バフェット部 FIRE達成の東大卒元商社マンの米国株情報サイト

M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はFIREを達成し専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!

アリババ 2021年1~3月期決算速報

アリババ_20200714


中国Eコマース大手のアリババが2021年1~3月期決算を発表しました。

<決算結果>

Alibaba
予想実績前年同期比
売上高27.8B28.6 B64%
調整後EPS1.791.58 (※)12%
通期予想売上高143.75B141.95
通期予想EPSNANA
※独禁法違反の罰金$2.8bilは除く。これを含めるとEPSはマイナス0.3


<著者コメント>

・売上高は予想を上回るも、調整後EPSと売上予想は事前予想を下回った。

・主力のEC売上は前年比40%と引き続き堅調。海外向けECも77%増と好調。
また、主に地方在住の低所得層向けのTaobao Dealsも年間Active Userが1.5億人に達し急成長中(競合のPinduoduoは7.8億人)。

・戦略的重点分野のNew Retail(主に生鮮食品などを扱うリアル店舗)は前年同期比134%増加。昨年末買収を発表した中国スーパーマーケットチェーン最大手Sun Artの業績を今期から取り込んだことが寄与。

・将来の収益の柱として期待のCloudは前年同期比37%増と伸び率は縮小。大口顧客の解約が主因。

・食品デリバリーのEle.meも前年同期比50%増と好調。

・売上の伸びに対して、EPSが伸びなかった理由はコスト増が原因。Sun Art等、利益率の低いリアル店舗事業の割合が増えたこと、Ele.meで顧客獲得費用が増加したことが等により営業利益率が悪化。

・Ele.meは先行投資と考えられるが、近年割合を増やしているリアル店舗事業による利益率悪化は恒常的なものなのでアリババの評価が下がる要因になりうる。

・アリババはコマースのサプライチェーン全てを取り込むべく、Sun Art、Tmall Mart、Freshippo等のリアル店舗事業、Ele.me等の食品デリバリーなどにも事業を拡大している。コマースにおいてオンラインとオフラインを融合することで効率的なコマースを目指す。
その一方で、利益率の悪い分野に足を踏み入れていることにもなり、これが将来的にアリババの成長にどう寄与するかは要注目。

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

[ 2021/05/14 11:57 ] 8.企業研究 | TB(-) | CM(0)

市民政府論 ジョン・ロック


市民政府論(光文社)を読んだのでその感想です。



【著者と時代背景】

ジョン・ロック(1632年~1704年)
イギリスの哲学者・思想家。

イギリスにおける清教徒革命(1642年~1649年)、名誉革命(1688年~1689年)を経験し、長らく続いた絶対王政から民主化していく時代を生きた。

市民政府論は、名誉革命後の1689年に刊行され、民主化を行った名誉革命の妥当性を理論的に証明したもの。

後に、アメリカの独立宣言、フランス革命にも影響を与えた。

【本の概要】

ロックは、人は生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利を持っていると考えた。
この三つの権利を人権と考え、これらの人権は、どんな権力によっても制限されない、と主張した。

但し、自然状態では他者からそれらを侵害されることがあるため、人々は共同体を作り、人権を守るために国民の代表者で構成される立法部が法律を作り、執行部が法を執行し、独立した裁判官が争いごとを法律に従って仲裁する、という法治国家を作り上げた、というのがロックの語る国の起源。

つまり、国ができたのは、人権を守るために便利であったため。

よって、王様が自己の利益のために、国民の人権を侵害するような行為を働くようなことは間違っているという主張し、絶対王政を否定。

【感想】

ロックのように「そもそも国というのは、はじめどのようにして生まれたのか?」を順を追って考えていくやり方はとても説得力があります。

そこでは、まず国という共同体がない完全な自然状態における人間を考察。

そして、自然状態を放棄して共同体を作るに至る合理的理由を解説。

そして、共同体を作るに至った目的を柱として、その目的を達成するために最適な統治形態を説明していくというやり方。

非常にすっと頭の中に入ってきて読みやすいです。

またロックの時代には、未だキリスト教の教えが人々の思想の中心にあり、ロック自身もキリスト教の考え方に一部影響を受けているものの、例えば、市民政府論の冒頭で、

「アダム(最初の人類)に世界を治める支配権があったというものがいるが、アダムはそのような権限を神から明示的に与えられたわけではない。

仮にアダムにそのような支配権があったとして、アダムの正当な後継者を確定するすべ聖書には示されていない。

仮に後継者を確定できたとして、アダムの直系の子孫は誰か、はるか昔にすっかりわからなくなっている。

従って、世に無数の血統や家計がある中で、我こそはアダムの直系の子孫であると言い立てることはいささかもできない。

その点で万人は平等である。」

と、当時当たり前のように考えられていた王権神授説(王権は神から付与されたものであるという考え方)を論理的に否定している。

今でこそ世の中の事象や人間の起源が科学で解明されていき王権神授説を肯定することの方が難しいが、科学が発達していないロックの生きた時代でも、論理的思考によって、よくよく考えれば不自然な統治形態である絶対君主制を否定できるというのは非常に面白いです。

