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1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2021/9/22)

FRB パウエル


<2021年9月22日FOMC 5つのポイント>

1.金利及び資産購入方針は現状維持。

2.雇用に関して、デルタ株感染拡大で8月はレジャーやサービス業での雇用回復が鈍化。但し、デルタ株が落ち着けば再び急速な雇用の回復を見せると考えている。

3.インフレ率はかなり高く今後もその状態が続く見込み。供給ボトルネックは想定以上に長期化しているが、次第に改善しインフレ率も落ち着くと考えている。

4.テーパリングへの条件は整いつつあり、このまま進展すればすぐにでもテーパリング実施の判断をするだろう。テーパリングの完了時期についても議論を始めており、今のところ来年中旬ごろが適当と考えている。但し、テーパリングの完了時期がそのまま利上げ開始時期というわけではなく、利上げ開始にはさらに厳しいテストをクリアする必要がある。

5.以下はFOMCメンバーの各指標の予測

Projection_20210924.png
利上げ_20210924

<著者コメント>

・8月の新規雇用者数は確かに鈍化したけど、デルタ株の影響によるレジャーとサービス業がメイン。これはデルタ株の落ち着きと共に雇用は急速に改善するはずなので、予定通り年内にテーパリング開始しますよということですね。

・更に、今回は初めてテーパリングのペースについても言及。来年中旬ごろまでに完了と。サプライズが起こらないように、情報を前広に小出しにしていくコミュニケーションの取り方は見事です。

・インフレに関しては、供給ボトルネックは予想以上に長期化しているようですね。これが前回の予測よりもインフレを上方修正している理由。

・あとは、来年利上げを予想する人が二人増えましたね。まあ、来年後半に利上げでしょうね。

<FRBバランスシート推移>
BS_20210924.png

出典:FRB

※単位は百万ドル(8M百万ドルは100円/ドル換算で800兆円)

以上

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。


[ 2021/09/24 12:00 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

ジャクソンホール パウエル議長講演で思ったこと。

イメージ_20210830


2021年8月27日にジャクソンホールにてFRBパウエル議長が講演を行いましたので要点を以下まとめます。
注目されたテーパリング(FRBによる資産購入の減少開始)時期は「年内が適切」との見方を示しました。

