こんばんは!りろんかぶおです!
このブログでは、様々な企業の理論株価を計算して皆様に幅広くお伝えし、
株式投資をする皆様が
「割安株を買う」ことを
少しでもお手伝いすることが目的です。
まずは割安株投資で世界一の投資家ともいわれている
ウォーレンバフェットの保有株式の最新ポートフォリオを見ていきましょう。
(米国証券取引委員会に提出されている公開株のみ)

バフェットの保有銘柄といえば
ビッグ4といわれる4銘柄(ウェルズファーゴ、コカ・コーラ、IBM、American Express)が有名ですが、
2015年に
クラフトハインツが
急遽保有銘柄のトップに躍り出ました。
クラフトハインツは
強力なブランド力のある食品メーカーですから、
まさにバフェットの好きそうな銘柄ですが、
急遽保有銘柄のトップに躍り出たのには以下のような背景があります。
1.2013年に3Gキャピタルとバークシャー・ハサウェイの2社が
ハインツ(ケチャップで有名)を買収・非公開化。
(基本ネットなどでバフェットのポートフォリオと呼ばれているものは公開株のみを指すため、
公開株のみで構成されるポートフォリオには登場せず)
2.2015年にクラフトフーズとハインツが合併し
クラフトハインツとなり再度株式公開。
3.もともとハインツに多額の出資金を入れていたのに加え、
クラフトフーズとの合併の際に3Gキャピタルと合わせて
100億ドル(1兆円程)を追加出資していた為、
急遽保有銘柄のトップに躍り出た。
その他で気になる点として挙げられるのが、
クラフトハインツを含めたいわばビッグ5に猛烈な勢いで迫ってきている
フィリップス66です。
フィリップス66は
2012年にコノコフィリップスの中位・下位事業がスピンオフされて
分離独立した企業で、石油精製と石油製品の販売を行う会社です。
バフェットはこのフィリップス66を
ここ数年毎四半期徐々に買い増し続け、
今となってはポートフォリオの第6位5.1%のシェアを占めるまでに至りました。
バフェットはフィリップス66の株価は
割安だと判断しているのでしょうか。
次に、
バフェットが2016年7月~9月に売買を行った銘柄を見ていきましょう。

なんといっても注目は、
米航空会社3社(アメリカン、デルタ、ユナイテッド)を新規で取得していることです。
バフェットは1989年に
USエアウェイズに3億5000万ドルを投じて損失を被ったことがあり、
それ以降航空会社へは一切手を出してこなかったのですが、
ここへきて3社を一気に取得。
バークシャーハサウェイでは中小規模の投資に関しては
バフェットの意思決定が不要となることから、
今回の投資がバフェットの意思かどうかはわかりませんが、
アメリカン航空に関しては800億円規模の投資であり
普通に考えればかなりの額ではあります。
米航空大手はここ数年の業界再編で合理化を進めてきたうえ、
原油価格の下落に伴う燃料コストの低下で業績も回復基調にあり、
そういったところに目を付けたのかもしれません。
今後もバフェットの最新ポートフォリオは
適宜アップデート(四半期に一度)していきますので、
お楽しみに!!
りろんかぶお
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