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世界最強のS&P500投資!日本の投資信託(SBIバンガードS&P500)と米国ETF(VOO)で実際にどれくらいのリターン差があるのか徹底比較!

SBIとVOO_20200814

出典:SBIバンガードS&P500目論見書



今日本でも注目され始めているのが、世界で最も有名な株式指標である米国のS&P500への長期投資!

S&P500に投資するには、大きく以下2つの方法があります!

1.米国株式市場に上場されているS&P500ETF(米ドル建て)に直接投資する方法!

主要なものでいうと以下3つがあります。手数料面で考えるとVOOかIVVがよさそうです。

ETF list_20200814
出典:S&P 500 ETF Channel

ETFの解説は以下ご参照
20世紀最大の発明の一つ!ETFの仕組み

2.S&P500に連動する日本の投資信託(円建て)に投資する方法!

これもいくつかありますが、手数料が安い2社を挙げます。

今のところ日本の投資信託では手数料最安はSBIバンガードS&P500です。

純資産総額信託報酬補足
SBI・バンガード
S&P500インデックスファンド
237.39億円
(2020年3月末時点)
0.0938%VOOに投資
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
883.4億円
(2020年4月末時点)
0.0968%自身でポートフォリオを組成し、
個別株に直接投資



上述2つの投資方法の内、手数料のところを見て頂ければわかる通り、基本的には米国ETFに直接投資する方が中間コストがない分手数料が安いです。

ここでは、実際にどの程度のリターンの差があるのかを検証してみました。
(手数料最安のSBIバンガードS&P500とVOOを比較しています)


SBIバンガードS&P500とVOOのリターン格差



前提条件

期間:2019年9月26日(SBIバンガードの設定日)~2020年8月12日

その他:VOOの場合、購入から売却までの過程で為替両替手数料(往復)と売買手数料(往復)がかかるのでそれも考慮(マネックス証券で売買する前提で手数料を計算)。

結果

上記の前提で、円建てのリターンを年率ベース(分配金込)で比較すると結果は以下の通りとなりました。

SBIバンガードS&P500:年率13.57%
VOO:年率15.03%
リターン格差:年率1.46%




ここで疑問に思うのは、両者の目に見える手数料の格差はSBIバンガードが0.0938%/年に対しVOOは0.03%/年なので、リターン格差は0.0638%になるべきでは?という点。

リターン格差が1.46%/年にまで開いてしまっているのはなぜか?


SBIバンガードS&P500とVOOのリターン格差が想定以上に大きい理由



これには大きく以下2つの理由があります。

①信託報酬以外の手数料

SBIバンガードの目論見書の中で、手数料に関して説明しているページを見ると、信託報酬以外に”その他の費用及び手数料”という項目があります。

これは、監査報酬、信託事務諸費用、法定書類関連費用、売買委託手数料、外貨建資産保管費用等の費用です。

これらは運用状況などにより変動するので、事前に料率を示すことができないため、パーセンテージでは明示されていません。

この費用の一部は、純資産総額と連動しないので、純資産が増えれば増えるほど一人一人の負担率は低減していく可能性があります。

②眠っている現金

SBIバンガードの目論見書を見ると、信託財産を全て投資できているわけではなく0.3%程度が現金として温存されています。

投資信託ゆえに、新規契約や解約などで一定の現金が日々出入りするので、100%めいっぱいに投資することがその仕組み上できないのです。

ここは、ほとんど無視できる範囲ではありますが、実態として投資信託にはこういったロスがあります。


1.46%/年のリターン格差がいかに大きいか



とは言え、リターン格差が1.46%/年であれば大したことない!と思う人がいるかもしれません。

ただ、長期投資において1.46%/年のリターン格差がいかに致命的かを以下に示します。

ここではSBIバンガードS&P500の年率13.57%、VOOの年率15.03%が毎年続くものとして(実際には毎年こんな良くないと思いますが)、両者に100を投資した時に10年後、30年後、50年後にどのような差が出ているかを見てみます。

結果は以下です。

SBIバンガードVOO
年率13.57%15.07%
0年目100100
10年目357407
30年目45496743
50年目57967111713


50年後を見てみると、SBIは580倍、VOOはなんと1117倍になっています。

たった1.46%/年のリターン格差が50年後にはここまでの格差になってしまうのです。これが複利の効果です。


それでもSBIバンガードS&P500に投資するメリット



手数料の面でいえば、VOOの圧勝であり、長期で見ると恐ろしいリターンの格差があるのは事実ですが、投資初心者にはやはり日本の投資信託(SBIバンガードS&P500)への投資をお勧めします。

なぜかというと日本の投資信託には以下のメリットがあるからです。

1.定期自動積立が可能(VOOは自動積立不可)

2.定額積立が可能(VOOは日々変動する額面価格×口数での購入しかできない)

3.100円から投資が可能(VOOの現在価格は300ドル超/口なので、額面価格以下での投資は不可)

投資というのは、長期で定期定額積み立て(ドルコスト平均法)で投資するのが最強の投資方法です。

そういう意味では、最初に設定してしまえば後はほったらかしでOKな投資信託というのは、投資に多くの時間を費やしたくない人にとっては魅力的な商品であることは間違いないと思います。

多少の手間をいとわない人は、手数料の安いVOOに直接投資するのもいいかもしれません。

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

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[ 2020/08/14 11:17 ] 13.投資の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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