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M&Aを手掛けた東大卒元商社マン(証券アナリスト資格有、現在はセミリタイアし専業投資家)が主に米国株の理論株価を全力分析!

日本企業への投資がうまくいかない理由

腐敗した日本企業


こんにちは!バフェット部のりろんかぶおです。

今回は、日本企業(特に大企業)への投資がうまくいかない理由について考えていきたいと思います。

1. 日米企業の実力差
2. 日本企業はなぜ弱いのか?
3. 資本主義 vs 社会主義
4. 日本の大企業の実情
5. まとめ


1. 日米企業の実力差

以下記事は日経平均株価とS&P500(円建)を基準年別に比較したものです。
【市場平均】日経平均 vs S&P500(円ベース)

ご覧の通り、1980年以降に投資した場合、どこを基準にとってもS&P500の方が優れた投資リターンを得ることができます。

更に、以下記事は世界の時価総額ランキングTop 50です。
【時価総額】世界時価総額ランキングTop 50

Top 50の6割を米国企業が占める中、日本企業でランクインしているのはトヨタのみです。。

これらのことから考えても、日本企業は米国企業と比べた時に圧倒的に弱いのです。
日米企業の実力差は歴然としたものがあります。


2. 日本企業はなぜ弱いのか?

では、日本企業は米国企業と比べて、なぜこれほどまでにいけてないのでしょうか?

色々な理由があると思いますが、大きな理由は、日本企業のシステムが「社会主義」だからだと思います。
日本は、企業同士は資本主義システムの中で経済活動を行っておりますが、会社の中は社会主義です。

資本主義とは、民間企業が互いに自由に競争し、資本家の利益追求をエンジンとして生産活動を行っていくものです。

一方、社会主義は、貧富の格差が拡大しやすい資本主義を批判する形で生まれました。社会主義では、資本家を排除し、国が作成した計画に沿って生産活動を行うことで、効率的な生産を行い、得られた利益は労働者に平等に分配するといったものです。

日経平均に採用されるような日本の大企業の多くは、終身雇用、年功序列の賃金形態がとられており、平等であることが良しとされ、頑張って成果を上げても給料にはほとんど差が出ず、怠けていてもクビにはなりません。つまり社会主義なのです。

かつてソ連時代のトップが高度経済成長期の日本を見て、「世界で最も成功した社会主義国家は日本だ!」といいました。
生粋の社会主義国家からみても、日本企業は社会主義なのです。

一方、米国の企業は、頑張った分だけ報酬が与えられ、結果を出せない人はクビになるといったように、企業の中も徹底的に資本主義のシステムが導入されてますね。


3. 資本主義 vs 社会主義

では、資本主義と社会主義はどちらが優れているのでしょうか?
歴史的に見れば、これは圧倒的に資本主義なわけです。

社会主義は「失敗」の歴史でした。
社会主義を採用した国として、ソ連、東ドイツ、毛沢東時代の中国等がありますが(現在だと北朝鮮が社会主義ですね)、壊滅的に失敗しているのです。

社会主義を採用した国々では著しく生産性が下がり、農作物などの生産量も激減し、少々考え難いですが、当時はほんとに多くの餓死者が出たようです。

なぜか?

社会主義では、国の計画通りに生産活動を行い、労働者には平等に給料が与えられることが約束されているので、怠ける人が続出するわけです。

言われたことをテキトウにやっていればいいので、誰も生産性を上げる努力をしないし、魅力的な商品を作るための努力もしないし、イノベーションなんかも当然生まれません。

農業でも、自分の生活が懸かっていれば、例えば自然災害などからどうやって作物を守ろうかとか、どうやってたくさんの農作物を作ろうかと考えるのですが、社会主義の下では生産量がどうであれ給料は一律なのでそんな努力はしません。

社会主義と資本主義の比較でいうと中国の歴史は非常にわかりやすいです。

中国は1976年に毛沢東が亡くなるまでは社会主義国家だったのですが、中国国内の生産性はものすごく低く、毛沢東のでたらめな政策も相まって多くの餓死者が出ておりました。

但し毛沢東の死後、鄧小平が治めるようになってから、これではだめだということで、資本主義の要素を徐々に導入していきました。

すると途端に生産性が上がり、餓死者が激減し、今となっては米国と世界No 1を争うまでの資本主義国家となりました!

