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ショックの前兆を読む低格付債投資の現状

Baa 利回り


<低格付債投資状況把握の重要性>

・金融緩和で金余りの状態が長期化し、株や高格付債への投資が加熱し価格が高くなると、投資家はより高い利回りを求めて低格付債に資金を投じます。

・一方、低格付企業はビジネスや財務基盤の信用が低いため、中には事業がうまくいかず債務不履行になる企業も出てきます。

・債務不履行が起こると、投資家心理を冷やし、投資家は低格付債への投資を引き揚げ、その結果金利が上がる。

・金利が上がると、低金利で何とかやっていた企業も債務不履行が続発し、このような連鎖が経済全体に波及し、ショックを引き起こす。

・よってショックの前兆を察知する上では、低格付債利回りの状況をチェックしておくことも重要なのです。

・低格付債への投資状況を判断するには、低格付債(S&PでBBB、Moody’sでBaa等)と無リスク資産である国債の利回り格差(スプレッド)の推移をみるのが便利です。

・低格付債と国債のスプレッドが小さいときは、低格付債利回りが相対的に低いことを示しており、つまり低格付債への投資が活発であることが読み取れます。

<低格付債(Moody's Baa債)と国債の利回り格差推移>

Baa 10年債スプレッド_20200130


・リーマンブラザーズが経営破綻したのは2008年9月ですが、それ以前に低格付債利回りが急上昇していることが見て取れます。
これを見ても低格付債利回りがショックの前兆を察知する上で重要であることがわかります。

・これを踏まえて、現在の低格付債と国債の利回りスプレッドを見るとおよそ2%前後で、かなりの低水準まで下がっており、低格付債への投資が活発であることが見て取れます。

・今のところスプレッドは安定しているように見えますが、既にかなりの低水準まで来ているので、定期的に見ていく必要がありそうです。

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

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[ 2020/01/29 11:22 ] 13.投資の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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