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【書評】 生涯投資家 by 村上世彰

こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

村上ファンドで一世を風靡した村上世彰さんの伝記本である「生涯投資家」を読みましたので書評を書かせいただきます。




1. 著者:村上世彰

1959年生まれ。東京大学卒業後に通商産業省(現経済産業省)に入省し国家公務員として約16年間勤務。その後、日本企業の企業価値向上のためにコーポレートガバナンスを根付かせたいと思いから、自らファンドを設立。当時日本では珍しい「物言う株主」としてメディアからも広く注目されるも、2006年にインサイダー取引容疑で逮捕。現在はシンガポールに在住し個人資産を運用している。


2. 内容

村上世彰氏の生い立ちから、投資家である父親の存在、国家公務員時代の話、村上ファンド設立に至った経緯、ファンド設立後の投資活動、逮捕までの経緯、堀江貴文氏や藤田晋氏との人間関係等を中心に、村上世彰氏がどのような信念の基このような半生を生きてきたか、投資家として日本を変えたいという生き様を自身の言葉で赤裸々に告白した伝記本。


3. 感想

・一言で言うと、村上さんのイメージが良い意味で180度変わった本です。村上さんと言えば、多くの人が思い浮かべるのが「インサイダー取引による逮捕」ではないでしょうか?2006年当時は自分も学生であり、深い背景は知らないものの、村上さんに対しては漠然と悪いイメージしかありませんでした。但しこの本を読むと、村上さんには「日本企業を良くしたい」という強い思いがあり、変革者として先陣を切って時代を切り開いていったとてもかっこいい姿が描かれています。

・またこの本の最大のテーマであり村上さんの夢でもある「日本企業におけるコーポレートガバナンスの浸透」について、とても危機感を抱かざるを得ませんでした。コーポレートガバナンスとは企業の持続的成長と長期的な企業価値向上のために組織内で意思決定を行う仕組みですが、日本ではコーポレートガバナンスに対する正確な知識を持たない経営者が大半で、経営陣自らの私利私欲のために会社を私物化し、事業において1番リスクを取っている株主の利益がないがしろにされている現状がまざまざと描かれております。

コーポレートガバナンスに見る投資家にとっての米国企業の優位性

・こういった深刻な問題に早くから危機感を抱き、行動に移して世の中にメッセージを発信していったのが村上世彰さんです。改革者ゆえに何もわかっていないメディアにたたかれ世の中に悪いイメージが染み付いてしまいましたが、この本を読めば資本主義社会においていかにコーポレートガバナンスが重要か、そしていかに日本企業にこういった考えが浸透していないかがわかります。

・村上さんの思いが時を経て最近ようやく日本でもコーポレートガバナンスの重要性が認識され始め、2015年にはコーポレートガバナンスコードなるものも東証によって取りまとめられました。我々投資家としても、企業価値を最大化するための意識改革であるコーポレートガバナンスの普及というのは非常に重要なテーマですので、今後も日本企業がいい方向に向かうといいなと思うばかりです。
個人的には村上さんの信念をもった生き様、そして投資家として社会を変えていこうとする生き方に憧れてしまうような一冊でした。




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以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2017/12/11 13:30 ] 19.株式投資お勧め本 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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