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バフェットが日本の五大商社に投資!元商社マンが商社の先行きを分析

誠実な経営者ロゴ4


<バフェットが日本の五大商社に投資!>

・バフェットは8月30日、バークシャーの子会社を通じて日本の五大商社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅)に投資したことをコメント。現時点で各社の5%以上の持分を保有。総額6000億円ほど。

・長期保有意向で、株価次第で持分比率をそれぞれ最大9.9%まで引き上げる可能性あり。

・バフェット曰く、「日本と5社の未来に参加することができてうれしく思う。日本の5大商社は世界中に多くの合弁事業を保有しており、今後もそれらのパートナーシップ拡大していくだろう。将来的に相互に利益になるようなことがあればと望んでいる。」

原文:https://www.berkshirehathaway.com/news/aug3020.pdf

<コメント>

・衝撃的ニュースです。バフェットが日本の会社に投資したのは聞いたことがないからです。(あるかもしれませんが)
自分も上記の会社のいずれかに在籍していたのでうれしいです。

・一方で、中にいた身としては総合商社の先行きには若干の疑問が。

・商社は元々、貿易仲介ビジネスが主流だったものが2000年以降、事業投資に大きく舵をきり資源の分野などで大成功を収めました。一方で、近年は事業投資の分野でも行き詰っているのです。

・商社は事業に投資を行うとき、知見の浅さから事業主体にはなれないので、常に主体を担ってくれるパートナーが必要です。昔は商社のように大きな資本を出せて、低金利の日本から安い融資を引っ張ってこれたことにバリューがあったので、事業主体のパートナーからも評価を受けて共同出資が実現しました。

・しかし、昨今は世界中で低金利が常態化し、お金があふれているので、わざわざ大したバリューもないのに、異常にリスクを嫌い、それでいて高いリターンを要求する、いわばめんどくさい商社をパートナーに引き込みたいと思う事業主体が激減してきているからです。

・つまり、コバンザメのように良質資産の株主に入れてもらい、甘い蜜を吸ってこれた今までとは環境がガラッと変わってしまい、今ではそもそも投資をできる対象が激減しているのです。

・更に、投資の幅を広げて、企業への投資も行っていますが、異常にリスクを嫌う保守的な体質もあって、うまくいっている投資は多くありません。

・また、株式会社の企業形態をとっている以上、投資収益に対しても法人税は免れず、さらに会社の中の経費を賄ってあまりあるリターンを出せなければ存在意義がありません。つまり手数料が高いファンドのようなものなので、リターンが魅力的でなければ投資家が商社に投資する意味がないのです。
(通常、ファンドは「株式会社」ではなく、「投資事業組合」の形式をとっているため、パススルー課税が適用されて法人税がかかりません)

・ということもあって、魅力的な投資リターンを出すための環境が失われた現在の商社の将来性には疑問を抱かざるを得ないです。但し、めちゃめちゃ優秀な人が多いのは事実であり、このような状態からも脱却してくれる可能性はありますが。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/31 10:00 ] 12.バフェット関連その他 | TB(-) | CM(0)

【米大統領選2020】 トランプとバイデンの主張・政策まとめ

米大統領選_20200828


【米大統領選2020】 トランプとバイデンの主張・政策まとめ

(2020年8月28日時点)
トランプバイデン
税金給与税減税高所得者への課税強化
賃金最低賃金引上
貿易国内製造業活性化のための貿易政策国内製造業活性化のための貿易政策
但し現在のの中国との貿易戦争は批判
環境環境関連投資には積極的ではない4年で200兆円規模の環境関連投資
2035年までに100%クリーンエナジー化目標
陣営の多様性ほとんど黒人おらず黒人や女性含め多様化する意向
警察改革改革推奨改革推奨
国民皆保険反対賛成
公的医療保険対象基準の厳格化対象拡大
若年移民国外強制退去
延期措置
撤廃維持
メキシコ国境の壁建設支持、既に6割完成済み建設ストップ
自動車排出規制現状維持強化
パリ協定脱退済み再加入すべき
対中政策関税を武器に強硬派他国とも協調して中国に圧力を
中東の米軍配備当初撤退派だったものの最近は再増員中東への介入を徐々に弱める
イランとの核合意離脱済みイランの合意順守を条件に再加入意向
アフガニスタン米軍撤退意向米軍撤退意向
北朝鮮定期的に金委員長と面会してきた無条件での面会は否定
巨大テック企業解体議論継続意向議論継続意向
ソーシャルメディア規制支持支持

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/28 12:00 ] 17.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)

資産運用でセミリタイアした僕がおすすめする株式投資本厳選5冊~初心者から上級者まで~

おすすめ本_20200826


おすすめの株式投資本が知りたい方向け。

現在、株式投資の需要が高まっていますが、株式投資に関わる本もたくさんあり、正しい知識をつけるためにはどの本を読めばいいかわからない人も多いはず。

そんな中で今回は初心者、中級者、上級者別に、世界で長らく読み継がれてきた歴史的名著5冊をご紹介します。

これらの本は特定の銘柄を紹介するものではありませんが、どのような考え方に基づいて株式投資を行えばよいか、その神髄を理解することができるようになると思います。

(このページは3分くらいで読み終わります)

<初心者向け>

1.賢明なる投資家



著者:ベンジャミン・グレアム

コメント:本著は投資の神様ウォーレンバフェットが若き頃に師と仰いだベンジャミングレアムが書いた本。本の中では、投資家と投機家の違いについて説明されており、基本的にはみな投資家であるべきだと。そして、投資家としてはどのような考え方に基づいて投資していくべきかが記されています。バフェットも勧める本なので株式投資にある方であれば是非一度は読んでおきたい本。


2.ウォール街のランダムウォーカー



著者:バートン・マルキール

コメント:1973年の初版以降、世界中で読み継がれ誰もが知っている名著。株価というのは短期的にはランダムに動くので短期のトレードでもうけるのはほとんど無理。米国で多く存在するヘッジファンドなども、長期で市場平均(S&P500等)をアウトパフォームしているものはほぼ皆無。基本的には市場平均に投資するのが最善の投資法とお勧めする本。デイトレードなどに走りがちな初心者が読むべき本。


<中級者向け>

3.株式投資の未来



著者:ジェレミー・シーゲル

コメント:長期投資のバイブルとも呼ばれる本で、日本の米国株投資家にもおそらく最も愛されている本。本著で紹介される「成長の罠」は衝撃的で、世間が注目するようなピカピカの成長株は既に割高なためいいパフォーマンスは得られず、世間からは全く注目されない地味でいけてない銘柄だが堅実なビジネスを持っている企業に投資することこそ長期的には素晴らしいパフォーマンスを得ることができると紹介するもの。この本も必読書。


4.ビジョナリーカンパニー



著者:ジム・コリンズ

コメント:時代を超え際立った存在であり続ける企業18社を選び出し、その歴史全体を徹底的に分析することで、企業の永続性の源泉が「基本理念」にあると解き明かす本。最高の投資をするためには最高の企業に投資する必要がある。数字だけでは読み解けない企業の定性的な強さをどのように分析していけばよいかがわかる本。「良い企業とは何か?」を知るための必読書。


<上級者向け>

5.バフェットからの手紙



著者:ローレンス・A・カニンガム

コメント:バフェットが毎年株主宛に記す手紙からの教えをまとめた本。投資の考え方から、企業統治、会計にわたるまで幅広く取り上げられており、やや上級者向けだが、生きる伝説といわれる史上最高の投資家の頭の中を思う存分のぞける最高の一冊。投資とは株を買うことではなく、企業の一部を保有することである、と考えるバフェットが自身の言葉で、どのように投資先を選んでいるか、どのようなタイミングで投資するかをあますことなく述べている。

<まとめ>

いかがだったでしょうか?

