こんにちは!バフェット部のりろんかぶおです!
本日はバフェットの教えの一つを紹介させていただきます。
バフェットが年次報告書で株主宛に手紙を書くことは有名ですが、
ある年の手紙でこんなことを言っています。
「株式市場の低迷は我々にとって天からの贈り物です」多くの投資家にとって株式をロングしている限り、株式市場の上昇が天の贈り物であることはあっても、
株価の低迷が天からの贈り物になることはないと思います。
バフェットが上記のように言う理由は以下二点のようです。
1. 株式市場が低迷することで、魅力的な価格で株式を購入することができる。
2. バフェットの主力銘柄である、コカ・コーラ、ウェルズファーゴ、IBMなどは
自社株買いを恒常的に行っており、彼らが安い価格で大量に自社株を購入できれば、
1株当りの価値が増加するため、バークシャーハサウェイにとっても大きな利益になる。
これを読むと確かに、株式市場の低迷が天からの贈り物といっている意味が分かりますね。
但し、これはバフェットがバークシャーハサウェイの株主に対して、
同社株式価値を
長期のスパンで向上させていくことを明言しており、
また現在の株主の大半も、バフェットの考えに賛同し
長期保有を望む人達だからこそ可能なスタイルだと思います。
通常のファンドマネージャーは、毎年
1年単位で結果を出すことが求められます。
そうするとなかなかバフェットのように長期のスパンで投資することはできず、
どうしても短期で結果を出すようなスタイルになってしまいます。
通常のファンドでは一般的に保有銘柄が、ある一定の株価を下回ったら、
損を出してでも売却するという損切ラインを明確に持っております。
そうすると株価下落時には多くのファンドの損切ラインをヒットする為、
それが負の連鎖となって株価大暴落となるわけです。
また株式の新規購入に関しても、先行きが不透明故に下落している特定の銘柄を大量に購入することは、
投資家に対して説明がつかず、手が出せないわけです。
りろんかぶおも現在総合商社に勤めておりますが、
総合商社は昨今の資源価格大暴落により、
多くの資源関連資産で
巨額の減損を出しました。
そして社内では、
「資源はだめだ、急いで非資源で稼ぐ体制を作るんだ!」
と、大規模な方針転換をしております。
バフェットに言わせると、こんなのはばかげているといわれてしまうのでしょうね。
資源価格が低迷している今だからこそ、資源関連の優良資産を安値で積み上げるチャンスなんだと。
社員もみんなそんなことはうすうす感じてます。
でもできないんです。
これだけ資源で損を出しておいて、資源を買い増すというのは株主に説明つかないからです。。
バークシャーハサウェイはバフェットのこれまでの圧倒的なパフォーマンスがあるため、
長期の視点での投資を株主も認めておりますが、
通常誰かのお金を預かって運用するファンドでは
なかなかそのような投資スタイルはできません。
しかし、我々個人投資家がバフェットのスタイルを真似するかどうかは
自由です。
世の中に必要とされる企業は、株価が一時的に暴落しても、
必ず適正価格まで株価は戻ってくるでしょう。
日頃から企業分析を行い、世の中に必要とされる優良企業を把握しておき、
株価が大暴落した時に、複数回に分けて買っていけばいいのです。
これはファンドに対して、情報の質、量、スピードで劣る個人投資家の唯一の利点ともいえるでしょう。
ちなみにりろんかぶおは、銘柄を選ぶとき優良銘柄であることに加え、
連続増配銘柄を選ぶようにしております。
連続増配銘柄のように安定して配当を出す企業を株価暴落時に買えば、
当然利回りも高くなりますので
利回りのいい債権を買ったと思って、
世の中に必要とされる企業である限りバフェットのいうようにまさに永久に保有して
永久に高利回りの配当をもらうような気持で、株式を買っております。
このような気持ちで、株を購入すればその後の株価の変動があまり気にならなくなります。
バフェットの投資法は、個人投資家としてとても参考になります。
以下「バフェットからの手紙」はバークシャーハサウェイの年次報告書にのった株主宛の手紙から重要と思われるものを抜粋・整理することで、バフェットの投資術をわかりやすく伝えるバフェット関連本の中でも随一の名著です!
是非バフェット流投資を勉強して、皆さんで経済的自由を手に入れましょう♪
りろんかぶお
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