1.コロナによる米国経済の影響

・コロナパンデミックによる景気後退で、2か月のうちに約3000万人が失業

・GDP減少幅は、1929年の世界大恐慌時の2倍

・しかし、経済回復も想定以上で、GDPはコロナ前の水準をわずか4四半期で回復

2.雇用

・景気後退による失業は、主にサービスセクターの低賃金労働者、黒人、ヒスパニックに顕著

・コロナ化で消費が旅行やレジャーなどのサービスからモノへシフトしたことも要因

・現在に至っても、既にコロナ前を回復しているGDPの中で、サービス消費は以前コロナ前を7%下回る

・一方で雇用の今後は明るい

・新規雇用者数は堅調に増加傾向にあり、過去3か月の平均は83.2万人で、その内、約80万人がサービスセクター

・失業率は5.4%でコロナ以降では最低水準だが以前高い

・ワクチン普及、学校再開、失業特別手当の終了、等の要因で失業者を仕事に戻らせるだろう。

3.インフレ

・コロナ禍で国民の多くがサービス消費からモノ消費にシフト

・モノ需要ブームと急速かつ力強い経済再開が供給不足を招きインフレを押し上げ

・7月までの過去12か月のCPIとPCEによるインフレ率はそれぞれ4.2%と3.6%で、目標の2%を越える水準

・この水準は確かに懸念だが、いくつかの要因がこのインフレは一時的と示唆している

・高いインフレは、これまでのところ一部の製品のみにみられる

・耐久財がインフレを1%、エネルギー価格が0.8%も押し上げている。しかし過去の経験から言ってこれらのインフレは一時的だ

・かつ、12か月間のインフレ率は、コロナショック時の物価下落を取り込まずリバウンドのみを含む。これも時間の経過でインフレ率は自然と落ち着くことを示唆

・耐久財を除き、インフレ計算期間をコロナ前に引き延ばすという調整をした時、およそ目標の2%に近くなる

・過去25年間、耐久財価格は年平均で-1.9%減少している。このことからも耐久財のインフレが今後も続くとは考えにくい

・1990年代以降、先進国でのインフレは好景気時でも2%を下回っている

・これは、テクノロジー、グローバリゼーション、人口統計学的要因、等が要因

・これらの要因は今後もインフレ圧力となり続けるだろう

4.賃金

・賃金上昇が生産性や物価インフレを越えて上昇すると、企業は賃金上昇を物価に転嫁し、賃金と物価上昇のスパイラルに陥る

・但し、現時点では賃金上昇に関してそのような脅威は観測されない

5.金融政策

・金融政策については、雇用最大化と物価安定目標に著しい進捗が見られるまでFRBによる資産購入を続けるとしていた

・インフレに関しては著しい進捗が見られた

・雇用最大化に関しても明確な進捗が見られている

・ベースラインの予測は、インフレ率は平均2%の目標に戻っていき、雇用は最大雇用に向けて進捗を続ける、というもの

・経済がこのまま回復すれば、資産購入額の減少は今年中に開始するのが適切だろう

・一方、資産購入額減少のタイミングと減額幅は、利上げタイミングを示唆するものではない

・利上げについては、更に厳しいテストをクリアする必要がある

<コメント>

・テーパリング時期は想定通り。マーケットも好感し上昇。

・今回の講演では特にインフレ部分について念入りに説明があった印象。

・インフレは今は高いけど、それは複数の特殊要因によるもので、長い目で見れば落ち着いていくということを淡々と説明。

・更に、過去のケースでは、このような一時的なインフレ上昇圧力に対処しようと、金融引き締めを早まったりして、結果的に雇用回復の遅延や長期的なインフレ低下を招いたことも説明。

・パウエル議長の対応は、今までのFRBがやってきた教訓を生かしたものであり、今回のコロナからの景気回復は、これまでの景気回復局面よりも良好に進むかもと思わせました。

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[ 2021/08/30 19:00 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2021/7/28)

FRB パウエル


<2021年7月28日FOMC 5つのポイント>

1.金利及び資産購入方針は現状維持。

2.ワクチン普及で経済は力強く回復中。住宅需要や事業投資は強く、自動車業界などでは供給不足も。

3.雇用は継続して改善。6月失業率は5.9%。ウイルスへの脅威、追加失業保険が取り除かれれば、雇用は更に改善するだろう。

4.インフレ率はかなり高く、今後も上昇するだろう。供給ボトルネックは想定以上だが、次第に改善しインフレ率も落ち着くと考えている。

5.テーパリング時期はかねてから、経済状況に「substantial further progress」が認められた時としており、現在の経済は引き続きそのような状態に向かっているとの認識。今後のFOMCでも議論を継続しデータに基づいてタイミングを決めたい。

<著者コメント>

・今回はNo news。

・注目のテーパリングに関しては、その時期が近づいていることは示唆。

・ワクチン接種のスローダウンと、デルタ株の万円に懸念を示すも、大きな懸念材料と考えてはいないようで、引き続きワクチンの有効性と接種を呼びかけ。

<FRBバランスシート推移>

FRB BS_20210729
出典:FRB

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[ 2021/07/29 12:03 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2021/6/17)

FRB パウエル


<2021年6月17日FOMC 5つのポイント>

1.金利及び資産購入方針は現状維持。

2.ワクチン普及により経済は力強く回復中で今年のGDP成長率は7%に引き上げ。雇用も改善しており、今年末には失業率4.5%、2023年末には3.5%にまで下がると予測(長期目標は4.0%)。

3.インフレ率は供給がボトルネックになっており想定以上に高い。長期平均2%のインフレ目標を越えそうなシグナルがあれば方針変更の可能性あり。

4.資産購入のテーパリングについては議論を開始することについての議論を行った。経済状況の改善がさらに進捗すれば、将来のFOMCでテーパリングについての検討を開始する可能性はある。