かつて、社会主義から資本主義へと移行した直後の中国では、中国に工場を持つ日本企業では働きたくないという人が多くいました。なぜなら、日本企業では、かつて失敗した社会主義を採用しているからだと。
中国は日本よりもはるかに資本主義の国家になっているのです。


4. 日本の大企業の実情

りろんかぶおは、セミリタイア前は割と古い日本企業に勤めていましたがまさに社会主義でした。

多くの若者は何を目標に仕事を頑張ればいいかで悩んでいました。
それでその答えを見つけた人はみんな会社を辞めていきました。

年数を重ねると仕事も慣れてくるので、ただただ目の前の仕事をこなし、仕事以外のことで喜びを得ようとするようになります。

役職がついてある程度自由に仕事ができるようになると、会社の金を使っていかに贅沢をするかということを考え始めます。
行く必要のない出張に行って個人のマイルを貯め、出張先で会社の金で高いレストランで贅沢な食事と高級なワインを飲むことを楽しみにしだすのです。

そして、会社生活の終盤、出世コースから外れた人たちは、かなりの高級をもらっているはずなのに、仕事は全部若手にふり、大した仕事もせずに定時きっかりで帰っていくのです。

多くの日本企業の実情がこんな感じではないかと思います。
(若い企業はこんなではないと思いますが)

日本企業は、国内経済が飽和状態にある中、新たに利益を獲得していくためには、世界に出ていく必要があります。

ただ、グローバルの舞台で、腐敗した社会主義企業が、生粋の資本主義企業との競争に勝てるわけがないことは歴史が証明しています。
事実、グローバルで活躍する日本企業といえば、今となってはトヨタなどの自動車企業くらいのものではないでしょうか?

確かに、高度経済成長期の日本企業は世界を席巻しました。
但し、あの時代は貧しい国から豊かな国へと移行する過程でしたし、元々小さな会社が多かったので、
社員も頑張れば会社の業績が上向き、毎年毎年給料もぐんぐん上がっていく時代でした。

頑張ることで個人としてもどんどん豊かになっていくことを実感できる時代だったからこそうまくいったのすが、今考えてみるとものすごく特殊な時代でした。

日本も先進国となり、いわば特殊な状態でなくなった現在では、やはり社会主義と資本主義の差が如実に出てきてしまっているのです。


5. まとめ

このように、日本企業への投資がうまくいかない最大の理由は、日本企業が社会主義のシステムを採用しているからだと思います。

日本企業が今後もグローバルで生き残っていくためには、会社の中でも資本主義を採用する必要があります。

終身雇用・年功序列を廃止し、社内でも競争を促進し、頑張った人がしっかりと報われるような評価制度、賃金制度に変えなければなりません。

そうなるまで、投資家としてはやはり米国などの資本主義企業に投資した方がはるかにうまくいくことは言うまでもありません。

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2019/10/30 11:46 ] 4.米国株の魅力 | TB(-) | CM(0)

【ユナイテッドテクノロジーズ】 世界を代表する複合企業の理論株価は?(2018年12月期)

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<りろんかぶおコメント>

りろんかぶおの競争優位性評価(5段階評価)⇒★★☆☆☆

1. 企業概要

・ユナイテッドテクノロジーズは、エレベーター・エスカレーター、空調システム、航空用エンジン、航空宇宙関連システムなどの製造、販売、メンテナンスなどを行っているコングロマリット企業です。