ここで紹介させていただいたのは、全世界の投資家に長らく読み継がれてきた歴史的な名著たちです。

いずれも示唆に富む内容となっていますので是非読んでみてください。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/26 11:52 ] 19.株式投資お勧め本 | TB(-) | CM(0)

NYダウ銘柄入替、セールスフォース、アムジェン、ハネウェルが新規組入、エクソンモービル、ファイザー、レイセオンが除外

Dow_20200825.png


<NYダウ銘柄入替>

・指数プロバイダーのS&Pダウジョーンズインデックスは8月24日、同社の代表的指数であるダウジョーンズ工業株30種平均(NYダウ)において以下の組換えを行うと発表。組換えは8月31日のマーケットオープン時に実施されるとのこと。

<新規組入>
セールスフォースドットコム(CRM)
アムジェン(AMGN)
ハネウェル・インターナショナル(HON) (1925年12月7日~2008年2月9日までNYダウ銘柄だったので今回復活)

<除外>
エクソンモービル(石油ガス大手)
ファイザー(製薬)
レイセオンテクノロジーズ(軍用機器、航空宇宙)

・時価総額で劣るシェブロンが残り、エクソンが除外されたのは意外。

・更に、ファイザー→アムジェン、レイセオン→ハネウェルは、いわゆる同業の中での入れ替えだが、エクソン→セールスフォースは完全に異業種であり、NYダウの中で石油ガスの比率が下がり(シェブロンのみ)、クラウド・SaaS企業が新たに加わったのは時代を象徴している。

・新規組入銘柄の詳細は以下。

<セールスフォースドットコム(CRM)>

企業概要:
クラウドベースのCRM/顧客管理システムやSFA/営業支援システム、MA/マーケティングオートメーションを世界15万社以上に提供

株価チャート(10年):
kabuka_crm_20200825.png

業績:
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セグメント業績:
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※全て出典はマネックス証券

<アムジェン(AMGN)>

企業概要:
アムジェンは、バイオ医薬品の草分け的な企業である。腎臓病治療薬やがん支持療法薬を専門的に開発してきた歴史を持つ。

株価チャート(10年):
株か_amgn_20200825

業績:
rev_amgn_20200825.png

セグメント業績:
seg_amgn_20200825.png

※全て出典はマネックス証券

<ハネウェル・インターナショナル(HON)>

企業概要:
多角的な事業を世界的に展開するコングロマリットで、エアロスペース事業部、ビルディング・テクノロジーズ事業部、パフォーマンス・マテリアルズ&テクノロジーズ事業部、セーフティ&プロダクティビティ・ソリューションズ事業部の4部門からなる。

株価チャート(10年):
株か_HON_20200825

業績:
rev_HON_20200825.png

セグメント業績:
seg_HON_20200825.png

※全て出典はマネックス証券

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/25 10:46 ] 17.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)

サラリーマンが億の資産を作るたった一つの考え方

一億_20200824


<普通のサラリーマンが億の資産を作るたった一つの考え方>

普通のサラリーマンが億の資産を作るたった一つの考え方は、なんといっても

「収入と支出を連動させないこと」

そしてもう一歩踏み込んで、収入と支出を連動させないためには、

「幸せとは何か」

ということをしっかりと理解することが重要です。


<長期積立投資をすれば1億の資産は現実的な目標>

以下の記事で、普通のサラリーマンでも毎月10万円積立投資することができれば、遅くとも定年退職時までには1億の資産を築くことは可能ということを示しました。

S&P500に毎月10万円積立投資するとなんと〇〇年後に1億円到達!

しかしここで思うのが、「毎月10万円を積み立てるなんて無理」というもの。

ほんとに無理でしょうか?

国税庁によると、平成30年の日本のサラリーマン(中小含む株式会社勤め)の平均年収は504.5万円です。
https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan1997/menu/04.htm

これを税後にすると大体420万円ほどになります。

つまり手取り月収が35万円/月。(実際には基本給と賞与に分かれるので賞与月以外の月はもっと低いですが)

ここから10万円をひいて、月25万円で生活することは不可能でしょうか?

確かに若い時は、平均年収よりも低い年収でしょうから、多少難易度は高いですが、年をとるごとに収入が上がっていくので、投資のために月に10万円拠出することは難しくないはずです。

<なぜ毎月10万円の拠出がむずかしいのか?>

ではなぜ、ほとんどの人にとって毎月10万円をひねりだすことは難しいのでしょうか?

それは、普通の人は収入と支出が連動しているので、収入が増えても支出も同じように増えるので、結局いつまでたっても収支ゼロなのです。

自分の周りにも、高給取りの友人がいますが、そういう人というのは大体

おいしいものを食べること
タクシー代
飲み会などの交際費
etc

に大量にお金を使いますので貯金がない人がほとんどです。

そして、高給取りになると、お金はいくらでもあるという感覚に陥り、お金の管理をしなくなるので、しまいには借金をする人も出てきます。

<なぜ収入と支出が連動してしまうのか?>

では、普通の人は、なぜ収入と支出が連動してしまうのでしょうか?

個人的な意見として、こういう人は「幸せとは何か」に対する理解が乏しいからだと思っています。

生物学的には「幸せ」というのは、「快感」と同義であり、何かしらのきっかけで幸福ホルモンが大量分泌され電気信号が大量に発信されるようになると、人間は「快感」を得る=「幸せ」を感じることができます。

そして普通の人は、この「快感」を得るためにモノを買うのです。

例えば、とってもおいしい高級料理を食べることで、味覚が刺激されて快感が得られます。

高級車を乗り回したり、高級ブランドを身に着けたり、高級マンションに住むことで、「かっこいい」とか「美しい」という自己満足を得ることもできますし、他の人から「あの人はお金持ちのすごい人だ」と思ってもらえる自己承認欲求を満たすことで快感を得ることができます。

但し、人間には精神的・肉体的な異常状態から安定な状態に戻そうとする、いわば安定化装置のようなものがあるので、幸福ホルモンが大量分泌され電気信号が大量に発信されているような異常状態は、時間がたつと必ずいつもの安定状態に戻っていきます。

これをもっと身近な言葉でいうと「慣れ」や「飽き」です。

そして、定常状態に戻った人間は、また新たな快感を手に入れようとし始めるものなので、お金があれば新たな快感を得たいという欲望に打ち勝てず結局はあればあるだけ使ってしまうのです。

このように決して長続きすることのない幸せをつかもうとする無限ループが人生というものです。

<幸せを追い求める無限ループから脱却するためには?>

では、この不毛な無限ループから脱却するためにはどうすればいいのでしょうか?

これは人間の本能なので脱却するのは難しいのですが、「収入と支出を連動させない」という観点でいえば、無理にこの無限ループから脱却する必要はないのです。

なぜなら「幸せ」というのは、高級車や高級ブランド品、高級タワマン等を買わなくても、常に足元に転がっているものだからです。

例えば、自然の景色をじっくり見て「きれいだなー」と思ったり、大自然の中で大きく深呼吸をして「気持ちいいなー」と思ったり、友達と安い居酒屋でおしゃべりしたり、家族との何気ない時間を過ごしたり、そういった中で幸せというのはいくらでも感じることができるのです。

つまり、幸せというのは手に入れるものではなく感じること、だということです。

日々の生活の中で幸せを感じることができるということさえ知っていれば、快感を得るためにお金なんて必要ありません。

こう考えれば自分の支出額というのは、年収に限らず必要十分な額が決まってきて、そうすれば自然と資産がたまり、しっかり積立投資すれば、簡単に1億の資産を築くことができるようになると思います。


以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/24 12:02 ] 15. セミリタイア | TB(-) | CM(0)

S&P500に毎月10万円積立投資するとなんと〇〇年後に1億円到達!

SP500_20200821.png

※出典:MonJa



最近注目を集めている米国株!

中でも特に注目されているのが米国の優良企業500社を集めたS&P500への投資!

