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M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はセミリタイアし専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!

日本企業への投資がうまくいかない理由

腐敗した日本企業


こんにちは!バフェット部のりろんかぶおです。

今回は、日本企業(特に大企業)への投資がうまくいかない理由について考えていきたいと思います。

1. 日米企業の実力差
2. 日本企業はなぜ弱いのか?
3. 資本主義 vs 社会主義
4. 日本の大企業の実情
5. まとめ


1. 日米企業の実力差

以下記事は日経平均株価とS&P500(円建)を基準年別に比較したものです。
【市場平均】日経平均 vs S&P500(円ベース)

ご覧の通り、1980年以降に投資した場合、どこを基準にとってもS&P500の方が優れた投資リターンを得ることができます。

更に、以下記事は世界の時価総額ランキングTop 50です。
【時価総額】世界時価総額ランキングTop 50

Top 50の6割を米国企業が占める中、日本企業でランクインしているのはトヨタのみです。。

これらのことから考えても、日本企業は米国企業と比べた時に圧倒的に弱いのです。
日米企業の実力差は歴然としたものがあります。


2. 日本企業はなぜ弱いのか?

では、日本企業は米国企業と比べて、なぜこれほどまでにいけてないのでしょうか?

色々な理由があると思いますが、大きな理由は、日本企業のシステムが「社会主義」だからだと思います。
日本は、企業同士は資本主義システムの中で経済活動を行っておりますが、会社の中は社会主義です。

資本主義とは、民間企業が互いに自由に競争し、資本家の利益追求をエンジンとして生産活動を行っていくものです。

一方、社会主義は、貧富の格差が拡大しやすい資本主義を批判する形で生まれました。社会主義では、資本家を排除し、国が作成した計画に沿って生産活動を行うことで、効率的な生産を行い、得られた利益は労働者に平等に分配するといったものです。

日経平均に採用されるような日本の大企業の多くは、終身雇用、年功序列の賃金形態がとられており、平等であることが良しとされ、頑張って成果を上げても給料にはほとんど差が出ず、怠けていてもクビにはなりません。つまり社会主義なのです。

かつてソ連時代のトップが高度経済成長期の日本を見て、「世界で最も成功した社会主義国家は日本だ!」といいました。
生粋の社会主義国家からみても、日本企業は社会主義なのです。

一方、米国の企業は、頑張った分だけ報酬が与えられ、結果を出せない人はクビになるといったように、企業の中も徹底的に資本主義のシステムが導入されてますね。


3. 資本主義 vs 社会主義

では、資本主義と社会主義はどちらが優れているのでしょうか?
歴史的に見れば、これは圧倒的に資本主義なわけです。

社会主義は「失敗」の歴史でした。
社会主義を採用した国として、ソ連、東ドイツ、毛沢東時代の中国等がありますが(現在だと北朝鮮が社会主義ですね)、壊滅的に失敗しているのです。

社会主義を採用した国々では著しく生産性が下がり、農作物などの生産量も激減し、少々考え難いですが、当時はほんとに多くの餓死者が出たようです。

なぜか?

社会主義では、国の計画通りに生産活動を行い、労働者には平等に給料が与えられることが約束されているので、怠ける人が続出するわけです。

言われたことをテキトウにやっていればいいので、誰も生産性を上げる努力をしないし、魅力的な商品を作るための努力もしないし、イノベーションなんかも当然生まれません。

農業でも、自分の生活が懸かっていれば、例えば自然災害などからどうやって作物を守ろうかとか、どうやってたくさんの農作物を作ろうかと考えるのですが、社会主義の下では生産量がどうであれ給料は一律なのでそんな努力はしません。

社会主義と資本主義の比較でいうと中国の歴史は非常にわかりやすいです。

中国は1976年に毛沢東が亡くなるまでは社会主義国家だったのですが、中国国内の生産性はものすごく低く、毛沢東のでたらめな政策も相まって多くの餓死者が出ておりました。

但し毛沢東の死後、鄧小平が治めるようになってから、これではだめだということで、資本主義の要素を徐々に導入していきました。

すると途端に生産性が上がり、餓死者が激減し、今となっては米国と世界No 1を争うまでの資本主義国家となりました!

かつて、社会主義から資本主義へと移行した直後の中国では、中国に工場を持つ日本企業では働きたくないという人が多くいました。なぜなら、日本企業では、かつて失敗した社会主義を採用しているからだと。
中国は日本よりもはるかに資本主義の国家になっているのです。


4. 日本の大企業の実情

りろんかぶおは、セミリタイア前は割と古い日本企業に勤めていましたがまさに社会主義でした。

多くの若者は何を目標に仕事を頑張ればいいかで悩んでいました。
それでその答えを見つけた人はみんな会社を辞めていきました。

年数を重ねると仕事も慣れてくるので、ただただ目の前の仕事をこなし、仕事以外のことで喜びを得ようとするようになります。

役職がついてある程度自由に仕事ができるようになると、会社の金を使っていかに贅沢をするかということを考え始めます。
行く必要のない出張に行って個人のマイルを貯め、出張先で会社の金で高いレストランで贅沢な食事と高級なワインを飲むことを楽しみにしだすのです。

そして、会社生活の終盤、出世コースから外れた人たちは、かなりの高級をもらっているはずなのに、仕事は全部若手にふり、大した仕事もせずに定時きっかりで帰っていくのです。

多くの日本企業の実情がこんな感じではないかと思います。
(若い企業はこんなではないと思いますが)

日本企業は、国内経済が飽和状態にある中、新たに利益を獲得していくためには、世界に出ていく必要があります。

ただ、グローバルの舞台で、腐敗した社会主義企業が、生粋の資本主義企業との競争に勝てるわけがないことは歴史が証明しています。
事実、グローバルで活躍する日本企業といえば、今となってはトヨタなどの自動車企業くらいのものではないでしょうか?

確かに、高度経済成長期の日本企業は世界を席巻しました。
但し、あの時代は貧しい国から豊かな国へと移行する過程でしたし、元々小さな会社が多かったので、
社員も頑張れば会社の業績が上向き、毎年毎年給料もぐんぐん上がっていく時代でした。

頑張ることで個人としてもどんどん豊かになっていくことを実感できる時代だったからこそうまくいったのすが、今考えてみるとものすごく特殊な時代でした。

日本も先進国となり、いわば特殊な状態でなくなった現在では、やはり社会主義と資本主義の差が如実に出てきてしまっているのです。


5. まとめ

このように、日本企業への投資がうまくいかない最大の理由は、日本企業が社会主義のシステムを採用しているからだと思います。

日本企業が今後もグローバルで生き残っていくためには、会社の中でも資本主義を採用する必要があります。

終身雇用・年功序列を廃止し、社内でも競争を促進し、頑張った人がしっかりと報われるような評価制度、賃金制度に変えなければなりません。

そうなるまで、投資家としてはやはり米国などの資本主義企業に投資した方がはるかにうまくいくことは言うまでもありません。

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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