5.FRBメンバー及び連銀総裁の経済予測平均値は以下

経済予測_20210617
どっとチャート_20210617
出典:FRB
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20210616.pdf

<著者コメント>

・強すぎる米国経済と、安心安全のパウエル議長を再確認。

・注目のテーパリングに関しては、「議論を開始することについての議論を行った(talking about talking about)」との発言あり。ちょっとずつ小出しにしてマーケットをびっくりさせないようにさせる作戦は見事に的中(S&P500は終値-0.54%にとどまる)。

・今回のFRBのやり方を見ても、前回(リーマンショック後のテーパリング)の反省から、しっかりと入念に市場とコミュニケーションをとっていく方針も確認でき、テーパリングに関してあまりひやひやする必要ないのでは?と思わせた。

・経済予測を見ると2022年及び2023年の利上げの支持者が増えていることも注目。インフレがFRBの想定以上という発言もあり、この調子で強いインフレ率が出続ければ、テーパリングをこなした後は利上げについての議論も開始される可能性あり。

<FRBバランスシート推移>

BS_20210617.png
出典:FRB

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[ 2021/06/17 11:34 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2021/1/27)

FRB パウエル


<2021年1月27日FOMC 5つのポイント>

1.新型コロナ感染再拡大が経済活動と雇用創出に重くのしかかっている。失業率の改善は弱まり(12月失業率は6.7%)、インフレも停滞。対照的に、低金利下で住宅需要は伸びた。

2.一方で、今後のワクチン普及により我々はパンデミックを克服し、今年後半には通常の経済活動に戻るだろう。

3.FRBは雇用最大化を至上目標とし、以前から明言している通りインフレ目標を”長期平均”で2%とする。昨今の低インフレを踏まえ、当面は2%を越える水準を目指す。

4.金利は上記目標達成までは0.00%~0.25%据え置き。

5.資産購入に関しても雇用最大化と物価安定の向け、毎月少なくとも国債$80bil、住宅ローン担保証券$40bilを買増す方針を継続。

<著者コメント>

・足元のコロナ感染状況が厳しいことには言及しつつも、ワクチン普及で年後半の経済については楽観的であることを示唆。

・金利や資産買入の金融政策は継続で、特筆すべき事項はなし。」

<FRBバランスシート推移>

FRB BS_20210128
出典:FRB

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[ 2021/01/28 11:28 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2020/12/16)

FRB パウエル


<2020年12月16日FOMC 5つのポイント>

1.経済は回復を見せるも直近回復ペースは減速気味で特にサービス業が弱い。失業率は依然6.7%(11月時点)。

2.ワクチン緊急承認はGood Newsだが、接種可能時期、大量生産・配送の実現可能性、異人種への有効性などには懸念が残り、感染状況に関しては今後数か月は厳しい状況が続くだろう。

3.政策金利は、雇用最大化及びインフレ率2%超達成まで0.00%~0.25%据え置き。

4.資産購入に関しては、毎月少なくとも国債$80bil、住宅ローン担保証券$40bilを買増す方針。

5.FRBメンバー及び連銀総裁の経済予測平均値は以下

2020202120222023長期
GDP成長率
(前回)
-2.4%
(-3.7%)
4.2%
(-4%)
3.2%
(3%)
2.4%
(2.5%)
1.8%
(1.9%)
失業率
(前回)
6.7%
(7.6%)
5.0%
(5.5%)
4.2%
(4.6%)
3.7%
(4.0%)
4.1%
(4.1%)
インフレ率
(前回)
1.2%
(1.2%)
1.8%
(1.7%)
1.9%
(1.8%)
2.0%
(2.0%)
2.0%
(2.0%)
政策金利
(前回)
0.1%
(0.1%)
0.1%
(0.1%)
0.1%
(0.1%)
0.1%
(0.1%)
2.5%
(2.5%)