S&P500は米国株式市場の平均的なリターンとして、長らく機関投資家のベンチマークとされてきました。

そしてヘッジファンドなどのプロの投資家はS&P500をアウトパフォームすることに全てを注いできたのです。

しかし、長い米国株式市場の歴史の中で、S&P500を継続的にアウトパフォームできたファンドマネージャーというのはほとんどいないことがわかっております。

株価というのは、公開情報を瞬時に織り込むので、市場を出し抜いて、他のヒトよりも優れたリターンを出すということはプロでも難しいというのが主な理由です。(効率的市場仮説)

つまり投資初心者でも簡単に始められるS&P500への積立投資が、プロをも凌ぐ最強の投資法というわけです。

※ちなみにS&P500のようなインデックスへの投資でも、日本のような衰退国のインデックス(日経平均)に投資しても、うまくいきません。あくまで米国のような成長する国のインデックスへの投資が必要です。この点に関しては以下記事ご参照。

【市場平均】 日経平均 vs S&P500(円ベース)

日本人が日本円でS&P500に投資する場合は為替の影響も出てきますが、仮にS&P500に毎月10万円積立投資するとどのようなリターンがえられるのでしょうか?

1.S&P500の過去の平均円建リターン

まずは過去10年間のS&P500の円建てリターンを調べてみると以下の通りとなりました。
(計測開始日はS&P500ETFのVOO上場日)

VOO ドル
(配当調整後)
為替
(円/ドル)
VOO 円
2010/09/1083.0984.166,993
2020/08/20311105.7832,882
年率リターン
(配当込)
16.83%/年


なんと脅威の年率16.83%です!

S&P500の超長期平均リターンはドルベースで年率10%前後、円ベースで年率7%前後程度といわれていますから、16.83%というのは計測期間がたまたまよかったということでその点は考慮が必要です。

2.S&P500に毎月10万円積立投資した時の1億円到達年数

次に、S&P500の円ベースのリターンを、16.83%/年、10%/年、7%/年の三つに分けて、毎月10万円(年間120万円)積立した時に、2000万円、5000万円、1億円への到達年数を調べてみたのが以下です。

年率リターン16.83%10.00%7.00%積立預金(0%)
2千万円到達年数8年10年11年17年
5千万円到達年数13年17年20年42年
1億円到達年数17年23年28年83年
※税金は考慮せず。(税金はNISA口座活用などである程度最適化可能)

年率16.83%の場合はなんと17年間で1億円に到達します!

より現実的な10%、7%の場合ではそれぞれ23年、28年と少し長くなりますが、積立預金では83年もかかりますので、やはり投資の威力はすごいことがわかります。

3.まとめ

日本では、少子高齢化で若い世代は、老後に満足のいく年金をもらえる可能性は限りなくゼロに近いです。(多少はもらえるでしょうが生活できるほどの金額はもらえない)

よって、若い時は労働でお金を稼ぎ、その一部で資産を作り、老後は資産に働いてもらって生活をしていくという考え方が必要です。

日経平均は1989年に最高値の38,915円をつけて以来、30年以上その最高値を更新できず、いまだに最高値から40%ほど安い水準で低迷しているという、世界でも他に例を見ない経済低迷国です。

但し、日本人である我々はそのような国に生まれたことを悲観しすぎる必要はありません!

なぜなら、今の時代、投資に関する国境は取り払われてきているからです。

現時点ではどんな国にでも投資できるというわけではありませんが、世界最大にして最強の株式市場である米国にはかなり自由に投資できるので、その手を使わない理由はありません。

そして、今回の調査結果では、普通の人でも長い時間をかければ、1億円の資産を作るというのが非現実的なことではないことがわかりました。

1億円の資産を築いて、配当利回りが4%であれば、それだけで年収400万円です。

海外の成長国への投資で、資産にお金を稼いでもらい、老後不安を取り払い、人生の自由を手に入れましょう!

関連記事↓
世界最強のS&P500投資!日本の投資信託(SBIバンガードS&P500)と米国ETF(VOO)で実際にどれくらいのリターン差があるのか徹底比較!

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/21 11:15 ] 4.米国株の魅力 | TB(-) | CM(0)

【マイクロソフト】 IT業界覇者の理論株価は?(2020年6月期)

rogo-MSFT.png


<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★

1. 企業概要

・マイクロソフトはビルゲイツが1981年に創業したソフトウェアを開発・販売する会社です。

・PCに搭載されるWindows OSや、Excel、Word、PowerPoint等のMicrosoft Officeなどでも広く認知されてますが、最近は法人向けにクラウドを通じた業務支援サービスなども行っております。

2. 業界展望

・マイクロソフトのビジネスセグメントを大きく二つに分けると、①従来のWindows/Office関連サービスと②クラウドサービス、になるとかと思います。

・①に関しては、近年Office 365等のサブスクリプション型でのサービス提供などもして利用者増加につながっておりますが、もはやOffice(特にエクセル)は世界の経済活動においてなくてはならないツールとなっておりますので、世界経済の拡大と共に需要も増加していくでしょう。

・②に関しては、AIやデジタル技術を活用した業務効率化などは今後どんどん増えていくでしょうから、こちらもニーズは今後莫大に増えていくことでしょう。

3. 個別企業競争力

・このように、業界としては引き続き大きな需要があることが確認できる中、その中でのマイクロソフトの競争優位性とは何でしょうか? 上述の①Windows/Office関連サービスと②クラウドサービスに分けて考えていきたいと思います。

① Windows/Office関連サービス

・既存法人向けに関しては間違いなく抜群の競争優位性を維持し続けるでしょう。企業勤めをしたことがある人ならわかると思いますが、業務の全てがワード、エクセル、パワポで回っているのです。特にエクセルは秀逸で、「エクセルを止めたら世界が止まる」と迄言われる程、企業の業務はエクセルに依存しております。
このようにMicrosoft Officeは、もう世界の経済活動に組み込まれているわけです。これは今後もずっと使われていくでしょう。

・一方で個人向けはどうでしょうか?ワード、エクセル、パワポ、Outlookのようなオフィスツールは実はGoogleなどもクラウド上で無償で提供しているため、わざわざ高いお金を払ってMicrosoft Officeを買わなくても、無料で同じような機能が使えてしまうのです。(OSに関してもGoogleが無料でChromebookを提供してます)

・実際に私自身のPCはMicrosoft Officeは搭載しておらず全てGoogleのツールを使用しています。使い方はほとんど同じですし困惑することはありません。そして最近いろんな方とやり取りさせていただくと、Googleを使っている人がかなり多い印象です。

・スタートアップ企業なども、フラットな目線でマイクロソフトとグーグルを比較するでしょう。そういう意味ではかつて競合すら存在しなかったWindows/Officeも、クラウドの普及で他社との競争にさらされるようになったために、クラウド市場でのMicrosoft Officeの優位性は今後見極めていく必要があります。

② クラウドサービス
・クラウドサービスは先行者利益の大きいビジネスなので、そういう意味でアマゾンとともに業界の先頭を走るマイクロソフトの競争優位性も持続すると考えます。

・先行者利益が大きいビジネスと考える主な理由は以下です。

1.クラウドというのは業務プロセスの中枢を担うので、そもそも頻繁に他社サービスに乗り換えるものではない。
2.いったん使い方に慣れてしまうと他社への乗り換えには抵抗感がある。
3.大量の重要データを他社サービスに全て移行するのに抵抗感がある。

・このような理由からクラウド事業というのは乗り換えコストが高く、先行者利益の大きいビジネスと考えます。

・企業がクラウド導入時にどのクラウドベンダー(アマゾン、マイクロソフト、グーグル、IBM等)を起用するかに関して競争が激しいのは事実です。各社技術力の高い企業故に、サービスの差別化というのも年を追うごとに難しくなってきて、各社のサービスが均質化していくと考えられます。

・一方で、クラウド市場の全体のパイが増えていく中で、先行している各社が顧客を着実に獲得していけば、市場が飽和状態に達するときには、信用と実績も含めそこには大きな参入障壁が生まれていると考えることができます。