・エレベーター・エスカレーターはOtisというブランドで事業展開しており世界シェアトップ、航空用エンジンはPratt & Whitneyブランドで世界3位。

2. 業界展望

・エレベーター・エスカレーター、空調システムなどは、今後途上国の都市化が進む上で、必ず伸びてくる需要の為追い風。

・航空用エンジン及び関連システムに関して、日本航空機開発協会の予測によると以下の通り、成長力の強いアジアがけん引役となり航空旅客輸送量(×10の12乗 人・km)は今後20年で2.3倍に増加すると予想されており、これに伴い航空機需要も増加することが見込まれているのでこちらも追い風。

juyou-BA-2018.png
demand airplane -BA-2018

3. 個別企業競争力

・このように、業界としては引き続き大きな需要があることが確認できる中、その中でのユナイテッドテクノロジーズの競争優位性とは何でしょうか?コングロマリットですのでセグメント毎に考えてみます。(各セグメント概要は下の<セグメント毎ビジネスモデル>をご参照)

(1). Otis
・エレベータ・エスカレータに関して、Otisは現時点で世界シェアトップを誇るものの、競合他社との差別化ってできるのでしょうか?

・我々利用者として、「このエレベーターは乗り心地が良いが、あのエレベーターは全然だめだ」と思うことがないように、エレベータ・エスカレータがどこのメーカーであるかを気にする人はいません。

・技術的にも難易度は低く、差別化及びブランディングが非常に難しく、競争優位性を作り出すことは困難な分野であると考えます。

(2). Carrier
・空調システムやビルオートメーションシステム等に関して、現在このセグメントがユナイテッドテクノロジーズの一番の稼ぎ頭になっております。

・Carrierはセキュリティやガス、コントロールシステム等、ビルなどの大きな建物に必要なものをトータルで提供できることが強みで、Carrierに一任すれば全部やってくれるというのを売りに、営業利益率も20%あり非常に利益率の高いセグメントです。

・個別技術の差別化は難しいですが、トータルソリューションでの差別化を図っており、これはある程度の競争優位性を発揮し続けられる分野ではと思います。

(3). Pratt & Whitney(PW)
・航空用エンジンは、人命を預かる航空機の最も肝となる部分ですので、過去の実績が非常に重視される分野で、確固たる技術を持ったうえで実績を作ってしまえば高い利益を望める分野です。

・PWは、GEとロールスロイスと並んで3大航空用エンジンメーカーと評されており実績は十分です。
但し、技術力及びシェアではGEが群を抜いており、巨大推進力が必要な大型航空機へのエンジン等はやはりGEが強いようです(これが利益率が高い)。

・GEがこの部門で営業利益率20%以上を稼ぐのに対して、PW、ロールスロイスは1桁であり、3大メーカーの中でも格差が生まれてしまっている状況ゆえ、大きな期待をできる部門かというとそうでもないかもしれません。

(4). Collins Aerospace Systems
・航空宇宙システムに関して、これも航空用エンジンと同様、過去の実績が評価される分野と思います。

・この部門は、Carrierに次いで2番目の稼ぎ頭となっており、ユナイテッドテクノロジーズが今後更に技術を磨き、実績をしっかりと作っていくことで競争優位性を発揮できる分野だと思います。

<理論株価>
70ドル(2018年12月末時点)
※1 直近3年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要はこちらご参照。

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

<セグメント毎ビジネスモデル>

1. Otis
エレベータ・エスカレータの製造、設置、メンテナンスサービス。(ちなみに、築20年のうちの団地のエレベーターもOtisでした。日本でも結構昔から普及してるんですねー。)

2. Carrier
エア・コンディショナーなど空調システム、ビルオートメーションシステム等の製造販売

3. Pratt & Whitney
航空用エンジンなどの設計・製造・販売・メンテナンス

4. Collins Aerospace Systems
商業や軍事、国などへの航空宇宙システムの設計・製造・販売

<決算情報>

・売上は66,501百万ドルと前年対比11.1%増加、米国内需要が旺盛だったことが要因。

・純利益は5,269百万ドルで前年対比15.8%増、上述の通り米国内で特に空調システム関連が好調だったことが要因。

<財務情報>
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以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。