というのも、私たちも、当然のように生まれた国の国民として生き、当然のように法律を守り、当然のように税金を納めていますが、そもそも我々はなぜそのようにしているのか?と考えていくことも重要だと思ったからです。

これは、当たり前のように大学に行き、当たり前のように会社に勤め、当たり前のように毎日満員電車に揺られ出勤し、当たり前のように上司の指示に従っているという、一般的な生き方についても疑問を投げかけることが大事であるのと一緒です。

ロックが提唱した三権分立的な考え方や間接民主制は、まさに現在の先進国の統治形態でそのまま採用されており、なぜこのような統治形態になっているか、その根本を考える上で非常に学びがある本でした。



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[ 2021/05/13 08:00 ] 20.株式投資お勧め本 | TB(-) | CM(0)

【連続増配】 米国の30年以上連続増配銘柄と配当利回りを全公開

連続増配


<米国30年以上連続増配企業>

出典: http://www.dripinvesting.org/Tools/Tools.asp

<日本連続増配企業 Top 5>

出典:各社IRページ


<著者コメント>

連続増配年数を見ることは、

① その企業がいかに株主を重視した経営を行っているか、
② 毎年増配できるだけの堅固なビジネスモデルを持っているか

を判断する上で非常に有用な数字となります。

上表のように、米国では30年以上増配企業は100社近く存在します。

30年以上の連続増配企業ともなると、業績があまりにもひどくない限り増配を期待できるので、
固定利回りの債権を持っているような感覚で保有できます。

また、配当期待の長期保有者が増えるので、株価が大きく崩れにくいこともメリットです。

資本主義において、企業の所有者は株主であり、企業活動の究極的な目的は株主利益を最大化することになります。

このような企業目的を正確に理解している経営者が経営する企業に投資することが、長期投資家として成功するために重要になってきます。

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バフェットの年率リターン20%の源泉は銘柄選択や投資タイミングではなく〇〇だった!

バフェット2


ウォーレンバフェットは超長期でS&P500をはるかにしのぐリターンを上げていることで有名です。

それゆえに彼は投資の神様とまで言われています。

世の中一般的には、彼の投資手腕、つまりは銘柄選択と投資タイミングが賞賛されています。

今回は、実は彼の高リターンの源泉は銘柄選択や投資タイミングではなく違う要素があった、というお話をします。

1.バフェットの長期リターン

実際にバークシャーの2020年Annual Reportによると、1965年~2020年の55年間におけるバークシャーとS&P500の平均年率リターンは以下の通りです。

バークシャー:20.0%
S&P500:10.2%


年率リターンでいうと、バフェットはS&P500にほぼダブルスコアをつけるような驚異的なリターンを挙げています。

これがいかにとんでもないことであるかはトータルリターンをみるとわかります。

例えば、1965年に両者に100ドルを投資すると、2020年には以下になります。

バークシャー:2,810,626ドル
S&P500:23,554ドル


年率のリターン差は9.8%しかないのに、トータルではなんと100倍以上の差がついてしまいます。

これが複利の力です。


ところで、ここでちょっとした疑問がわきます。

長らくバフェットの代表銘柄であったコカ・コーラ、アメリカンエクスプレスなどは、確かに長期で見るとかなり株価は上昇したのですが、ここ数年の株価はぱっとしません。

ここで実際にバークシャーによる、コカ・コーラとアメリカンエクスプレスへの投資のリターンを計算してみましょう。


2.バフェットの代表銘柄のリターン

①コカ・コーラ

バフェットがコカ・コーラに大規模な投資を行ったのは1988年~1989年です。(その後少しだけ追加投資してますがここでは無視)

仮に1988年末の株価でコカ・コーラに投資をした場合、2020年末までの配当を含む平均年率リターンは

12.31%/年

となります。

②アメリカンエクスプレス

バフェットがアメリカンエクスプレスに大規模な投資を行ったのは1994年~1995年です。(その後少しだけ売却してますがここでは無視)

仮に1994年末の株価でアメリカンエクスプレスに投資をした場合、2020年末までの配当を含む平均年率リターンは

12.25%/年

となります。

STOP

つまり、バフェットの代表銘柄は年率リターン20%には遠く及んでいないことがわかります。

では、バフェットはどのように年率リターン20%を達成しているのでしょうか?