<理論株価>
125ドル(2020年6月末時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後、米国長期平均インフレ率である2%の成長が半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

1. Productivity and Business Processes
・Microsoft Office(ワード、エクセル、パワポ、Outlookをはじめとしたアプリケーション)のサブスクリプションやライセンス契約。
・LinkedIn(ビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービス)
・Dynamics(法人向けに業務の生産性向上、迅速/最適な経営判断をサポートするアプリケーション。特にCRM(Customer Relationship Management、企業活動における顧客接点・関係を管理すること)やERP(Enterprise Resource Planning、企業の資産(ヒト・モノ・カネ)を一元管理)の分野にフォーカス。)

2. Intelligent Cloud
・クラウドサービス部門。
Microsoft Azureではクラウドを通じて、主にIT技術者やアプリケーション開発者向けに、システムやアプリケーションを開発するまでの業務の生産性、効率性を高める為のサービス(AI、IoT、ストレージ、他)を提供。

3. More Personal Computing
・ウィンドウズOSのライセンス販売。
・Surface等のデバイス販売。
・Xbox等のゲーム関連
・Bing等の検索エンジンやウェブ広告ビジネス。

ちなみにサービス/プロダクト別売上高は以下。
やはり、Azure等の法人向けクラウドサービスがかなり伸びてきているんですね。もはやWindows OSやオフィスだけの会社ではないですね。

segment data-MSFT-2020

<決算情報>

・売上は143,015百万ドルと前年対比13.6%増加、Office 365、Azure、Dynamics 365等コマーシャルクラウドサービスが36%増収したことが牽引。

・純利益は44,281百万ドルで前年対比12.8%。クラウドビジネスは通常コストが売り上げに連動して増加するわけではないので営業利益ベースでは23.3%増しているものの、前年度はあった税控除メリットがなくなったことが影響して、純利益ベースでは売上と同程度の伸びとなった。

<財務情報>
kabuka-MSFT-2020.png
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以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2020/08/20 11:44 ] 6.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)

ソフトバンクGの米国株保有銘柄が明らかに(2020年6月末時点)

孫正義_20200819


ソフトバンクグループ米国株投資先(2020年6月30日時点)

PF_20200819.png

※SBGのSEC提出資料参照
※SBG本体の有価証券保有銘柄のため、SBGの子会社(ソフトバンクやアーム)や関連会社(アリババ等)、ビジョンファンドの保有銘柄などは含まず。
※T-Mobileは6月以降の大量売却で関連会社からは外れているが、いまだに大型保有($13.6billion)のため上記円グラフからは除く。(下記表には含む)


会社名保有時価
(百万ドル)
2020年6月末時点
T-MOBILE US13648
AMAZON1044
ALPHABET475
ADOBE249
NETFLIX189
MICROSOFT183
NVIDIA181
TESLA123
SHOPIFY114
PAYPAL HLDGS111
DOCUSIGN109
ZOOM VIDEO109
SQUARE109
SPOTIFY TECHNOLOGY S A107
PAYCOM SOFTWARE100
SERVICENOW96
PINDUODUO87
ETSY81
OKTA74
MERCADOLIBRE72
SPLUNK64
SEA58
MATCH GROUP58
BILIBILI29
TAL EDUCATION GROUP26
IQIYI20
合計17518
合計(T-Mobile除く)3870


りろんかぶおコメント

・ソフトバンクは今期1Q決算発表の際に、余剰資金運用のための投資運用子会社の設立を発表。
SBG運用会社_20200819

・同子会社の資本金が555百万ドルである一方、上記ポートフォリオの時価は3870百万ドル故、同子会社からの投資のみでない可能性もありますが、いずれにしても目的はSBGの余剰資金運用です。

・孫さんは決算発表の際に、これらの資金はいつでも現金化できるように流動性の高い上場銘柄を対象にし、既にテスト的に30社ほどに投資をしているとコメント。

・保有銘柄を見ると、Amazon、Alphabet(Google)、Microsoft、Tesla等、いわゆる超人気のIT銘柄がほとんどです。これをみて、「孫さんもそこら辺の個人投資家と変わらん」などという人もいますが、現在は「テスト的に」投資している段階と自身もコメントしており、すぐに売却できるものか等、流動性の面を一般的な銘柄で確かめているフェーズと推察します。

・SBGは今までは未上場のAI関連企業に投資することがほとんどでしたが、今後は上場銘柄の中からもこれと思った企業には巨額投資を行って、現在アリババ一本足打法のSBG保有アセットを多様化していくものと思われます。まさにIT界のバークシャーハサウェイになろうとしているということですね。今後孫さんがどのような上場企業に投資していくのかは見物です。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/19 10:18 ] 7.企業研究 | TB(-) | CM(0)

サラリーマンが豊かになれない理由


サラリーマンが豊かになれない理由は何といっても”税引後の世界”で生きているからですね。(最近では広く認知されるようになりましたが)

例えば、年収1000万円、妻と子供2人持ちの40歳会社員の例を考えてみましょう。

稼いだ年収からは、所得税、住民税、健康保険、厚生年金、固定資産税(賃貸者も賃料を通じて払っている)、消費税、といった税金と社会保険料が差し引かれ、計算してみると実際に自由に使えるお金は591万円にまでへってしまいます。

そして税引後の世界に住むサラリーマンは、税金を全て納めた後に残ったお金で生活をやりくりしていく必要があるのです。

計算例
年収100040歳、妻1人、子供2人
基礎控除-48
配偶者控除-13
社会保険料控除-126
課税所得813
所得税-12323%、控除63.6万円
住民税-8110%
健康保険(介護保険料含む)-58
厚生年金-68
固定資産税-19
専有面積80㎡、建物1,000万円、土地3,000万円、築6年マンション
手元に残るお金651
消費税5910%/(1+10%)
実際に使えるお金591





しかしなぜここまで税金が高いのか?

それは、労働者一人当たりが養っていかなければいけない人が多いからです。

日本の総人口と就業者数の関係は以下です。

総人口:1億2596万人(2020年7月1日時点)
就業者数:6670万人(2020年6月30日時点)
※出典:総務省

総人口に占める就業者数は53%。

つまり労働者は1人で2人分が生きていけるように生産していかなければならないのです。

これは何も日本だけに限らず、フランスやドイツ、イギリスなどの欧州の先進国も同様の問題を抱えています。

要は先進国の末路ともいえるでしょう。

先進国では、生活は豊かになるものの出生率は下がるので少子高齢化が進み、社会保障が充実しているため、働かない人が普通に暮らしていける一方、そのしわ寄せが全て働いている人に来ているという構図です。

これではどんなに頑張っても豊かにはなれませんね。

豊かになるためには、”税引後の世界”から”税引前の世界”に移住する必要があります。

自身で法人を作ったり、個人事業主になったり、サラリーマンのままでも副業をすることで、仕事に関連する費用は全て経費として算入できるので、その分税金計算の母数となる「課税所得」を減らすことができるからです。

会社員は給料から税や社会保険料が自動天引きされますし、自身で確定申告をすることはないので、自分がいくら納税しているのかほとんどの人が把握していません。

国からしたらサラリーマンは格好のカモなのです。

実際、政府はあまり注目を浴びないように健康保険料率を毎年のように徐々に上げています。
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/hokenryouritunohennsenn/

所得税率などの改定は注目を浴びてしまいますが、健康保険料率の増加に関してはみんなよくわからないので声を上げないのです。。


国に搾取されず、豊かに生きていくためには税金の知識は欠かせません。

まずは自身がいくら税金を払っているかを確認していくことから始めましょう。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/18 11:50 ] 14.経済の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)

