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【米国企業の強さ】 日本企業が米国企業に絶対勝てない本質的な3つの理由

米国企業の強さ

出典:http://www.lukcyweek.com/2017/11/blog-post_26.html

以下記事で記した通り、企業の価値を表す世界時価総額ランキングを見ると、
Top 5は米国企業が独占し、Top 50迄見ても日本企業が1社(トヨタ)しかランクインしていないのに対して、実に6割以上を米国企業が占めております。

世界時価総額ランキングTop 50

グローバルに見て、なぜ米国企業はここまで強く日本企業は存在感を失うばかりなのでしょうか?

日米の自国経済の力強さの違いもありますが、りろんかぶおが米国駐在して強く感じた本質的な違いは雇用システムだと思います。

今回は以下3つの雇用システムの違いに見る米国株の魅力について見ていきます。

これを読むと、米国企業が日本企業よりも強い根本的な理由がわかり、
投資家の立場からも、今後企業価値を高めていく実力のある米国企業に投資することがいかに合理的な判断であるかがお分かりになるかと思います。

1. 報酬
2. 専門性と裁量
3. 多様性
4. まとめ


1. 報酬

日本の報酬体系は基本「年功序列」で、年を取れば給料が上がるというシステムです。
よって出世で差がつく中堅以上になるまでは、同期でみんな給料が一緒ということになります。つまり、日本企業の大半の従業員は、頑張っても頑張らなくても給料は一緒、しかも終身雇用なのでさぼってもクビになることはないという状況下で働いております。

一方、米国の報酬体系は成果報酬型です。よって、同期でも成果の違いによって大きく給料は異なります。つまり、米国企業の多くの従業員は、頑張って結果をだせばお金がもらえる、但し結果を出せなければすぐにクビになるという状況下で働いております。

どっちの社員の方が頑張るかは明らかですね。日本には社員をモチベートするシステムがないのです。


2. 専門性と裁量

日本では基本的になんでもまんべんなくできるジェネラリストを育てることが基本とされています。なので、複数の業務に対してチームみんなで取り組み、役割分担は横割り(重要なことは上の人がやって、その他の雑用を若手がやる)となります。このような体制では、情報共有がとても重要とされ、社内メールの増加、社内会議の増加、社内報告書の増加に結び付き、膨大な社内業務が発生します。また、日本企業では裁量が上層部に集中し、組織の隅々に行き渡っていないため、末端社員は何も決めることができず、これが更に社内報告書を増やし、各社員のやりがいを奪う原因ともなります。

一方で米国企業では専門性のあるスペシャリストが求められます。各社員にそれぞれの専門性があるので、採用の段階で担当分野が明確に規定され、担当の範囲内のことはある程度自分で決めることができます。そうすると無駄な情報共有は不要ですし、裁量があるので責任があり、やりがいを得ることができます。また、スキルがあれば転職も容易ですので、各個人が自身のスキル・専門性を磨くことに注力し、個々が強くなっていきます。

自分が磨いたスキルを活かしてやりがいをもって仕事をできる米国人が、なんの裁量もなく社内業務に忙殺されいやいや仕事をしている日本人に負けるはずがありません。
これは能力の問題ではなくシステムの問題です。


3. 多様性

日本では最近女性の活躍が叫ばれていますが、それでもやはり当分の間は「男社会」でしょう。定年退職という制度もありお年寄りは強制的に退職に追い込まれ、また日本人は自分達が一番優秀と勘違いしているので、例えば外国籍の社員は国籍が違うというだけで社会の中で活躍しにくいハンデを背負っております。

一方で米国は超実力主義の国です。力があれば国籍、性別、年齢は一切関係ありません(ちなみに米国では定年退職が存在せず、採用面接時に年齢を聞くことはNGとされています)。米国では、各企業の上層部で多くの女性、黒人、外人が活躍しております。米国ではいまだにアメリカンドリームを夢見て世界中から多くの野心家が集まり、力があればそういった人も存分に活躍できる土壌があるのです。米国社会では実力主義の下、多様な人材が活躍し、多様なアイデアが採用され、イノベーションが起こりやすい仕組みになっているのです。冒頭の世界時価総額ランキングを見ても、Top 5にはグーグル、アマゾン、フェイスブックといったとても若い米国企業がランクインしており、いかに米国がイノベーション大国であるかを物語っております。

古くからの慣習から抜け出せず、多くの差別から多様性を排除し、イノベーションを全く生み出せない日本企業が、米国企業に勝つのはなかなか難しいですよね。。


4. まとめ


上述の3つのポイントからもわかる通り、日米の雇用システムは両極端にあるといえます。

企業の収益力の源泉となる人の力を存分に引き出すシステムが構築されている米国が、その対極にいる日本に負けるわけがないというのが現状だと思います。。そしてこれは、日本で大幅な雇用改革が行われない限り永久に覆ることはないでしょう。
(但し、日本の古い考えを持たないベンチャー企業は別です。)

日本企業は高度経済成長期に国内経済の大幅な拡大によって、世界の中でも存在感を高めましたが、現在のように国内経済が飽和状態にあるなか、日本企業がその価値を高めていくためには世界で勝てる企業になる必要があります。

ところが、一歩世界に出てみると、一人一人の社員が実力社会の中で必死で働いている企業がたくさんいる中、ただ責任感だけで働いている従業員ばかりの日本企業が勝てるわけがないのです。

株価は企業の価値が高まらなければ上がりません。しかし、上述の観点から日本企業(特に古くからの大企業)の価値が今後増えていくとは考えづらく、株式投資家としては世界で活躍する超実力主義の米国企業に投資する方が合理的な考え方といえます。

少し昔の記事ですが、今回と同じような内容のことをもっとサラリーマンの愚痴っぽく書いた記事もありますのでご参照ください。(笑)

今すぐサラリーマンを卒業するための準備を始めた方がいい理由①

米国株の魅力をもう少しマクロ経済の観点から説明した記事は以下です!

【米国株入門】 米国株が日本株よりも魅力的な4つの理由


NYダウ銘柄理論株価一覧適宜アップデートしておりますので最新版はこちらご参照ください!

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。
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[ 2017/11/21 14:12 ] 4.米国株の魅力 | TB(-) | CM(0)
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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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