<著者コメント>

・今回の新しい点は、資産購入額を明記したこと。やや緩和方向。

・経済予測に関して全体的に上方修正しており特に、GDP成長率、失業率に関しては改善幅が大きい。

・米国では足元毎日20万人以上の新規コロナ感染者が出ており深刻な状況ですが、中長期的に見れば今後の経済は楽観視してもよさそうですね。

<FRBバランスシート推移>

FRB BS_20201217

出典:FRB

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[ 2020/12/17 10:37 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2020/11/5)

FRB パウエル


<2020年11月5日FOMC 5つのポイント>

1.経済は3Qに力強い回復を見せたが、直近は回復速度がゆるやか。

2.最大2200万人いた失業者の半分は復職するも失業率は依然7.9%(9月時点)で高い水準。

3.直近のコロナ感染者急増は大きな懸念。このパンデミック下では全国民が適切な対応を心掛ける必要あり。

4.政策金利は、雇用最大化及びインフレ率2%超達成まで0.00%~0.25%据え置き。

5.資産購入や信用供与プログラムなどはコロナ危機終息まで継続予定。

<著者コメント>

・今回は特に目新しいことなし。

<FRBバランスシート推移>

FRB BS_20201106

出典:FRB

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[ 2020/11/06 10:46 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2020/9/16)

FRB パウエル


<2020年9月16日FOMC 5つのポイント>

1.経済の回復は当初想定よりも早い。最大2200万人いた失業者の半分は復職。

2.インフレ率は長期平均2%が効果的と考えており、現在の低インフレを踏まえ、しばらくの間2%をやや上回る水準を目指す。

3.政策金利は、雇用最大化及びインフレ率2%超達成(2023年を想定)まで0.00%~0.25%据え置き。

4.資産購入や信用供与プログラムなどはコロナ危機終息まで継続予定。

5.FRBメンバー及び連銀総裁の経済予測平均値は以下

2020202120222023長期
GDP成長率-3.7%4.0%3.0%2.5%1.9%
失業率7.6%5.5%4.6%4.0%4.1%
インフレ率1.2%1.7%1.8%2.0%2.0%
政策金利0.1%0.1%0.1%0.1%2.5%

<著者コメント>

・今回の最大のポイントは、ゼロ金利政策継続を元々の2022年から2023年まで延ばした点。より緩和的な姿勢を示した。

・また、8月のジャクソンホール会議で言及あった通り、インフレ目標は”長期平均”で2%を目指すと改めて強調。(つまり、インフレ率2%に達しても急いで利上げしませんよ、ということ)

・緩和的な姿勢の反面、経済の回復が想定以上に速いことはFRBも認めており、「低金利長期継続」と「経済回復」でどちらも好材料。

<FRBバランスシート推移>

FRB BS_20200917

出典:FRB

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[ 2020/09/17 11:01 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~4つのポイント~(2020/7/29)

FRB パウエル


<2020年7月29日FOMC 4つのポイント>

1.金利は当面据え置き(0~0.25%)

2.資産購入ペースは現状維持、その他貸付プログラムも少なくとも今年末までの継続を決定

3.6月中旬以降新規コロナ感染者は再び急増。その結果、消費は再び落ち込み、雇用増加ペースも鈍化

4.今回の景気停滞は我々の人生史上最も酷く、FRBによる金融政策のみならず政府による財政政策も重要

<著者コメント>

・S&P500が年初来の水準を既に回復しているのとは対照的に、FRBとしては新型コロナが経済につけた傷跡はかなり深い上に、回復にはまだ時間がかかるとの見解であったことが印象的。

・パウエル議長は、人々が経済活動を行う上で自身の安全に自信を持てるまでは経済も回復しないだろうと述べており、やはりキーはワクチンの量産であることを再確認。

・FRBによる資産購入ペースは現状維持と言っているものの、以下FRBバランスシート推移をみると6月中旬以降徐々にではあるが減少傾向。株式や金価格などの資産価格が暴騰しており、資金供給は既に十分であると判断し、さらなる資金供給は抑制気味ということか。

<FRBバランスシート推移>

FRBBS_20200730.png

出典:FRB

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[ 2020/07/30 11:24 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