[ 2019/10/29 12:09 ] 6.理論株価&財務分析 | TB(-) | CM(0)

りろんかぶおプロフィール~セミリタイアまでの経緯~

プロフィール画像


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

りろんかぶおは2019年9月末にセミリタイアして、長年の目標であった資本家として生きていくことになりました。
それに伴って、プロフィールを以下の通りアップデートしております。

資本家を目指した一番のきっかけは、「自立したい」という強い思いでした。

目次
1. とにかく自立したい
2. 米国株との出会い
3. 自分の好きなこと
4. セミリタイア
5. これからの人生


1. とにかく自立したい


りろんかぶおは就職活動をしていた当時、世界的な環境問題をビジネスの面から解決したいという思いで商社を志望し、なんとか内定を頂くができました。


ところが入社前に思い描いていたきらきらしたような会社生活は、
最初の3か月で打ち砕かれてしまいました。。


そこそこ歴史のある古い会社であればどこも一緒かもしれませんが、
若手の内は、チームの中でも一番下っ端ということもありひたすら雑務です。


社内報告業務、議事録作成、資料作成、面談設定、会議室手配に加え、
業務の外でも歓送迎会の幹事、忘年会の幹事等、とにかくめんどくさい仕事は全て下っ端に回ってきます。。


それでも、こういうことは誰もが通ってきた道で、こういった雑務を通して基本動作が身につくこともあるだろうし、
何よりもこういった雑務ばかり回ってくるのは自分に力がないためだと思って、責任感を持って仕事をしていたつもりです。


ただ数年してもやはり雑務ばかりでだんだん嫌気がさしてきてしまいました。。
また当時は、自分自身に、人生における明確な目標がないことでも悩んでおり、
悶々とした日々を送っていました。


そんな中ある先輩社員から、海外駐在になれば、社内報告業務等のつまらない業務から解放されて、
ビジネスの現場でもっと生産性のある仕事ができ、海外は自由で楽しいよーという話を聞き、
そこからは、とにかく早く海外駐在になりたいなーと思い始めたのです。


特に、自分は英語が全然できないので、修行の意味でも米国で英語を磨きたいと思い、
当時の上司にも米国駐在を希望し続けました。


そしてついに入社4年目の冬、
希望が通ったかどうかは不明ですが、米国駐在になることが決まったのです!
英語を徹底的に鍛えたいと思っていたので、これはほんとにうれしかったです。


自分くらいの年代では、「研修員」という肩書で海外に派遣されるのですが、
米国に異動となる直前の送別会で隣の課の上司に

「研修員は家畜以下の扱いだから頑張れよ!」

といわれ、当時はその意味がよくわかっておりませんでした。


そして米国駐在して数か月経過し、ようやくその意味が分かりました。

東京の本店に勤務していた時の雑務量を超える雑務が待っていたのです。。
研修員は英語で「Trainee(トレイニ―)」ですが、研修員の間では自分たちを皮肉って「ドレイ(奴隷)ニ―」と呼ぶほどでした。

具体的には、

・東京からの出張者の面談同行、ドライバー(駐在した州は車社会だったので)
・出張者との懇親会と称した飲み会(週3~4で飲み会というのもざらです。。)
・東京本店への報告の嵐。面談があるたびに、一言一句漏らさない議事録の作成(意思決定者は東京本店なのでちょっとしたことでも全て本店に報告)
・家族イベントの幹事(海外ということで日本人同士の結束が強くやたらイベントが多いのですが幹事はいつも研修員です。。)

etc..