3.年率リターン20%の秘密

この秘密は「フロート」にありました。

実際に、バークシャーの高リターンの源泉はフロートにあると、毎年のバフェットからの手紙でも繰り返し説明されています。

それではフロートとは何でしょうか?

これを説明するためには、バークシャーの主要ビジネスでもある損害保険会社のビジネスモデルを説明する必要があります。

保険会社では、基本的に保険料を先に受領し、保険給付金の支払いは後で行われます。

つまり、保険料を受け取ってから保険給付金を支払うまでの期間、余剰資金が生まれ、これをバークシャーでは「フロート」と呼びます。

保険会社の規模が大きくなると、連続的に保険料の受け取りと保険給付金の支払いが発生し、次第にフロートの額が安定してきます。

一般的な保険会社はこのフロートを使って、債権投資等のローリスクローリターンの投資を行いますが、バークシャーではその財務基盤の強さを武器に、株式等のハイリスクハイリターンの投資を積極的に行っています。

バフェットは借金をしないことで有名ですが、このフロートを実質的なレバレッジとして使っていることがバフェットのリターンの源泉だったのです。


4.フロートの推移

ちなみに、2019年のバフェットの手紙によると、バークシャーのフロートの推移は以下の通りとのこと。

フロート推移_20210511


2020年末時点では$138 billionのフロートがあるとのことで、フロートの巨大さが良くわかります。

5.まとめ

バフェットの年率リターン20%の源泉は銘柄選択や投資タイミングというよりも「フロート」の存在が大きかったことがわかりました。

要は、バフェットと言えど純粋な銘柄選択だけで超長期で20%以上のパフォーマンスを上げているわけではなかったのです。

ここから得られる教訓としては、バフェットのようなとんでもないリターンを上げるためにはやはりレバレッジが必要ということです!

銘柄選択に時間をかけるよりも、どのようにレバレッジを利かせるかに時間をかけるほうが、リターンを押し上げてくれるかもしれません。

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[ 2021/05/11 11:46 ] 13.バフェット関連その他 | TB(-) | CM(0)

FIREを勘違いしている人

イメージ_20201221


最近になって、FIRE(Financial Independence, Retire Early)という言葉が広く認知されるようになってきました。

FIREは米国で広まった言葉ですが、ウィキペディアで調べると以下のような定義です。

「経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイル」
by ウィキペディア


しかし、テレビやYoutubeでこのFIREが語られるとき、勘違いしている人がとても多い印象を受けます。

というのも、FIREを達成した人に対する質問として以下のようなものがあるからです。

「仕事せずに毎日遊んでいるだけだと退屈にならないですか?」
「仕事をしていないと社会とのつながりがなくなって孤独を感じませんか?」
「私は今の仕事が好きだからFIREなんてする必要ない」
etc


このような質問をする人は、FIREの一部の側面だけを見ているような気がします。

その一部の側面とは「早期退職」です。

つまり、FIREとは「リタイアして遊んで暮らす」という風に解釈しているのです。

この解釈は決して間違っているわけではないのですが、FIREの一部の側面でしかありません。

では、FIREの全体像をとらえる解釈とは何か?

個人的な見解では、重要なのは「経済的自立」の方だと思います。

これは、生活費を賄えるほどの不労所得があり、生活をするために労働をしなくてよい状態と言えます。

例えば画家として食べていけるほどではないけど絵をかくのが大好きという人は、
経済的自立を達成していれば収入を気にせず大好きな絵を描き続けることができます。

逆に、経済的自立をしていないと、大好きな絵を我慢して、食べていくために好きでもない仕事をせざるを得ません。


ではなぜ、経済的自立の方がFIREを捉える上で重要なのか?

それは、経済的自立の方が、早期退職よりも上位の概念だからです。

つまり、経済的自立をするということは、お金にとらわれず多くの選択肢を自由に持てる状態であり、
退職するというのはそのうちの選択肢の一つでしかないからです。

FIREを達成していれば、仕事をしてもいいし、しなくてもいい、という選択肢を持つことができるのです。

では、そもそも仕事と遊びの違いとは何なのでしょう?