1分で分かるFOMC超概略~5つのポイント~(2020/6/10)

FRB パウエル


<2020年6月10日FOMC 5つのポイント>

1.金利は当面据え置き(0~0.25%)

2.資産購入による資金供給は今後数か月は今のペースを維持

3.メーンストリート貸付プログラム(金融機関の中小企業向融資をFRBが買い取るもの)は当面継続

4.イールドカーブコントロールは議論中

5.FRBメンバー及び連銀総裁の経済予測平均値は以下

202020212022
GDP成長率-6.5%5.0%3.5%
失業率9.3%6.5%5.5%
インフレ率0.8%1.6%1.7%
政策金利0.1%0.1%0.1%


<著者一言コメント>

・経済予測にある通り、FRBは2022年末までのゼロ金利継続を考えていることに強い危機感を感じてることが読み取れます。

・資産購入ペースは以下FRBバランスシート推移にある通り減速気味ではあるも、3月以降爆発的な資金供給をしたことが読み取れます。これが現在の株高の大きな要因ですね。

<FRBバランスシート推移>

FRB BS
出典:FRB

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[ 2020/06/11 12:00 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

FOMC声明全訳(2017年12月13日)

2017年12月13日にFOMC(Federal Open Market Committee=連邦公開市場委員会)の声明文が公表されましたので全訳を下記します。

ちなみにFOMCとは、アメリカの金融政策を決定する会合のことで、日本でいう「日銀金融政策決定会合」に当たります。
年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

~FOMC声明 2017年12月13日~

1. ポイント

・労働市場は引き続き上向き、経済活動も堅調に上昇を続けている

・足元のインフレ率は依然として軟調なるも、中期的には目標の2%付近に安定させられると予想する。

・現在の状況を鑑みて、政策金利目標は1.25%〜1.50%に引き上げることを決定。(変更前は1.00%~1.25%)

2. 全文和訳

11月に開催された前回FOMC以降も、労働市場は引き続き上向き、経済活動も堅調に上昇を続けている。ハリケーンの影響を平均化すると、雇用は堅調に推移し、失業率はさらに低下した。家計支出は緩やかに拡大し、直近四半期の設備投資の伸びが加速している。 12ヵ月ベースで、全体のインフレ率と食料とエネルギー以外の項目のインフレ率は低迷し、2%を下回っている。ブレークイーブンインフレ率は低いままで、長期的なインフレ期待も結局ほとんど変わらない。

その法的義務に沿って、FOMCは最大限の雇用と物価安定を促進することを目指す。巨大ハリケーンによる混乱と再建は、最近数ヶ月間の経済活動、雇用、インフレに影響を及ぼしたが、国家経済の見通しを大きく変えていない。結論として、委員会は、金融政策を段階的に調整しながらも、経済活動が緩やかに拡大し、労働市場が更に強化されると予想している。 12ヶ月ベースのインフレ率は、短期的には2%を若干下回るものの、中期的には目標の2%程度に安定させられると予想する。経済見通しに対する短期的なリスクは概ねバランスが取れているように見えるが、委員会はインフレの動きを注意深く監視する。

今までの労働市場とインフレ率及びその予想を考慮して、FOMCは政策金利目標を1.25%~1.50%に引き上げることとした。金融政策の姿勢は依然緩和的であり、労働市場の状況の一層の強化とインフレ率2%への回復を支えている。

政策金利目標の調整タイミングと規模を決定する際、委員会は、最大雇用と2%のインフレという目標に関連するそれまでの経済状況及びその予想を評価する。この評価では、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、財政的および国際的動向に関する指標など、幅広い情報を考慮に入れる。委員会は、実際のインフレと予想インフレの動き目標インフレ率と比較して慎重に監視する。委員会は、連邦政府の金利の段階的な上昇を保証するような経済状況が進展すると予想している。FOMCは経済状況が、金利の段階的な上昇を後押しするように進展すると予想している(一方で、政策金利は長期的に、予想される水準を下回る可能性はある)。しかし、実際の政策金利の将来推移は、データに基づいた経済見通しに依存することになる。