【P&G】連続増配64年の株主還元王者の理論株価は?(2020年6月期)

rogo-PG.png


<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★★

1. 企業概要

・P&Gは、シャンプーや髭剃り、洗剤、おむつなどの生活必需品を販売する世界を代表する消費財メーカーです。

2. 業界展望

・P&Gが扱っている商品が上述したような生活必需品であるがゆえに、これは人類が生活を営んでいく限り必要とされる商品です。

・かつ、世界的に見れば人口が増加し、途上国が経済発展して中流国になるにつれて、P&Gのような世界的な企業が販売する優れた商品の需要は今後も増加し続けると考えます。

・更に、消費剤の為、購入サイクルが短く、ロイヤルティの高い顧客を獲得することができれば定期的に売上がたつ優れたビジネス。

3. 個別企業競争力

・P&G個社の競争力に関しては、非常に高いものがあると考えます。

・なぜならP&Gは質の高い製品を作り出すことと同等以上に商品のマーケティングに力を入れており、その優れたマーケティング力により各商品が強いブランドを持ち、一般消費者がこれを買えば間違いないと自然と手が伸びるブランドを確立しているからです。

・P&Gはブランドがまだ重要視されていなかった1931年にブランドマネジメントという概念を発表し、今ではマーケティング戦略、ブランド戦略において他企業の模範となる企業でもあります。

・ブランドマネジメントとは、個別の商品を、ブランドを単位として管理することで、売り方や広告の仕方も含めたブランドという抽象的な存在をマネジメント・育成するという考え方です。各ブランドにはブランドマネジャーが存在し、全ての分野はブランドマネージャが戦略を立て、利益の先には常にブランドマネージャがいて、マネジャー同士の競争もあります。強いブランドを作るという企業文化があるのです。

・例えば我々がシャンプーを買う時の決め手は何でしょうか?多くの人は、スーパーのシャンプーコーナーに行き、まずは多くのメーカーの商品がずらりと並んでいるのをみて正直どれを選べばいいのかわからないと悩むはずです。

・シャンプ―は自分の頭皮につけるものなので、ある程度の質は求めたいものの、そもそも商品の説明書きを見たところでシャンプーの質を定量的に測ることはできません。

・そうなると、だいたいの人は「みんなが使っているものなら間違いないだろう、商品棚で一番目立つところに多く並べらているものがいわゆるみんなが使ってるものだろう」と考え、加えてその商品が自分も知っているブランドでかつ、値段も特別安いわけではないけど、特別高いわけでもないということであれば、この商品にしよう、という購買行動になると思います。

・ここで、購買基準となるのは、「みんなが使ってる」「商品棚の一番目立つところにいっぱいおいてある」「自分が知ってる」等といった点です。(実際にはもっと違う視点もあると思いますが)

・P&Gは消費者のこういった購買行動を長年ものすごく研究し、その上で、CM等の広告を作ったり、商品パッケージを作成したり、小売店に対して商品の陳列方法の提案・交渉を行ったりしているのです。ブランド価値を高めるために、この全てが徹底的に考え抜かれているのです。

・マーケットリーダーゆえに大量生産によるコストリーダーシップがあり、それゆえに他社よりもマーケティングに予算を割り当てることができ、売れる商品だからこそ商品陳列方法に関する小売店との交渉も他社より優位に進めることができるのです。

・このようにマーケティングのプロフェッショナルであり、長年の知見も豊富で、既にマーケットリーダーで強いブランドを確立しているP&Gの競争優位性は今後も永続するものだと思います。

<理論株価>
128ドル(2020年6月30日時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

1. Beauty (全世界マーケットシェア:約20%)
シャンプ―、コンディショナー等のヘアケア用品やスキンケア用品の販売。主要ブランドは、Pantene、SK-II等。

2. Grooming (同約60%)
主に髭剃り商品の販売。主要ブランドは、Gillette等。

3. Health Care (同約20%)
歯磨き粉などのオーラルケア商品、サプリメントなどのヘルスケア商品などの販売。主要ブランドはCrest等。

4. Fabric & Home Care (同約25%)
洗濯用洗剤、食器用洗剤、消臭剤芳香剤などの販売。主要ブランドはDowny、Tide、Febreze等。

5. Baby, Feminine & Family Care (同約25%)
オムツ等の子供用商品やペーパータオルやトイレットペーパーなどの家庭用品の販売。主要ブランドはパンパース等。

<決算情報>

・売上は70,950百万ドルと前年対比5%増加、主にFabric & Home Care部門とHealth Care部門の販売数量が増加したことが要因。生活必需品分野故にコロナの影響もほとんどなし。

・純利益は13,027百万ドルで前年対比3倍、これは前年、Glooming部門で税後8000百万ドル規模の減損処理(現金支出を伴わない)を行っていたために、前年度の純利益が見た目上激減していたことが最大の要因。その要因を除くと、増収及びマージン改善に伴い増益。

・2021年6月期のガイダンスは以下。
売上:+1%~+3%
EPS:+6%~+10%

<財務情報>
kabuka-PG-2020.png
rev-PG-2020.png
pat-PG-2020.png
cf-PG-2020.png
roe-PG-2020.png
eps-PG-2020.png
seg-PG-2020.png
area-PG-2020.png
haito-PG-2020.png
seiko-PG-2020.png


以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/17 10:55 ] 6.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(1)

バフェット最新ポートフォリオ(2020年6月30日時点) 2020年4月~6月までの売買実績も公開

バークシャーハサウェイ社資産内訳(2020年6月30日時点)
Asset_20200815.png

バークシャーハサウェイ社有価証券&持分法適用会社(2020年6月30日時点)
PF_20200815.png

CompanyValue on
2020/6/30
(US$ mil)
%
APPLE INC8943344.18%
BANK AMER CORP2196910.85%
COCA COLA178728.82%
AMERICAN EXPRESS144337.13%
KRAFT HEINZ103845.13%
MOODYS67783.34%
WELLS FARGO60823.00%
US BANCORP DEL48592.40%
DAVITA HEALTHCARE PARTNERS I30151.48%
BANK OF NEW YORK MELLON CORP27971.38%
CHARTER COMMUNICATIONS INC N26591.31%
VERISIGN INC26511.30%
JPMORGAN CHASE & CO20891.03%
VISA19290.95%
GENERAL MTRS18890.93%
LIBERTY MEDIA CORP DELAWARE14890.73%
AMAZON14710.72%
MASTERCARD INC13500.66%
COSTCO WHSL CORP NEW13140.64%
KROGER CO7430.36%
STORE CAP CORP5810.28%
BARRICK GOLD CORPORATION5640.27%
PNC FINL SVCS GROUP INC5630.27%
STONECO LTD5490.27%
AXALTA COATING SYS LTD5430.26%
TEVA PHARMACEUTICAL INDS LTD5280.26%
LIBERTY MEDIA CORP DELAWARE5130.25%
GLOBE LIFE INC4720.23%
M & T BK CORP4720.23%
SYNCHRONY FINL4460.22%
RH4250.21%
LIBERTY GLOBAL PLC4220.20%
SUNCOR ENERGY INC NEW3240.15%
SIRIUS XM HLDGS INC2940.14%
BIOGEN INC1720.08%
LIBERTY GLOBAL PLC1580.07%
JOHNSON & JOHNSON460.02%
PROCTER & GAMBLE CO380.01%
MONDELEZ INTL INC300.01%
LIBERTY LATIN AMERICA LTD260.01%
VOO120.00%
SPY120.00%
LIBERTY LATIN AMERICA LTD120.00%
UNITED PARCEL SERVICE70.00%



バフェット2020年4月~6月売買銘柄(単位:百万ドル)
※有価証券&持分法適用会社のみ

BuySEll2_20200815.png

※売買金額については、米国証券取引委員会に提出された売買株数に各銘柄の四半期末時点株価をかけて仮計算しております。
バフェットの実際の売買金額は当該四半期中のどこかで行われております(期末価格ではない)ので、上記計算とは異なることご了承ください。

バフェットの投資戦略
こちらの記事ご参照!

