32,882 |
| | | |
| | 年率リターン (配当込) | 16.83%/年 |
なんと脅威の年率16.83%です!
S&P500の超長期平均リターンはドルベースで年率10%前後、円ベースで年率7%前後程度といわれていますから、16.83%というのは計測期間がたまたまよかったということでその点は考慮が必要です。
2.S&P500に毎月10万円積立投資した時の1億円到達年数次に、S&P500の円ベースのリターンを、16.83%/年、10%/年、7%/年の三つに分けて、毎月10万円(年間120万円)積立した時に、2000万円、5000万円、1億円への到達年数を調べてみたのが以下です。
年率リターン | 16.83% | 10.00% | 7.00% | 積立預金(0%) |
2千万円到達年数 | 8年 | 10年 | 11年 | 17年 |
5千万円到達年数 | 13年 | 17年 | 20年 | 42年 |
1億円到達年数 | 17年 | 23年 | 28年 | 83年 |
※税金は考慮せず。(税金はNISA口座活用などである程度最適化可能)
年率16.83%の場合はなんと17年間で1億円に到達します!
より現実的な10%、7%の場合ではそれぞれ23年、28年と少し長くなりますが、積立預金では83年もかかりますので、やはり投資の威力はすごいことがわかります。
3.まとめ日本では、少子高齢化で若い世代は、老後に満足のいく年金をもらえる可能性は限りなくゼロに近いです。(多少はもらえるでしょうが生活できるほどの金額はもらえない)
よって、若い時は労働でお金を稼ぎ、その一部で資産を作り、老後は資産に働いてもらって生活をしていくという考え方が必要です。
日経平均は1989年に最高値の38,915円をつけて以来、30年以上その最高値を更新できず、いまだに最高値から40%ほど安い水準で低迷しているという、世界でも他に例を見ない経済低迷国です。
但し、日本人である我々はそのような国に生まれたことを悲観しすぎる必要はありません!
なぜなら、今の時代、投資に関する国境は取り払われてきているからです。
現時点ではどんな国にでも投資できるというわけではありませんが、世界最大にして最強の株式市場である米国にはかなり自由に投資できるので、その手を使わない理由はありません。
そして、今回の調査結果では、普通の人でも長い時間をかければ、1億円の資産を作るというのが非現実的なことではないことがわかりました。
1億円の資産を築いて、配当利回りが4%であれば、それだけで年収400万円です。
海外の成長国への投資で、資産にお金を稼いでもらい、老後不安を取り払い、人生の自由を手に入れましょう!
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