(訳終わり)

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

以上

りろんかぶお

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[ 2017/12/14 23:35 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

FOMC声明全訳(2017年11月1日)

2017年11月1日にFOMC(Federal Open Market Committee=連邦公開市場委員会)の声明文が公表されましたので全訳を下記します。

ちなみにFOMCとは、アメリカの金融政策を決定する会合のことで、日本でいう「日銀金融政策決定会合」に当たります。
年に8回開催され、現在の景況判断と政策金利の上げ下げなどの方針が発表されます。その結果が市場の予想とは違った場合には、株式市場や為替レートが大きく変動することがあり、世界の金融マーケットにも大きな影響を及ぼします。

~FOMC声明 2017年11月1日~
1. ポイント

・巨大ハリケーンの混乱にも関わらず、労働市場及び経済は引き続き堅調な伸びを示す。

・足元のインフレ率は依然として軟調なるも、中期的には目標の2%付近に安定させられると予想する。

・現在の状況を鑑みて、政策金利目標は1.00%〜1.25%を維持することを決定。

2. 全文和訳

9月開催のFOMC以降、労働市場は引き続き力強く、巨大ハリケーンの混乱にもかかわらず経済活動が堅調に伸びていることが示された。9月のハリケーンは雇用者数を減少させたものの、失業率はさらに低下した。家計支出は緩やかに拡大しており、直近の四半期では設備投資の伸びが加速している。ガソリン価格はハリケーンの余波の後に上昇し、9月の全体的なインフレを押し上げたが、食品やエネルギー以外の項目のインフレ率は依然として軟調だった。 12ヵ月ベースでは、インフレ率は減少し、2%を下回っている。ブレークイーブンインフレ率は低いままで、長期的なインフレ期待も結局ほとんど変わらない。

法的義務に則った形で、FOMCは最大限の雇用と物価安定の促進を目指す。ハリケーン関連の混乱と再建は、短期的に経済活動、雇用、インフレに影響を及ぼし続けるだろうが、過去の経験から、ハリケーンが中期的には経済へインパクトを与える可能性は低いことが示唆される。結論として、委員会は、金融政策を段階的に調整しながらも、経済活動が緩やかに拡大し、労働市場が更に強化されると予想している。 12ヶ月ベースのインフレ率は、短期的には2%を若干下回るものの、中期的には目標の2%程度に安定させられると予想する。経済見通しに対する短期的なリスクは概ねバランスが取れているように見えるが、委員会はインフレの動きを注意深く監視する。

今までの労働市場とインフレ率及びその予想を考慮して、委員会は、1.00%〜1.25%の政策金利目標を維持することにした。金融政策の姿勢は依然緩和的であり、労働市場の状況の一層の強化とインフレ率2%への回復を支えている。

政策金利目標の調整タイミングと規模を決定する際、委員会は、最大雇用と2%のインフレという目標に関連するそれまでの経済状況及びその予想を評価する。この評価では、労働市場の状況、インフレ圧力とインフレ期待、財政的および国際的動向に関する指標など、幅広い情報を考慮に入れる。委員会は、インフレ目標と比較して、実際のインフレと予想インフレの動きを慎重に監視する。FOMCは経済状況が、金利の段階的な上昇を後押しするように進展すると予想している(一方で、政策金利は長期的に予想される水準を下回る可能性はある)。しかし、実際の政策金利の将来推移は、データに基づいた経済見通しに依存することになる。

2017年10月に開始されたバランスシートの正常化プログラムが進められている。

(訳終わり)

NYダウ銘柄理論株価一覧はこちらご参照ください!

以上

りろんかぶお

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※当ブログで紹介する理論株価は、いくつかの前提条件をりろんかぶおが独自に設定している為、その前提条件次第では計算結果が異なってきます。また当ブログは、投資に関する情報を掲載していますが、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。また、読者が当ブログの情報を用いて行う投資判断の一切について責任を負うものではありません。




[ 2017/11/04 10:59 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)

FRBの利上げペースは遅すぎる?慎重すぎるFRBに迫る影

イエレン議長


こんにちは!
バフェット部のりろんかぶおです!

