
(Photo/Getty Images)
今回は前回に引き続きコロナウイルスについて冷静に事実を見ていくという意味で詳細を調べてみました。
前回記事
コロナウイルス~事実を知れば冷静な投資ができる~①3. 世界の感染者数・死者数(出典:日本経済新聞、
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/)
世界全体の感染者数:124,375人
死者数:4,533人(致死率3.6%)
(2020/3/12時点)
インフルエンザの致死率は0.1%程といわれますが、これは治療薬(タミフルなど)があった上での致死率なので単純に比較はできないと思います。

中国ではほとんど鎮圧された印象ですね。全世界の感染者数は未だに増え続けていますが、ワクチンのない中国でもここまで劇的に鎮圧できたということは、世界各国もきちんと危機意識をもって「気を付ければ」感染を防げるレベルのウイルスだということもわかります。

死者数に関しても中国では既にピークを過ぎてますね。中国以外で見れば計1300人を上回りますが、その内800人はイタリアが占めています。

これは圧倒的にイタリアとイランが多いですね。欧州諸国も徐々に増えてきてます。
イタリア企業は中国と経済的なつながりが強いこと、また日頃のコミュニケーションでキスやハグなどの接触を伴うコミュニケーションが多いこと、コロナ感染拡大に対して当初楽観的だったことなどがあげられています。
イランも、欧米の経済制裁により中国と経済的な関係が密接だったこと、群衆が集う毎週金曜日の集団礼拝や密室での宗教的行事が慣習としてあることが大きな原因といわれています。

死者数に関しても、3月以降イタリアでの急増が目立ちます。これも上述の理由から感染者の母数が多くなってしまっていることが原因と考えられます。
STOP
今となっては中国と経済的なつながりがない国の方が珍しいと思いますので、そこの感染経路を初期の段階で絶つことは難しかったと思われます。
ということは、やはり爆発的な感染拡大は、コロナに対する楽観的な気持ちと、人々の生活の中で他人との接触の多さなどがキーとなるようですね。
そういう意味では日本の満員電車も相当やばいですが、多くの企業がテレワークを開始したこと、学校を休校したことなどは、とても良い判断だったのかもしれません。(事実、日本の感染者数はクルーズ船の感染者を除けば、イタリア以外の欧州各国と比べてもかなり少ないです)
(続く)
以上
りろんかぶお
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