といった具合です。ほんとはもっとありますが書ききれません。。

そして一番悲しいことは、40歳を超えるマネージャークラスの人達も、
レベルは違えど、こういった雑務に忙殺される日々です。。

若手のうちだけならまだあきらめはつきますが、
海外の職場で知識も経験もある中堅以上になっても、
こんな仕事をしなければいけないのかと思うと、将来に何も期待できなくなってしまいました。。


また、米国人たちと一緒の仕事をして、
日本社会がいかに無駄の多いシステムになっているのかも痛感しました。


・米国は頑張った分だけ、評価され、給料が上がるシステムがあり、社員一人一人がモチベートされる仕組みがあります(その代わり出来が悪いとすぐにクビ)。
一方日本では、いくら頑張っても給料は一緒、モチベーションとなるのは出世のみでしょうか。。
とは言え、若手の内は出世もあまり関係ない年代なので、達成感、自己満足、自己成長のために自らモチベーションを作り出す必要があり。優秀な人は、高いモチベーションを以て仕事に取り組めるかもしれませんが、みんながそうであるわけではないので、会社として社員をモチベートする仕組みは会社の競争力の高める上で必須と思います。


・米国企業では裁量が十分にいきわたっている為、自分の領域のことはある程度自分で決められるので、仕事が自分の中で完結しており、無駄な報告業務がありません。
一方日本では、課長クラスでさえ大した裁量がないため、意思決定をするもっと上の人に情報共有する必要があります。
上の人はカバーする案件数も多く、個別案件の細かいことは把握していないので、
毎回ものすごく細かい説明が要求され、無駄な報告が激増するのです。


自ら競争環境を作り出し非常に合理的で無駄がない米国に対し、
競争環境を嫌いみんな平等である分、非合理的で無駄を多く生むような仕組みになっている日本企業、
といった構図です。

こんな日本企業のシステムにとても危機感を覚えましたし、
このシステムが変わらない限り、絶対にグローバルでは海外の企業に勝てないと思いました。

但し、いろいろと不満が沸いてくる中で、
非合理的で無駄ばかりの環境で雑務ばかりして働き続けないといけないのは、
全て自分に力がないからだという思いに至ったのです。。

自分に力があれば、自分の満足できる職場環境がある企業に転職すればいいですし、
或いは会社を辞めて自分でビジネスを立ち上げてお金を稼げばいいのです。
そういったことができないから、自分はこういった不満を抱えながらも、
結局は何も状況を変えられないまま嫌なことでもやらざるを得ない環境にいるのではないかと。。

そういう思いから、自分の中で強烈に

「自立したい」

と思うようになりました。


一度きりの人生、自分で自分の人生をコントロールしたい、
本当に自分のやりたいことを、自分自身の手でやりたい、
死ぬまでに何か一つでもやり遂げたい、


そういうことのために自分の時間を使うためにも、
自立して、最低限の生活を送るためのお金を、誰かに雇ってもらって給料をもらうのではなく、
自分自身の手で、自分自身のやり方で稼ぎたい!


と思うようになったのです。


2.米国株との出会い


そういった中で、自立するためにお金を稼ぐ方法を色々考えましたが、
なかなかいいアイデアが思いつきません。。

そんなこんなして色々調べている時に出会ったのが米国株投資ブログです!

そこでは

・米国経済の力強さ
・米国株は今まで年率約10%の上昇を続けてきたこと
・米国企業には世界を代表するグローバル企業がたくさんあること
・そして何よりも超長期連続増配銘柄がたくさんあること

が書かれておりました。

大学生の頃からFXのデイトレードを始め、社会人になっても株を買ったりと経済・金融・資産運用にはもともと興味があったのですが、自分の中では株やFXでは安定的なお金を稼ぐのは難しいと思っていました。

ただ、米国の連続増配銘柄に投資すれば、安定的な配当収入が得られ、
しっかりとした企業に投資すれば長期的には元本割れのリスクも限定することができると考えました。
こういった安定収入を手に入れることができれば、自立することができると思ったのです!

こう考え始めたのが、ちょうど2015年夏のチャイナショックの時期でした。
チャイナショックで米国株も全体的に値下がりしており、超長期連続増配銘柄でも配当利回り4%台というのがざらにありましたので、
米国株投資を始めるのにはうってつけのタイミングでした!