バフェットの4つの投資戦略に学ぶ!~「事業内容を理解できる企業」~

りろんかぶおコメント

・有価証券ポートフォリオの44%がAppleに。Apple一本足打法になりつつあります。

・2020年2Qの購入実績でいうと注目は金鉱株のBarrick Gold。コロナ禍の不透明な経済の中、金には強気ということの表れです。

・売却したのはかねてから話題になっていた航空株の全売却。

・その他には、昨年投資したばかりのオクシデンタルペトロリアム。2019年5月にバークシャーはオキシデンタルに優先株という形で100億ドルを出資。配当利回り8%といわれてましたが、これは現金でなく普通株式での支払いも可としてました。よって今回の売却は、配当として受け取った普通株をそのまますぐ売却したということだと思います。

・更には金融株もかなり売却。ゴールドマンサックスは全売却、JPモルガンも3000百万ドル程度を売却、かつて永久保有銘柄ともいわれたウェルズファーゴも2000百万ドルほど売却。直近はバンクオブアメリカを買い増ししていることからも金融株すべてに弱気というわけではなさそうです。

バフェットのバンクオブアメリカ株買い増しが止まらない

以上

りろんかぶお

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世界最強のS&P500投資!日本の投資信託(SBIバンガードS&P500)と米国ETF(VOO)で実際にどれくらいのリターン差があるのか徹底比較!

SBIとVOO_20200814

出典:SBIバンガードS&P500目論見書



今日本でも注目され始めているのが、世界で最も有名な株式指標である米国のS&P500への長期投資!

S&P500に投資するには、大きく以下2つの方法があります!

1.米国株式市場に上場されているS&P500ETF(米ドル建て)に直接投資する方法!

主要なものでいうと以下3つがあります。手数料面で考えるとVOOかIVVがよさそうです。

ETF list_20200814
出典:S&P 500 ETF Channel

ETFの解説は以下ご参照
20世紀最大の発明の一つ!ETFの仕組み

2.S&P500に連動する日本の投資信託(円建て)に投資する方法!

これもいくつかありますが、手数料が安い2社を挙げます。

今のところ日本の投資信託では手数料最安はSBIバンガードS&P500です。

純資産総額信託報酬補足
SBI・バンガード
S&P500インデックスファンド
237.39億円
(2020年3月末時点)
0.0938%VOOに投資
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
883.4億円
(2020年4月末時点)
0.0968%自身でポートフォリオを組成し、
個別株に直接投資



上述2つの投資方法の内、手数料のところを見て頂ければわかる通り、基本的には米国ETFに直接投資する方が中間コストがない分手数料が安いです。

ここでは、実際にどの程度のリターンの差があるのかを検証してみました。
(手数料最安のSBIバンガードS&P500とVOOを比較しています)


SBIバンガードS&P500とVOOのリターン格差



前提条件

期間:2019年9月26日(SBIバンガードの設定日)~2020年8月12日

その他:VOOの場合、購入から売却までの過程で為替両替手数料(往復)と売買手数料(往復)がかかるのでそれも考慮(マネックス証券で売買する前提で手数料を計算)。

結果

上記の前提で、円建てのリターンを年率ベース(分配金込)で比較すると結果は以下の通りとなりました。

SBIバンガードS&P500:年率13.57%
VOO:年率15.03%
リターン格差:年率1.46%




ここで疑問に思うのは、両者の目に見える手数料の格差はSBIバンガードが0.0938%/年に対しVOOは0.03%/年なので、リターン格差は0.0638%になるべきでは?という点。

リターン格差が1.46%/年にまで開いてしまっているのはなぜか?


SBIバンガードS&P500とVOOのリターン格差が想定以上に大きい理由



これには大きく以下2つの理由があります。

①信託報酬以外の手数料

SBIバンガードの目論見書の中で、手数料に関して説明しているページを見ると、信託報酬以外に”その他の費用及び手数料”という項目があります。

これは、監査報酬、信託事務諸費用、法定書類関連費用、売買委託手数料、外貨建資産保管費用等の費用です。

これらは運用状況などにより変動するので、事前に料率を示すことができないため、パーセンテージでは明示されていません。

この費用の一部は、純資産総額と連動しないので、純資産が増えれば増えるほど一人一人の負担率は低減していく可能性があります。

②眠っている現金

SBIバンガードの目論見書を見ると、信託財産を全て投資できているわけではなく0.3%程度が現金として温存されています。

投資信託ゆえに、新規契約や解約などで一定の現金が日々出入りするので、100%めいっぱいに投資することがその仕組み上できないのです。

ここは、ほとんど無視できる範囲ではありますが、実態として投資信託にはこういったロスがあります。


1.46%/年のリターン格差がいかに大きいか



とは言え、リターン格差が1.46%/年であれば大したことない!と思う人がいるかもしれません。

ただ、長期投資において1.46%/年のリターン格差がいかに致命的かを以下に示します。

ここではSBIバンガードS&P500の年率13.57%、VOOの年率15.03%が毎年続くものとして(実際には毎年こんな良くないと思いますが)、両者に100を投資した時に10年後、30年後、50年後にどのような差が出ているかを見てみます。

結果は以下です。

SBIバンガードVOO
年率13.57%15.07%
0年目100100
10年目357407
30年目45496743
50年目57967111713


50年後を見てみると、SBIは580倍、VOOはなんと1117倍になっています。

たった1.46%/年のリターン格差が50年後にはここまでの格差になってしまうのです。これが複利の効果です。


それでもSBIバンガードS&P500に投資するメリット



手数料の面でいえば、VOOの圧勝であり、長期で見ると恐ろしいリターンの格差があるのは事実ですが、投資初心者にはやはり日本の投資信託(SBIバンガードS&P500)への投資をお勧めします。

なぜかというと日本の投資信託には以下のメリットがあるからです。

1.定期自動積立が可能(VOOは自動積立不可)

2.定額積立が可能(VOOは日々変動する額面価格×口数での購入しかできない)

3.100円から投資が可能(VOOの現在価格は300ドル超/口なので、額面価格以下での投資は不可)

投資というのは、長期で定期定額積み立て(ドルコスト平均法)で投資するのが最強の投資方法です。

そういう意味では、最初に設定してしまえば後はほったらかしでOKな投資信託というのは、投資に多くの時間を費やしたくない人にとっては魅力的な商品であることは間違いないと思います。

多少の手間をいとわない人は、手数料の安いVOOに直接投資するのもいいかもしれません。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/14 11:17 ] 13.投資の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)

サラリーマンの仕事がつまらない理由~資本論からの洞察~

仕事がつまらない_20200811


なぜ、サラリーマンの仕事はつまらないのか?

私自身もサラリーマンを7年半やりましたが、とにかく仕事がつまらない。

自分の個人的な性格もあるのかとも思いましたが、同僚や大学時代の友達などと話しても、みな自分と同じように、仕事にやりがいを見いだせずもがき苦しんでいます。

なぜ、これほどまでにサラリーマンの仕事はつまらないのでしょうか?

実はこの問いに対する一つの見解は、約150年前に刊行されたカール・マルクスの著作「資本論」の中で示されています。

「資本論」の中ではサラリーマン=労働者の仕事がここまで魅力を失ってしまった理由は、資本主義の発展に伴う生産過程の「機械化」と「分業」が、労働者の知性を働かせる機会を奪い去ってしまったからである、と述べています。

大規模な「機械化」によって、生産過程の主役は機械となり、労働者は決まりきった作業を繰り返す自動人形のような歯車装置に変えられてしまいました。

また「分業」を行うことで、生産効率は確かに上がったものの、一人一人の労働者の作業は単純化、単調化され、労働者は考える必要性がなくなっていきました。

このようにして、「機械化」と「分業」は労働者の知性を働かせる機会を奪い去ってしまったのです。


では、なぜ知性を働かせる機会がないと、仕事はつまらないのか?

