
出典:幻冬舎
今回は自身の備忘も含め、コロナウイルス感染拡大に伴う大暴落相場で、感じたこと、気づいたこと、反省点等を振り返ります。
感染第二波が懸念される中、少々気が早いですが株式市場は落ち着きを取り戻し既にかなり回復してきているので、いったんここで整理しておきたいと思います。
1.パニック相場で感じたこと(心理面)・含み益があるときはまだ心に余裕あり。どちらかというと絶好の買い場だから買わねばと。
・含み損に突入し、含み損が膨らんでいく状況は正直かなり「怖い」という感情が。その一方で、ここで拾えずにあっという間に元の水準まで戻ってしまったらどうしようという怖さも。
・市場参加者がパニックになっていることはわかっていた。株価が割安なのもわかっていた。ただ、パニック相場でどこまで下がるか全くわからない。
・自分の投資先が倒産することはないという自信はあったが、世の中悲観一色の「資本主義が終わるのでは?」という考えもちらつく。(←今考えればばからしいが)
2.パニック相場で気づいたこと・暴落相場の最中ではどこが底かがわからないので、買いたい企業の適正株価水準を把握しておくことは重要。(適正株価以下で買えれば、その後どんなに下がってもいいやと思える)
・パニック相場のメカニズム。歴史的に「暴落は買い」というのが常識な中、もう大暴落は来ないのでは?とすら思っていたが、パニック相場では投資知見の浅い投資家が恐怖から投資信託を解約してしまうので、「暴落は買い」という玄人の投資判断を素人の「怖いから売り」という投資判断が飲み込んでしまい、売りが売りを呼ぶ展開に。平常時はプロ(機関投資家)が運用し、パニック相場では素人が運用するイメージ。
・世の中が悲観一色の時は、自分の考え方も悲観的になってしまう。(「資本主義が終わるのでは?」というのもこれが原因)
・テレビコメンテーターは大体てきとうなことを言っている。
・連続増配というのは精神安定剤になる。配当をいつも通り出してくれるなら別に株価が下がってたっていいや、2~3年低迷したっていいやと、ある程度思える。
・生活必需品系の優良企業(P&Gなど)は暴落に強い。(どんなに不景気になっても、「シャンプーを二日に一回にしよう」「子供のおむつ交換は一日一回にしよう」などとは思わない)
3.自身の投資の反省点・下げ相場の早い段階で保有現金を多く使ってしまった。
・一生持っていたいと思えるかというとそうではない流行銘柄(Zoomやギリアド)に投資してしまった。一儲けしてやりたい、という気持ちで投資してしまった。
4.よかったこと・(偶然だが)現金を多めに持っていた。
・どの企業を、いくらで買いたいか、準備はできていた。
5.今後に活かしたいこと・暴落相場こそ自分の投資の目的をしっかり再確認。自分の場合は「資本を通じて社会に貢献したい」というのが目的なので、それに沿った投資行動をすべき。
・具体的には、「どんな状況になっても応援したいと思える企業が今回のように危機に陥っている時こそ喜んで応援の買いを」というマインドで投資をすべき(自分の場合です)。「この暴落相場で一儲けしてやろう」と思ってはうまくいかない。
・企業が苦しい時こそ、応援の投資をするにはいい機会なので、やはりこういうときのためにある程度現金(応援準備金)は持っていたい。
以上
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