<りろんかぶおコメント>・GEの主力ビジネスだった電力タービン事業がREの台頭によりかなり厳しい状況で、事業縮小を決めているGE Capitalがいまだにお荷物状態だが、航空機エンジンとヘルスケアは好調。
・特に航空機エンジンに関しては、今後も航空機需要が伸びていくことが予想される中かなり有望なビジネス。かつ、航空機のように巨大かつ空を飛ぶ乗り物における命ともいえるエンジンに関しては、今までの実績が最も他社との差別化要因になるため、今後も競争力を保ち続けることが予想される。
・他事業が足を引っ張り、株価が大暴落中なるもAviationビジネスがある限り、GEは磨けば光るダイヤの原石か?
<理論株価>10.37ドル(2017年12月31日時点)
※1 直近5年間のフリーキャッシュフローの平均が今後半永久的に続くと仮定し、Discounted Cash Flow(DCF)法で計算。
※2 DCF法の概要は
こちらご参照。
NYダウ銘柄理論株価一覧は
こちらご参照ください!
<セグメント毎ビジネスモデル>1. Power
ガスタービン発電機、蒸気発電システム、配電関連設備の販売及び関連サービスの提供。
2. Renewable Energy
・陸上及び洋上風力発電の風力タービン・ブレードの販売及び関連サービスの提供。
・水力発電設備の設計、危機調達、建設、試運転、
3. Oil & Gas
・陸上及び海底の油田開発に関わる全て(油田の評価、掘削、生産、閉鎖まで)の設備販売及びサービス提供。
・油ガス田開発に関わる、ガスタービン発電機やコンプレッサー、駆動装置などの販売。
・Oil & Gas,発電所、航空などの分野における、危機のメンテナンス、制御、監視などに関するデジタルサービスの提供。
4. Aviation
・民間航空機用のジェットエンジン及びプロペラ機用エンジン、軍事用航空機やヘリコプター、軍艦等向けのジェットエンジンの販売及びメンテナンスサービス。
・民間用及び軍事用航空機向けの、電力システム、操業効率化システムなどのシステム提供。
その他GE傘下企業(Concept Laser、Arcam EBM, 、AP&C、AddWorksTM、GeonX等)を通じた付随サービスの提供。
・機器販売よりもサービスで稼ぐビジネスモデル。
5. Healthcare
・画像診断機器(X線、MR等)、臨床システム(超音波、心電図、骨密度測定等)の機器販売及びメンテナンスサービスの提供。
・新薬開発の為の機器販売及びサービス提供。
・医療の品質向上及びコスト低減などの為のデジタルサービス(クラウド、AI等)の提供。
6. Transportation
・高馬力のディーゼル電気機関の販売及び操業効率向上のためのデジタルサービス、鉱山機械の販売、掘削装置向けのディーゼルエンジンの販売。
7. Lighting
LED照明器具、省電力システムの販売。
8. Capital
上述7セグメントにおけるファイナンス(融資や保険等)サービスの提供。
<決算情報>・売上は122,092百万ドルと前年対比1%減少、2016年に家電ビジネス等の売却で一時的な収益があったことと、GE Capitalでの減損が主な原因。
・純利益は▲6,222百万ドルで前年対比176%減、赤字転落。GE Capitalの保険ビジネスで6,200百万ドル規模の減損が発生、更に再生可能エネルギ―の台頭で営業利益が45%減少したことが主因。
<財務情報>








以上
りろんかぶお
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