これに関して経済学の父、アダムスミスは以下のように述べています。


「多くの人々の精神は、日常の作業の内で、知性を働かせることによって発展するものである。わずかな単純作業だけで一生を過ごす人は、人間として考えられる限りで最も愚鈍で無知な存在になる。生活は停滞し単調になり、精神の活気も自然に失われる。身体のエネルギーも破壊され、教え込まれている細かな作業の他に、自分の力を活発に持続して行使することができなくなる。」


つまり、人間というのは日常の中で、知性を働かせることで、新たな発見をしたり、達成感を得たりすることで、精神的な豊かさを実現していく生き物であるということを述べています。


資本論では、主に工場で働く肉体労働者を念頭に議論が展開されていますが、これは現代の先進諸国に多い知的労働者に対しても当てはまります。

知的労働というと、いかにも知性を働かせる機会が多そうだと思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。

私自身は、サラリーマン時代総合商社勤めで、発展途上国のインフラ投資の仕事をしていましたが、一つの事業案件において多くの企業が協業するため、複数の企業間で分業が行われ、社内の中でも意思決定と実務という軸で分業が行われ、実務部隊の中でも複数人で作業を分担していくのです。

ここまで分業が行われた結果、一つ一つの仕事も、知性を働かせるような局面というのはほとんどなく、その多くはやり方さえ覚えてしまえばあとは頭を使わない「作業」になり下がってしまうのです。(もちろん知性を働かせる局面が多い仕事をしている人もいます)

更に、知的労働にも「機械化」の流れが来ているのです。AIです。
AIの登場により、今後どんどん知的労働のAI化が進み、AIが主役となり、人間がAIのサポート役となる日が来るかもしれません。

そうなると、生産効率はますます上がる一方、人間の行う仕事はますますつまらなくなります。


このように知的労働においても、「分業」は既に行われており、今後AIによる「機械化」の波も押し寄せると、人間の行う仕事が単純化し、その結果知性を働かせる機会がなくなり、仕事がますますつまらなくなっていきます。


では、つまらない仕事から抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか?

それは、生産効率が悪くても、自分自身でモノやサービスを作り上げる過程を一気通貫でやってみるということだと思います。

自営する農民や職人は、たとえ小規模でも、固有の知識と洞察と意志とを備えていたものです。

未開の民族も、戦いのための全ての技能を、個人的な策略として活用していたものです。

これは、なにも「起業」や「独立」などという大それたことをやる必要はありません。

例えばベランダで野菜を育ててみるとか、料理を作ってみるとか、プラモデルを作ってみる、等、そういう小さなことでも1から作ってみるということを積み上げていくことが、精神的な豊かさにつながっていくのではと考えます。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/11 11:45 ] 14.経済の勉強部屋 | TB(-) | CM(0)

空前のデイトレブームに沸く米国で、デイトレーダーに物色される2つのタイプの株


・米国でデイトレブームの火付け役となったロビンフッド(手数料ゼロの株投資アプリ)。株式相場をも動かすといわれているこれらのデイトレーダーたちの投資対象及び投資手法は、大きく二つに分けられる。

・一つ目のタイプは、割安でボラティリティの大きい株への投資。具体的には、コロナで大きなダメージを受けた航空株、クルーズ株、テーマパーク株、他には伝統的なGEやFord、さらにはアクションカメラのGoProなどが選好されている。

・これらは典型的な「割安」株で、株価が下がると、それと反比例してデイトレホルダーが増えている。

・二つ目のタイプは、巨大IT企業へのモメンタム投資。具体的には、アップル、テスラ、アマゾン等。

・これらに対しては、一つ目の割安株投資とは対照的に、株価が上がれば上がるほど、それと比例してデイトレホルダーが増えている。テスラは、$600から一時期$1,800まで上昇したが、その間に35万人のデイトレーダーが飛びついた。

・ロビンフッドでは、1株未満でも株を購入できるため、例えば1株$3,000以上するAmazonの株でも、$200で1/15株を購入する、などといったことができるため、資金力のない若いデイトレーダーを引き付けている。

原文:https://finance.yahoo.com/news/there-are-two-types-of-stocks-on-robinhood-181831860.html

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りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。

[ 2020/08/09 08:00 ] 17.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)

米国発祥のデイトレブームが世界に波及


・米国発祥のデイトレブームが、イギリス、インド、ロシア、マレーシア、日本、等各国に波及し、個人投資家が相場を異常なまでに押し上げているケースも。

・デイトレブームの起爆剤となったのは、米国のロビンフッド等に代表される手数料ゼロの株投資アプリだ。これらのアプリは、デイトレードを身近にしただけでなくゲーム感覚で株投資をできるようにした。

・中心となっているのはミレニアル世代、Z世代と呼ばれる20代、30代の若い世代。投資の対象は、新型コロナのワクチンや治療薬を開発中のバイオ企業や、デジタルネイティブの彼らに馴染みのあるネット関連企業だ。

・専門家はこのような動きに対して、「株式投資の世界にフリーランチはない、高いリターンは高いリスクから生まれる」と警鐘を鳴らす。

原文:https://finance.yahoo.com/news/smartphone-stock-trading-becomes-global-100000525.html?.tsrc=fin-srch

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りろんかぶお

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[ 2020/08/08 08:08 ] 17.米国株 旬の話題 | TB(-) | CM(0)

バフェットのバンクオブアメリカ株買い増しが止まらない

バフェット名言集


・バークシャーハサウェイは7月31日~8月4日の間、米銀行大手バンクオブアメリカ(BAC)を購入単価24.81ドルで、総額337百万ドル購入。

・同社は今年7月20日以降BACを大量に買い増しており(前回記事)、その額20.7億ドル。

・バークシャーの有価証券ポートフォリオ(2020年3月末時点)ではBACは既に保有比率が2番目に多い銘柄で、今回の追加投資でバークシャーの保有株数は10.3億株、時価約258億ドル(2020/8/6時点)ということになります。(保有比率1位はアップル)



日付購入株数購入単価購入額(百万ドル)
07/20/20209,626,51523.51226.3
07/21/202011,116,44924.23269.3
07/22/202013,159,65924.14317.7
07/23/20202,497,52324.3560.8
07/24/20206,119,14324.37149.1
07/27/20207,807,70024.07188.0
07/28/20205,585,71624.32135.8
07/29/20206,223,68024.70153.7
07/29/20201,972,16625.2449.8
07/30/20207,399,15424.69182.7
07/31/20207,148,02024.68176.4
08/03/20202,682,06124.9566.9
08/04/20203,754,22024.9793.7
合計85,092,00624.332,070.3
(バークシャーハサウェイのSEC提出資料を参照)

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[ 2020/08/06 11:08 ] 12.バフェット関連その他 | TB(-) | CM(0)

【ナイキ】 世界最大のスポーツ用品メーカーの理論株価は?(2020年5月期)

rogo-NKE-2016.png


<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★★★★

・ナイキは世界一のスポーツシューズ、スポーツウェアメーカーです。ナイキの競争優位の源泉はなんといっても「ブランド力」。ナイキ製品は売上マージン(売上―原価)が40%を優に超えますが、この超高収益率はブランド力という無形価値から生み出されております。

・筆者自身もナイキが大好きですが、その理由は、ナイキのあのロゴに対して「かっこいい」、「クールだ」、「洗練されている」、というイメージを持っており、それを身に着けることにワクワクするからです。よく街中でも歩いている人の靴をついついチェックしてしまいますが、ナイキを履いている人ってほんとに多いです。

・上記のような「なんかかっこいい」に、ナイキのブランド戦略が詰まっております。ナイキのような消費者向けの企業では、ブランド戦略が非常に重要で、ナイキは自社製品の抜群の機能性を生かして、多くのスポーツのトッププレイヤーと独占契約をして、プレー中にナイキ製品を身に着けてもらい、それをテレビで見る多くの人達にナイキブランドを植え付けていっております。筆者はスポーツ観戦も好きですが、注目されるゲームでは必ずナイキブランドを目にします。

