バフェット部 セミリタイアした東大卒元商社マンの米国株情報サイト

M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はセミリタイアし専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!

コロナウイルス~SARS(2003年)と比べればウイルスショックの全容がつかめる~③

korona_20200312.png

(Photo/Getty Images)

今回は前回に引き続きコロナウイルスについて冷静に事実を見ていくという意味で詳細を調べてみました。

前回記事
コロナウイルス~事実を知れば冷静な投資ができる~①
コロナウイルス~全世界感染者・死者の現状を知る~②


4. 2002年~2003年のSARS(これも当時新型であったコロナウイルスによる感染症)の時はどうだったか?

全世界感染者数:8,439人
死者数:812人(致死率:9.6%)

致死率こそSARSの方が高いですが、感染者数・死者数の規模でいうと今回のコロナウイルス(世界全体の感染者数:124,375人、死者数:4,533人(致死率3.6%)、(2020/3/12時点))がいかに猛威を振るっているかがわかります。

2003年のSARSの時の、感染拡大から収束までの流れは以下の通り。

2002年11月~2003年3月12日
・中国南部と香港などでの非典型肺炎の症例が確認される
・3 月 12 日にWHO が警告発出

2003年3月12日~4月16日
・世界的な感染拡大期
・香港、シンガポール、ベトナムでの感染急拡大
・中国での症例発表始まる
・4 月 16 日WHO による原因ウィルス発表

2003年4月16日~5月14日
・早期収束したベトナム、シンガポール
・収束に向かった香港
・中国での感染拡大続く
・5月14日にカナダ収束宣言

2003年5月14日~6月17日
・中国での感染がようやく収束
・台湾での感染拡大
・6月17日にWHOの事実上の制圧宣言

2003年6月17日~7月5日
・世界的に収束に向かう
・7月5日にWHOの最終制圧宣言

以下はSARSの時の累積感染者数推移

SARS推移
出典:東京海上リスクコンサルティング

今回(2020年)の新型コロナは、SARSの時より1か月程はやく感染状況が進んでいること、世界的に警戒感がかなり強まっていることからも、今が感染拡大期ピークで、次第に収束に向かっていくのではないかと考えられます。

5. SARSの時のNYダウ

SARS株価
出典:Yahoo Finance

意外にも底値は、WHO が警告を発出する直前の2003年3月11日(7,524ドル)。
直近高値が2003年1月14日の8,842ドルだったので、この時は直近高値から15%程下落したことになります。

そして底値を打ってから1か月半後の2003年5月30日には8,850ドル迄回復しているので、収束期後半にはほぼ全戻ししたことになります。

但し、当時と現在では市場の動揺具合も全然違いますし(当時、FRBによる利下げはありませんでしたし)、ウイルスに限らずあらゆる状況が異なるので、これがそのまま当てはまるわけではなく、あくまで参考程度に頭に入れておくのがいいかもしれません。

(続く)

以上

りろんかぶお

その他の人気記事はこちら↓
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
関連記事


[ 2020/03/14 08:00 ] 17.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:2019年にセミリタイアし現在は専業投資家。
元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【家族】:妻、子供2人
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること
【投資デビュー】:大学3年生(小遣い稼ぎのつもりがぼろ負け。。)

プロフィール詳細はこちら

PR
株式投資本の王道






















米国株人気ブログ紹介
ブログランキング
その他人気ブログはこちら