今回は、米国の政策金利について過去のデータを振り替えりながら見ていきましょう。

りろんかぶおとしては、FRBの金利政策は少々慎重すぎて、
大規模な金融危機が起こった時に対処できないのでは?と心配しております。

この懸念についても以下で見ていきます。

目次
1. 政策金利と株価の関係
2. FRBの金融政策と懸念
3. NYダウ銘柄理論株価一覧






1. 政策金利と株価の関係


理論的には、金利が上がると株価は下がり、
金利が下がると株価は上がる傾向にあります。

金利が上がると、企業の資金調達コストが増えるのでその分収益が圧迫されます。
株価とは理論的には企業の将来のキャッシュフローを現在の価値に割り引いた数字ですので、
金利が上がることが発表されると株価は下がります。

逆もしかりです。つまり景気が低迷している時に、
金利の下げ幅が大きければ大きいほど景気のカンフル剤としての効果は大きくなります。


2. FRBの金融政策と懸念


米国政策金利とS&P500 の推移の関係性を見ていきましょう。
SP500 vs 米国政策金利

ITバブルやリーマンショックなどの不況直後には、
景気を刺激するために金利を下げており、景気が回復し株価が上昇してくると
景気の過熱感を抑えるために金利を上げておりますね。

更にリーマンショック以降では、米国で初めて量的緩和も行っております。
FRBの国債大量購入を通して市場にお金を大量に注入することで景気を刺激するものです。

しかし問題は、S&P500 の株価推移を見てもわかる通り、ここまで米国経済が順調に回復していく中で、
FRBがようやく利上げに踏み切ったのが2015年末、資産規模縮小(量的緩和の逆)は今年の10月からです。

ITバブル崩壊後の金融政策を見ると、かなり早い段階で利上げに踏み切っていますから、
今回のゼロ金利政策期間はやはり歴史的に見てもかなり長かったといえるでしょう。
しかも現段階においても金利水準は1~1.25%とかなりの低水準です。

FRBがここまで慎重なのは、インフレ率が思うように上がってこなかったことが理由の一つといわれておりますが、
それにしても慎重すぎると思うのです。

なぜかというと、例えば今大不況を引き起こすような○○ショックが起こった時に、
FRBはそれに立ち向かうための武器(利下げと量的緩和の余地)をほとんど持っていないからです。

多方面で過熱状態にあるといわれる米国の株式市場は、いつ大暴落が来てもおかしくないといわれています。
そんな状況下、要のFRBが危機に対応する術を持たないという状況は危険すぎると思いませんか?

こちらの記事もご参照。
果たして米国株は割高なのか?~NYダウの理論株価の観点から~

そんな中、FRB理事のイエレン氏の任期が2018年2月に満了します。
次期理事候補は以下5人です。

・イエレン議長の再任
・コーン国家経済会議(NEC)委員長
・パウエルFRB理事
・ウォーシュ元FRB理事
・テーラー元財務次官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-06/OXCCIR6TTDS001

この中で、現在最も有力といわれているのがウォーシュ元FRB理事
更にウォーシュ氏は5人の候補者の中で利上げに対して最も積極的です。

今後の金融政策を左右する次期FRB議長が誰になるかは超重要ですので、
注意深く見ておきましょう!


以上

りろんかぶお

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[ 2017/10/16 13:29 ] 19.FRB | TB(-) | CM(0)
プロフィール

りろんかぶお

Author:りろんかぶお
【名前】:りろんかぶお
【生年】:1987年
【出身】:千葉
【性格】:感情の起伏ゼロ。声低め。
【学歴】:東京大学大学院卒
【職業】:現在はセミリタイアし専業投資家。元総合商社勤務(M&A等)
【資格】:証券アナリスト
【趣味】:投資・麻雀・ランニング
【目標】:資本を通じて社会に貢献すること


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