一般的には、仕事とは「働いて給料をもらうこと」と解釈している人が多いと思います。

給料をもらうということは、その先に商品やサービスを提供した対価としてお金を受け取る、という商業的な行為が発生しています。

つまり、仕事とは「他者に貢献する」ことを指すといえるでしょう。

逆に、誰かのためにならず、単純に自己満足のために行うことを「遊び」ととらえることができます。

こう考えると、FIREをして会社勤めはしていない、但し他者に貢献するような活動はしている、しかしお金はもらっていない、

という人は果たして、「仕事をしていなくて社会に貢献していない」と、周囲からとがめられる筋合いはあるのでしょうか?

この人は立派に社会に貢献していますし、何もとがめられる筋合いはないと思います。

世の中の人は、会社に勤めてお給料をもらうのが「仕事」で、それ以外は仕事ではない、つまり会社に勤めてない人は社会に貢献しておらず、けしからん、となるわけですが、もう少し本質を理解する必要がありますね。


まとめると、

FIREを捉える上で重要なのは「経済的自立」であり、「早期退職」は経済的自立の状態における選択肢の一つでしかありません。

また、経済的自立を達成したからこそ、お金をもらわずに社会貢献活動(一般的には仕事)をしているFIRE民も多く存在していることも見逃すことはできません。



ちなみに、自分自身がFIRE生活を1年半してみて思うことは、結局人間、自分が何してもいいとなった時に、最後に辿り着くのは、「他者に貢献したい」という気持ちだと思います。

会社員の時にはこういう感情は一切持ちませんでした。

単純に目の前のやらなければいけないことを粛々と対応していただけです。

そういう意味では、多くの人がFIREを達成して、内から湧き出るような他者貢献への気持ちをもつと、社会はもっと良くなるのでは?とも思います。


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[ 2021/05/10 10:20 ] 16. FIRE(セミリタイア) | TB(-) | CM(0)

バークシャーハサウェイ株主総会(2021年5月)~6つのポイント~

誠実な経営者ロゴ4


2021年5月1日にバークシャーハサウェイの株主総会が開催されました。

同総会には、会長のバフェット、副会長のチャーリマンガー、保険および非保険事業の責任者であるアジートジャインとグレッグアベルが出席。

総会は5時間超に及び、冒頭でバフェットからバークシャーの業績などに関するプレゼンが行われ、その後株主の質疑応答に移りました。

今回は同総会で特筆すべき6つのポイントについて紹介します。


1.ロビンフッドについて

ロビンフッドのような売買手数料無料のトレーディングアプリの爆発的な人気について、

バフェット:

「ロビンフッドは、近年株式市場に参入したカジノグループにとって重要なカジノの役割をはたしている。
これに関して違法なことは何もないし、不道徳なことも何もない。
しかし、それをしている人々の周りに良い社会が構築されるとは思わない」

マンガー:

「そのようなものが文明人やまともな市民から資金を引き出すことはひどいことだ。
それはひどく間違っている。
我々は人々に悪いものを売ってお金を稼ぎたくない」


2.シェブロンへの投資と気候変動問題

気候変動問題が深刻化する中、石油・ガス産業に投資したバークシャーの意思決定について尋ねられ、

バフェット:

「Chevronはちっとも悪い会社ではないし、Chevronに投資したことについて何の罪悪感もない。
もしChevronの全体を保有することができたとしても、Chevronの現行ビジネスを行うことに不快感を感じることはないだろう。
Chevronはこれまで、幾多の面で社会に貢献してきたし、これからも貢献し続けるだろう。

ある事柄に対して両極端の意見を持つ人間はばかげていると思う。
私は、3年以内に石油の使用を禁止されることは嫌だが、その一方で、気候変動で起こっていることは、私たちがあらゆるものに適応したのと同じように、時間の経過とともに適応するだろうと思っている。

私は、現在まっとうなビジネスを行っている会社に投資する際に道徳的な判断をしたくはない。
全てのビジネスに、あなたが嫌う何かしらの要素があるはずだ。」

マンガー:

「地球温暖化に関するこれらすべての質問に対する明確な回答を我々が知っているとは思わない。
質問をする人々は、自分自身は答えを知っていると思っている。
私たちは自分の考えにもっと控えめです。」


3.アップル株

バークシャーが2020年中にアップル株の一部を売却したことについて、

バフェット:

「おそらく間違いだった。
アップルのブランドと製品は素晴らしい。
これらは人々にとって不可欠な製品だ。」


4.SPAC

近年急増している特別買収目的会社(SPAC)について

バフェット:

「私が理解している限りでは、SPACは2年以内にその資金を使う必要がある。
仮にあなたが私の頭に銃を突きつけて「2年以内に何かしらのビジネスを買いなさい」と言うのであれば、私は何かしらを買うでしょうがそれはたいしたことのないビジネスでしょう。

もし、あなたが他者のお金で投資ができる立場で、それによって手数料を得ることができ、アップサイドもあり、それでいてダウンサイドがないとしたら、あなたは何かしらに投資を行うことでしょう。

率直に言って、私たちはSPACとは競争していません。
これは、ギャンブル相場で我々が見てきたものの中でも酷いモノです。」


5.S&P500

バークシャーの株価がここ十数年、S&P500をアンダーパフォームしていることについて、

バフェット:

「私はS&P 500インデックスファンドをお勧めします。
ほとんどの投資家は、バークシャーハサウェイを含め、個別株に投資をするよりも、単純にS&P500に長期投資するだけの方が優れたリターンを得るでしょう。
私の死後、私の遺産の90%がS&P500インデックスファンドに投資されることになっています。」

マンガー:

「個人的には市場全体を保有するよりもバークシャーを保有する方を好んでいる。
私はバークシャーを保有することに非常に満足しています。
長い年月の中で市場平均にアンダーパフォームをすることもあるだろうがそれは一時的で、長期で見ればバークシャーのリターンの方が優れているだろう。
私たちが保有しているビジネスは市場平均よりも優れている。」


6.ビットコイン

現在史上最高値を更新し続けるビッドコインに関して、

マンガー:

「私をよく知っている人は、ビッドコインへの投資に赤旗を振っています。
もちろん、私はビットコインの成功を願っていません。
私は誘拐犯や強奪者などにとって非常に便利な通貨を歓迎しません。
また、何もないところから新しい金融商品を発明しただけの人に、大金を授けるのも好きではありません。
控えめに言っても私はいまいましい仮想通貨全体が嫌いで、文明の利益に反していると思います。」

STOP

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[ 2021/05/07 12:33 ] 12.バフェットの投資哲学 | TB(-) | CM(0)

りろんかぶおポートフォリオ(2021年4月末時点)


1. りろんかぶおの基本投資方針

資本を通じて世の中に貢献すること

を基本理念とし、以下4つを満たす企業への投資を行う。


1. 今後も人々の生活に不可欠な事業を行っている企業

2. 業界内で確固とした競争優位性を持っている企業

3. 株主利益の最大化を重視する企業

4. 割安な企業


いろいろ勉強していくうちに微修正していくかもしれませんが、
大まかには変わらないと思います。


2. りろんかぶおのポートフォリオ

りろんかぶおポートフォリオ(2021_4_30時点)

(2021年4月売買銘柄)

取得
DOCU 205.4ドル


3. りろんかぶお vs S&P 500

<投資期間平均年率リターン>
りろんかぶお:10.59%
S&P500(配当込):14.70%

<前提条件>
計算方法:投資期間のキャッシュフローをIRRベースで計算
投資期間:2015年9月29日(投資開始日)~現在
配当込・手数料込・税引後

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[ 2021/05/06 10:21 ] 3.著者ポートフォリオ | TB(-) | CM(0)

【時価総額】 世界時価総額ランキングTop 50

時価総額ランキング 




出典: https://www.corporateinformation.com/Top-100.aspx?topcase=b

時価総額は株価×株式数で算出され、まさに企業の価値を表します。
時価総額は、その企業の収益力、将来の成長性、ブランド力などを全て織り込んだ会社の価値となるので、
企業の実力を測る上で有用な情報となります。

世界のTop 50は米国企業が約7割を占めます!
次に多いのが中国!

日本勢として唯一ランクインしているのはトヨタのみ。。

米国や中国は自国経済規模が巨大なので時価総額が大きくなりやすいのもありますが、
ランクインしている米国企業はほとんどがグローバルで活躍している企業ですから他国との実力差は歴然です。

更に最近では、テスラ、エヌビディア、ネットフリックス、セールスフォースなどの比較的若い企業も続々とランキング上位に姿を見せ始めたのは印象的です。

時価総額の高さは実力の高さを示すので、
そういった素晴らしい企業に適正価格で投資できれば優れたリターンを得ることができます。

とは言っても、この適正株価というものがわからないから株式投資って難しいのですが、このサイトではりろんかぶおがM&Aを通じて培った企業価値評価法を用いて、米国の大型優良企業30社を集めたNYダウ銘柄各社+αの理論株価を算出しております。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

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プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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