・更に、ナイキはランニング文化を最初につくった企業でもあり、スポーツシューズやウェアが使われる機会を生み出す、Demand Creationにも非常に積極的です。これからAIやロボットの時代に移行する中、人々の働く時間が徐々に減っていき、スポーツなどのエンタメに費やされる時間が増えていくであろうことを考えるとナイキの業績は今後も引き続き伸びていくことが容易に想像できます。

・既に強力なブランドにより、大きな競争優位性を発揮しており、今後もブランド戦略を間違えなければ、この競争力は今後も維持・向上していくだろうと考えられます。

<理論株価>
67.04ドル(2020年5月31日時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後2%(米国の平均インフレ率)で成長していくと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>
・スポーツシューズ
・スポーツウェア
・スポーツ用品
・コンバース(ナイキブランド以外のシューズブランド)

<決算情報>
・売上は37,403百万ドルと前年対比4%減少。1Q-3Qは7%成長したものの、4Qはコロナの影響で実店舗の閉店を余儀なくされ38%減となったことが響いた。

・純利益は2,539百万ドルで前年対比37%減少。これも、1Q-3Qは9%成長したものの、4Qはコロナの影響で赤字となったことが響いた。

・17年連続増配銘柄。

<財務情報>
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出典:Yahoo Finance
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[ 2020/08/05 09:22 ] 6.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)

永久に持っておきたい4つの米国株

社会貢献


投資の神様ウォーレンバフェットは、コカ・コーラなどの気に入った銘柄に関してしばしば「永久保有銘柄」というような言い方をします。

全ての投資家にとって、このような永久に持っておきたい企業を見つけることは非常に重要だと思います。

なぜなら、永久に保有したいと思えるということは、その企業のビジネスが永久に社会に必要とされ続けると思えるということであり、そのような強い競争優位性を持つ企業に適切な価格で投資をすることが、投資でうまくいくための秘訣だと思うからです。

それでは、永久に社会に必要とされ続けるビジネスかどうかは、どのように判断すればよいのでしょうか?

著者がこのようなことを考えるときは、日々の生活に必要なもので、今までもずっと使ってきたし、今後もずっと使い続けるだろうなと思えるモノやサービスを提供している企業かどうか、という視点で考えます。

なぜなら、自分がそれらを使っているのには価格以外(例えば安いからという理由以外)に何かしらの理由があり、同じような理由でそれらを一生使い続けるであろう人というのは世の中にもたくさんいるはずだからです。

そのような視点で著者が考えた、永久に持っておきたい4つの米国株を以下に紹介します。

※投資をする上で、購入価格も非常に重要な要素であり、単純にこれらの企業に投資すればうまくいくというものではありません。著者が計算した適正価格に関しては企業分析ページをご覧ください。

永久保有株 No1.P&G

1つ目は生活必需品メーカーのP&Gです。

著者のポートフォリオでも最大比率の企業ですが、まさにP&Gのビジネスというのは永久に続くと思っております。

実際に、オムツのパンパースや、ファブリーズ、髭剃りのジレット、洗剤のさらさ等、著者の生活の中にもP&G製品はあふれてます。

まずこれらの製品は、生活していく上で必要なものなので、人々の生活がなくらない限り社会に必要とされる製品群です。

その中でもなぜP&G製品を選ぶのかというと、「とりあえずこの商品を買っておけば安心」という商品に対する信頼からです。

生活必需品系の商品を買うとき、商品を見ても品質はわからないので、そうであればみんなが使っているもの=自分でも知っているものを買えば間違いないという思考回路になり、結果的にP&G製品に手が伸びているという感じです。

これは、P&Gがこれまで抜群の品質の商品を提供してきた実績と、日ごろから消費者に製品イメージを刷り込んでいるマーケティンが功を奏しており、このような戦略で長年成功してきたP&Gというのは、今後も半永久的に社会に必要とされるビジネスだと思えます。

理論株価と企業分析はこちら↓
【P&G】連続増配63年の株主還元王者の理論株価は?(2019年6月期)



永久保有株 No2.Alphabet (Googleの親会社)

次に、検索エンジンをはじめ様々なWebサービスを提供するGoogle。

今の生活の中で、インターネットなしの世界というのは考えられません。

そのインターネット上には様々な情報があふれかえっているので、その中で自分の知りたい情報に辿り着くために、「検索」の重要性は今後も増していくと思います。

Googleといえば検索、検索といえばGoogle、と思うように検索技術におけるGoogleへの信頼というのはゆるぎないものがあります。

著者自身も何か知りたいことがあるときは、やはりGoogleの検索エンジンが最も効率よく探せると思っているので、必ずGoogleを使います。

更に最近では、家事をしながらYouTubeをラジオ代わりに聞いていたり、いつでも好きな時に好きな人の動画を見れるので、Youtubeも生活に欠かせないサービスになってきてます。

また、今までマイクロソフトが独占状態であった、ワード、パワポ、エクセルなどのツールに関しても、Googleが無料で全く同じようなサービスを提供しており、もはや高いお金を払ってMicrosoft Officeを購入する必要がなくなっているので、この分野も将来的にはGoogleがシェアを奪うと思っております。

このようにGoogleというのは今まで質の高いWebサービスを提供してきた実績があり、Googleが提供するサービスは間違いないというブランドが出来上がっており、しかもそれらを無料で提供しているので、Googleのサービスは今後も半永久的に使われるだろうと自信を持って言えます。



永久保有株 No3.Visa

3つ目は、クレジットカードのVisa。

キャッシュレスでの決済手段が今後ますます広がっていくことは、その利便性を考えれば間違いないでしょう。

皆さんがクレジットカードをつくるときの国際ブランドの選別基準は何でしょうか?

単純に、最も多くのお店で使えるブランドを選びたいですよね。

クレジットカードが使えるお店でVISAが使えないところはない、VISAなら世界中どこでも使える、というのが我々の頭の中にあるというのがVisaの最大の強みではないでしょうか。

みんながVisaを使えば使うほど、Visaを採用する店舗も増え、ますます利用者が増えていくというまさに決済市場のプラットフォーマーです。

間違いなく永久に必要とされる企業といえるでしょう。

理論株価と企業分析はこちら↓
【VISA】 クレジットカード業界を牛耳る企業の理論株価は?(2019年9月期)



永久保有株 No4.Nike

最後の企業は、シューズメーカーのナイキです。

靴というのは人が生きていく上で必ず必要ですね。

著者が今持っている4足の靴は全てナイキです。

もし新しく靴を買うなら間違いなくナイキを買います。

理由は単純にナイキが大好きだからです。

斬新なデザインの靴も多くナイキ製品を見ているとわくわくしますし、やはりあのナイキのマークにカッコよさを感じます。

これは、かっこいいスポーツ選手がナイキの製品を身に着けているのを目にしている中で、自然に自分の頭の中に形成されているイメージなんだと思います。

これもナイキのマーケティングの賜物といえます。

ナイキに関しては個人的な愛着もありますが、このような愛着を持っている人が世の中に大勢いることも事実であり、そのような”愛着”を戦略的に育てているナイキというのは、自信をもって永久に輝き続ける企業だと言えます。

理論株価と企業分析はこちら↓
【ナイキ】 世界最大のスポーツ用品メーカーの理論株価は?(2019年5月期)

STOP


このように、身の回りのモノやサービスで「これは一生使い続ける」と思えるかどうか、というのを軸にいい企業を見つけていくのはとても有効だと思います。

そのような企業というのは人それぞれ違うはずで、だからこそ世界で自分だけのポートフォリオが出来上がると思いますし、また純粋に投資を通じてそのような企業を応援し続けられると思います。

以上

りろんかぶお

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[ 2020/08/03 11:30 ] 15. セミリタイア | TB(-) | CM(0)
プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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株式投資本の王道






















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