そしていつしかこう思うようになったのです。

「安定的な配当収入だけで生活できるくらいの資産を築いて経済的に自立しよう!」


最初にしたことは目標資産額の設定です。


りろんかぶおは、妻(会社員)と子供二人の4人家族ですが、仮に自分も妻も会社を辞めた場合に、家族4人をまかなえる最低限の生活費を計算し、それを目標配当利回り5%で達成できる資産額を逆算しました。


そして、その目標資産額を達成するまでのロードマップとして、エクセルで我が家の事業計画を作成し、計画的に資産形成していくことにしたのです。


3. 自分の好きなこと


資産形成をコツコツと進めていくかたわら、入社当時に思っていた
「自分が人生でやりたいことは何だろうか?」
ということは引き続きずっと考えていました。


自分は何に興味があるのか、何が好きなのか、何をしている時が一番楽しいのか、自分が興味を持っていて好きなことでどうやったら世の中に貢献できるのか、というのを会社に入った後ずっと考えてきて、それがずっとわからずに苦しんていました。


そんなある時、資産運用をしっかりやっていきたいと思う中で、しっかり経済のことを理解したいなと思い、経済に関するいろんな本を読むようになりました。


金融政策とか財政政策ってどういう仕組みでどのように経済に影響を与えるのだろうか、そもそも資本主義って何だろう、お金って何だろう、という今まで何となくわかったつもりになっていたことを、すごく深く知ってみると世の中の見え方がすごい変わってきて、世の中で起こっていることの裏に何があるのかとか、あらゆることがつながっていることがわかって、それがすごい楽しいと思えました。


また、資本主義を学ぶ中で資産運用に関しても、元々はお金を稼ぐツールとしか考えられていなかったのですが、資本主義社会において資本を提供する株主というのは最も重要な役割を果たす人たちで、しっかりと社会に貢献している会社、長期的な視点で投資を行い資本の面で応援することはとても重要な役割だということも強く思うようになりました。


自分が投資している会社が社会に貢献して利益を上げ、その一部を株主として受け取る、ということが、自分もその会社の社会貢献に少しでも関われているように感じることができるようになったのです。


そういった中で、何となく、自分が長年探し続けていた「自分の興味があること、好きなこと」というのがこの経済や資産運用の分野なんじゃないかと思い始めました。


その後、その分野について、もっとしっかりと体系的に学びたいと思い、証券アナリストの資格(一次、二次)の勉強をし資格を取得する過程で、やっぱり自分はこの分野好きだなと確信に変わりました。

そして、自分は経済や資産運用の分野を突き詰めていくような人生を歩みたい、と思うようになったのです。



4.セミリタイア


コツコツ続けていた資産形成に関しては、

・元々夫婦共に倹約家気質だったこと、
・資産形成を本格的に始める前からある程度の資産があったこと、
・海外駐在期間中の海外赴任手当・生活手当が大きかったこと、
・妻とのダブルインカム、

という資産形成にはうってつけの状況も功を奏してハイペースで資産形成が進み、
予定よりも少し早く2019年に目標の資産を達成することができました。


約8年間勤めた会社では、仕事自体にやりがいを見出すことは難しかったのですが、会社の制度もしっかりしていて、待遇も満足していましたし、何よりもほんとに優秀で魅力的な人間力の高い人が多かったです。


そういう環境を捨ててほんとに辞めてしまって後悔しないだろうか、
というのは何度も思いました。


ただ、目標であった経済的自由を達成し、自分のやりたいこともしっかりわかった状況下、今状況を変える決断をできなければ自分は一生そういった決断をできないだろうなと思いました。


そういうことも自分に言い聞かせ、保守的な自分としては大きな決断ではありましたが、2019年9月末で退職するという決断をしました。
(有休消化期間があったので、出社最終日は8月中旬)

現在セミリタイア生活中ですが、どんな生活になるんだろうかと色々不安に思うこともありましたが、一日中自分の好きな分野である経済や新しい投資先のことだけを考える日々で、非常に満足度は高いです。

