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Alphabetはどこへ向かうのか?②

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Googleといえば世界的な企業で、検索エンジンや、YouTube、Google Map、Google翻訳などの便利なサービスは皆さんも使ったことがあると思います。

一方で、Googleは自動運転の分野に投資したり、ヘルスケアやロボット、量子コンピューターなどの分野にも積極的に投資していて、2014年には持ち株会社のAlphabetが設立され、より新規の分野にも注力していくことが発表されました。

これを受けて、Alphabetって今どういうことに取り組んでいるの?これからAlphabetはどこに行こうとしているの?といった疑問にお答えするため、Alphabetについて色々調べてみました。

前回記事↓
Alphabetはどこへ向かうのか?①

今回は、Alphabetの子会社群について簡単に記載してみます。

1. ストラクチャー
・Alphabetの子会社数をGoogle検索で調べたところ、「少なくとも28社」と出ました。

・AlphabetはGoogle時代も含めると1998年の設立から現在(2019年11月)までで、なんと230社も買収しており、およそ一月に一社のベースで買収を行っております。関係会社も日々増えるので子会社数もそれに伴って変動します。

・そんな中、Alphabetの主要な子会社を、ストラクチャー図で表したのが以下です。

Structure.png

2. 主要子会社概要

① Google
・Alphabetの最大の子会社。
・Google検索、Gmail、YouTube、Android、Google Map、Google翻訳等、世界的に親しまれているウェブサービスを無料で提供(一部を除く)し、主に広告収入で稼ぐビジネスモデル。
・Alphabet設立後も、量子コンピューターやAR/VRの分野の研究はGoogleの研究チームが遂行中。

② Calico(2013年設立、初期投資15億ドル)
・老化とそれに伴う病気に関する研究を行うバイオテクノロジー企業。
・設立当時、「グーグルが不老不死の研究に15億ドル(約1600億円)を投じた」というニュースはとてもセンセーショナルでした。
・実は、現在の科学でも人間の老化の根本的な原因は究明できていないようで、Calicoはその原因を突き止め、あわよくば対処するための長期プロジェクトを遂行するために設立されたもの。
・世界中の超優秀な研究者を集めて、ネズミを使った研究が日々行われている。

③ Nest(2014年、32億ドルで買収)
・Google Nest Hub等のIoT関連ホーム系製品を製造・販売。
・Nestは、もともと自動室内温度調節機器(サーモスタット)が看板商品でしたが、そこにはAIが搭載されていて、どの時間帯にどれくらいの温度にすればいいかなど、ユーザーの行動パターンを基に自ら考えて温度調節をしてくれる優れモノでした。
・こういった機能をベースに、Alphabetの買収後は本格的に家の中のIoTのハブ(例えば家電を全てネットにつなげ、ハブから全ての指示を出せる、等)の役割を果たす製品を販売。

④ Waymo(2016年にGoogleの自動運転研究運転部門がスピンオフされて設立)
・自動運転の商用化を目指す研究を行う企業。
・カルフォルニア州や民間の調査会社によると、安全性や総合的な技術の面でWaymoは競争の激しい自動運転業界で1位となっており業界を牽引する企業。
・2018年12月にはセーフティドライバーが同乗した状態で自動運転タクシーの商用サービスを開始。
・更に、2019年11月には、米アリゾナ州フェニックスにおいて、セーフティドライバーを同乗させない状態での完全無人自動運転タクシーのサービスを一部住民に対して試験的に開始。まだまだ将来の話と思っていた自動運転がもうそこまで来ています。

⑤ DeepMind(2016年、625百万ドルで買収)
・人口知能に関する研究開発を行う企業。
・DeepMindの目標は「知性の謎を解く」ことで、人間の脳について理解するために、知性を形式化しようと試みている。
・現在のDeepMindの焦点は、人間と似たようなやり方でどのようにビデオゲームをプレーするかを学ぶAIの開発で、作成コードを変更することなしに、AIにゲームを理解させ、人間より効率的にプレーすることを目指す。
・2016年にAlphaGoが人間のプロ囲碁棋士を初めて破ったことで大ニュースになりましたが、これはDeepMindが開発したものですね。

⑥ Loon
・気球を用いた空の移動体通信基地局事業。これまで通信網の整備されていなかった地域の人々達が気球に搭載された中継装置を介してインターネットに接続できるようにする計画。
・より低コストで無線基地局を作ることをテーマに立ち上げられたもので、太陽光を電源として、上空2万メートルにうかばせるもの。
・まだまだ技術的な課題はあるものの、ソフトバンクも125百万ドル出資し、2019年内にケニアで商用化に向けた試験が開始される模様。

Etc…

STOP

・あらゆる最先端のものに手を出し、どの分野でもトップランナーなのがAlphabetというイメージです。

・現在Alphabet子会社の中では、Google以外の子会社からの収益はほとんどないのですが、Loon一つとっても企業価値は既に10億ドル以上とも言われており、自動運転の商用化が視野に入るWaymoなどはそれをはるかに上回るでしょう。

・このようにまだ収益をほとんど生み出していない子会社群の潜在的な企業価値は膨大な額にも上るといわれており、現在の株価にはまだまだそれらの潜在価値が織り込まれていないとも言われております。

次回は、このように様々な分野に進出し、もはや何の企業かわからなくなってきたAlphabetが、今後どこへ向かおうとしているのか?についてです。

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。


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[ 2019/11/22 11:59 ] 7.企業研究 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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