あとは、なるべく同じような考えを持つ投資仲間の輪を少しずつ広げている途中で、今後もっともっとそういった人との接点も増やしていきたいなと思っております。


5.これからの人生


今までは、どこの大学に行きたいとか、どこの企業に就職したい、といったように周りの人にすごいと思ってもらいたいという自己承認欲求を満たすための目標設定をしてきました。


ただ、自己承認欲求を満たすための目標を達成しても、その先にはなんだかんだ満たされていない自分がいる、ということを今までの人生で身をもって体験してきた気がします。


なので、これも長い間悩んできて自分なりにたどり着いた答えですが、これからは、他の人にすごいと思ってもらうことを追い求めるのではなく、他の人にありがとうと思ってもらえることを追い求める人生を歩みたいなと思っております。


今の自分の目標は、
経済や投資という自分の好きなことを極め、それに没頭しながら、資本市場を通じて世の中に貢献する
ことです。


最初は流通市場での投資をしていくことになると思いますが、将来的には何か新しいことを始めようとしている人を資本の面で応援するようなこともしていきたいと思っております。


少し話はそれますが、

大学卒業後、社会に出ていろんな人と出会いましたが、やりがいをもって仕事に取り組んでいる人って、当時の自分自身も含めてほんとに少ないなと思いました。


自分自身も長い間色々と悩みながら、
「自分の好きなことに没頭し、それを通して社会に貢献する」
という今のスタイルにたどり着きました。


好きなことで収入を得るためには時間がかかると思うので、
経済的に自立していると始めやすいと思います。


悶々としている当時、米国株ブログに出会い経済的自由への第一歩を歩み始めた自分自身と同じように、
このブログが皆さんの「経済的自由」のために少しでもお役に立てるブログになればいいなと思っておりますし、
好きなことを通して社会に貢献している人がもっともっと増えればいいなと思います。
(自分もまだまだ修行の身ですが)

今後も、勉強を重ね、質の高い情報を発信していくよう頑張りますので、何卒よろしくお願いいたします!

以上

りろんかぶお

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[ 2019/10/09 11:28 ] 2.プロフィール | TB(-) | CM(3)

りろんかぶおポートフォリオ(2019年9月末時点)



1. りろんかぶおの基本投資方針

りろんかぶおの基本投資方針は以下3つです!

1. 今後も人々の生活に不可欠な業界で、確固とした競争優位性を持っている企業

2. DCF法にて計算した理論株価と比較して割安な企業

3. 株主還元を重視する会社(連続増配銘柄、自社株買いをコンスタントに行っている会社、等)


いろいろ勉強していくうちに微修正していくかもしれませんが、
大まかには変わらないと思います。


2. りろんかぶおのポートフォリオ

りろんかぶおポートフォリオ(2019年9月30日時点)

(2019年7月~9月売買銘柄)

WFC:取得株数222株、取得単価44.94ドル
RDS.B:取得株数182株、取得単価54.91ドル
JPM:取得株数93株、取得単価106.25ドル
WBA:取得株数368株、取得単価54.49ドル
PFE:取得株数294株、取得単価34.00ドル
JNJ:取得株数80株、取得単価127.00ドル

GE:売却株数3730株(全売却)、売却単価10.68ドル
GS:売却株数26株(全売却)、売却単価218.09ドル


3. りろんかぶお vs S&P 500

<平均年率リターン>
りろんかぶお:15.65%
S&P500(配当込):11.72%

<前提条件>
計算方法:投資期間のキャッシュフローをIRRベースで計算
投資期間:2015年9月29日(投資開始日)~2019年9月30日
配当込・手数料込・税引後

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

以上

りろんかぶお

今後も皆様にとって有意義な情報をお届けできるよう精進致します!
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[ 2019/10/02 10:43 ] 3.著者ポートフォリオ | TB(-) | CM(0)
プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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